幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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今回いよいよ諏訪大戦。
ゆっくりご覧下さい。


第十六話 大惨事大戦

 

side絶影

 

 

現在場所は諏訪の国の一キロメートル先。

 

 

さあ、おいでなすった。

 

 

『諏訪子、大丈夫か?』

 

 

諏訪子「うん、もう覚悟は出来てる。」

 

 

使者「貴様らが諏訪の者か?」

 

 

何だあの態度、ぶっ飛ばすの確定だな。

 

 

諏訪子「ああそうさ。」

 

 

使者「で?降伏するのだろう?」

 

 

諏訪子「いいや、しない。私は戦う!」

 

 

使者「なら、戦争ですね。無駄なあがきを・・・ そう伝えてきますよ。」

 

 

『その必要はない。』

 

 

使者「何故です?妖怪。」

 

 

『それはな、俺らが突っ込むからだ!』

 

 

俺は使者を吹き飛ばす。

 

 

『行くぞてめえら!神は死んでも復活する!大和にな!』

 

 

四凶「おう!!」

 

 

『これよりは地獄だ!覚悟はいいな?』

 

 

侵二「当然です。」

 

 

壊夢「待ちわびたぜよ!」

 

 

風魔「勿論だ!」

 

 

幻夜「本気出すぜ!」

 

 

『よろしい。ならば戦争だ。』

 

 

bgm 凛として咲く花の如く

 

 

 

『見つけたぞ!大和の神共!』

 

 

神1「何だ貴様ら!」

 

 

『我々は諏訪の代理人、我らの仕事は諏訪に攻めてくる愚者を、形残らず絶滅させる事!と、言うわけで消えろ!』

 

 

俺は近くにいた神を縦に真っ二つにする。

 

 

『さあ、やれ!てめえら!』

 

 

sideout

 

 

 

 

side幻夜

 

 

「さ~て。殺していいんだよね。」

 

 

僕の能力は地味に見えるけど、こうやって。

 

 

神2「死ね!」

 

 

「危ないなあ~パチンっと。」

 

 

指を鳴らすだけで脳内を殺せる。

 

 

神3「何をしやがった!」

 

 

答える義理はないので爪で切り裂く、え?物理攻撃出来たのかって?できるよ。

 

 

「僕、最近つまらなかったんだ。だから・・・」

 

 

「楽しませてくれよぉ?」

 

 

sideout

 

 

 

side風魔

 

 

幻夜が暴れだした。ああなると手がつけられない。・・・おっと、今は楽しまないと。

 

 

神4「囲め!一斉にやるぞ!」

 

 

馬鹿め、私の能力は広範囲用だというのに。

 

 

私は津波を出し、周りを呑み込ませる。

 

 

悲鳴が聞こえるが知らない。どうせ生き返るのだ。ついでに頭も冷やしておけ。

 

 

「さあ、もっと来いよ、その程度か?阿呆共。」

 

 

さて、次はどうしようか。

 

 

sideout

 

 

side壊夢

 

 

「誰か力自慢はおらんぜよか?」

 

 

全く、さっきから来る奴は一発で地面にめり込むぜよ。

 

 

神5「俺が相手だ!」

 

 

「しっかり耐えるんぜよよ?」

 

 

相手は拳を振りかぶる。遅すぎぜよ。

 

 

「ふんっ」

 

 

一撃で吹き飛ぶ。全く、とんだ雑魚ぜよ。

 

 

「他にはおらんぜよか?」

 

 

周りがどよめいている。あれだけでぜよか?

 

 

「来ないなら、全員吹き飛ばすだけぜよ。」

 

 

拳を地面に叩きつける。地面が隆起し、立っていた神々が飛んでいく。

 

 

さて、他の皆はどうなってるぜよかね。

 

 

sideout

 

 

side侵二

 

 

おや?ここが一番神が多いようですね。まあ、どちらにしろ皆殺しですが。

 

 

大体五百万程度でしょうか。敵全体は。こちらは諏訪子殿を国に戻らせたので五人。百万分の一の勢力。・・・大和も名前ばかりですかね。それとも、私たちが強すぎるか。・・・多分後者のほうでしょうね。とりあえず、翼で近くにいた神々を喰らう。龍一曰く、神喰らいと言う行為らしいのですが、関係ないですね。喰うと終わりなので。

 

 

「しっかりしてくださいよ?唯の国の妖怪でしょう?」

 

 

神6「お前らは妖怪じゃねえ!化け物だ!」

 

 

一人が切りかかってくる。無謀でしたっけ?このような行為は、勿論、頭から頂きました。

 

 

さあ、主上はどうしていますかね?

 

 

sideout

 

 

 

side絶影

 

 

『ほらほら!もっと大人数で!本気で来いよ!』

 

 

俺は走りながら目の前の奴らを切り伏せる。数が多い。

 

 

『めんどくさい!魔装、アモン!』

 

 

辺り一面を焼き、

 

 

『切り替え!魔装、バアル!』

 

 

雷を落とし、

 

 

『更に切り替え!魔装、フォカロル!』

 

 

竜巻を巻き起こす。

 

 

『あらかた片付いたかな?』

 

 

侵二「主上!」

 

 

壊夢「主!」

 

 

風魔「主上!」

 

 

幻夜「マスター!」

 

 

『お前ら!そっちはどうだ?』

 

 

侵二「片付きました。」

 

 

壊夢「こっちもぜよ。」

 

 

風魔「後は本陣のみだ。」

 

 

幻夜「最後はどうするの~?」

 

 

『全員、武器を出せ。構えろ。』

 

 

四凶「了解!」

 

 

幻夜「どうするの~?」

 

 

『見てろ。魔装、ダンダリオン。』

 

 

『七星・転送方陣(ダンテ・アルタイス)』

 

 

『全員、適当な方向に攻撃しろ。』

 

 

四方から、氷、風、溶岩、雷が飛んでくる。

 

 

『転送!』

 

 

それらを転送し、束ねて本陣に照射。一人だけ此方に連れてくる。

 

 

『属性複合光線(カオス・ライフル)』

 

 

辺り一面が更地になる。生物の気配はない。

 

 

使者「あわわわわ。」

 

 

『おい、』

 

 

使者「ひいっ!」

 

 

『お前の嘗めていた奴らの実力だぞ?感想は?』

 

 

なんか、悪役みたい。

 

 

使者「すみませんでした!」

 

 

『お前が謝っても意味がない。大和のお偉いさんに伝えろ。』

 

 

使者「な、何と?」

 

 

『通達が届き次第、そちらに伺います。とだ。』

 

 

使者「わ、分かりました!」

 

 

『じゃあ行け。』

 

 

使者は逃げるように走っていった。

 

 

『久しぶりに殲滅した。』

 

 

侵二「雑魚でしたが、楽しめましたね。」

 

 

壊夢「確かに、面白かったぜよ。」

 

 

風魔「余裕そうな顔が崩れたのは、爽快感があったな。」

 

 

幻夜「久しぶりに暴れれて楽しかったよ~」

 

 

『次は悪いが待っていてくれ。ちょっとohanashiするんでな。』

 

 

侵二「とりあえず、戻りましょう。」

 

 

・・・化け物一団移動中・・・

 

 

『諏訪子、今戻ったぞ。』

 

 

諏訪子「あんた達、怪我は?」

 

 

一同「無傷」

 

 

諏訪子「・・・本当に凄いよ。ありがとう。」

 

 

『何、俺の本題はこれからだ。』

 

 

諏訪子「何をするんだい?」

 

 

『大惨事大戦だ。』

 

 

おっと、使者が着いたか。

 

 

『悪いが行くわ。侵二、後の説明は頼んだ。』

 

 

侵二「了解です。」

 

 

風魔「気をつけろよ?不要な心配だが。」

 

 

『おうよ、じゃあ、また帰ってくる。』

 

 

・・・絶影移動中・・・

 

 

さて、ここが大和の国か。武装、二丁拳銃。

 

bgm MH ウカムルバス戦 絶対零度

 

 

門番「ひいっ!来たぞ!早く門を閉めろ!」

 

 

使者め、余計なこと話したな。まあいい、元から想定内だ。拳銃を門の間に挟み、こじ開ける。

 

 

『open sesami ご機嫌よう。門番諸君。勤務ご苦労、そしてさようなら。』

 

 

門番を打ち抜き、入る、

 

 

神7「ひいっ!来たぞ!迎え撃て!」

 

 

俺はガンダムヘビーアームズの装甲を装備、全弾掃射する。

 

 

瞬く間に、通路が赤一色に染まる。

 

 

『大和の神はいねえかぁ?』

 

 

部屋の扉を開けて、全弾掃射をする。

 

 

『さあて、他には?』

 

 

須佐之男「何者だ?答えなさい!」

 

 

『ああ、須佐之男じゃねえか。元気だったか?』

 

 

須佐之男「貴方のことなど知りません。」

 

 

『薄情な奴だ。・・・八岐大蛇。』

 

 

須佐之男「・・・!兄上ですか?・・・死んだはずでは?」

 

 

『あれで死ぬかよ。証拠を見せてやる。』

 

 

俺は妖力を神力に変える。

 

 

須佐之男「兄上・・・何故このようなことを?」

 

 

『これが理由だ。』

 

 

須佐之男「これは!姉上が書いたものです。」

 

 

『天照(あまてらす)か?』

 

 

須佐之男「ええ、兄上が死んだと聞いてから、言いつけを破っています。お願いです、言えた身分ではありませんが、姉上を止めて下さい。お願いします!」

 

 

『・・・クシナダ姫は?』

 

 

須佐之男「元気です。」

 

 

『・・・行くぞ。』

 

 

須佐之男「どこにです?」

 

 

『馬鹿、天照のところだ。』

 

 

須佐之男「では!」

 

 

『その前にちょっといいか?』

 

 

・・・最高神説明中・・・

 

 

須佐之男「分かりました。」

 

 

『よし、なら、すぐさま開始だ。』

 

 

sideout

 

 

 

side月読命

 

 

大変なことになった。諏訪の国に五百万人で攻めて、たったの五人に全滅した。更に一人の男が此方に来ているらしい。

 

 

須佐之男「月読命兄様!捕えました!」

 

 

須佐之男が帰ってきた。しかも捕まえてきただと?

 

 

「よくやった。彼ですか?侵入者は。」

 

 

全く、恐ろしい妖怪もいたもんです・・・あれ?どこかで見たような・・・

 

 

天照「妖怪、貴方がやったのですか?」

 

 

『ああ、そうだが』

 

 

天照「妖怪ごときがここにくるなど許されません。」

 

 

『貴女か?諏訪の国に大群を送ったのは。』

 

 

天照「だから何です?たかが一つの国ぐらい。どうなったっていいでしょう?」

 

 

「天照!止めなさい!」

 

 

『そうか・・・ならば、』

 

 

『許さん。』

 

 

思い出した。彼は、兄上だ。

 

 

月読命「・・・龍一兄様?」

 

 

天照「月読命兄さん?何言ってるの?こんな奴が兄上な訳・・・なによ、このふざけた神力。」

 

 

『まだ分からんか。』

 

 

天照「まさか、本当に・・・」

 

 

『そうだったらどうする?』

 

 

天照「何故たかが小さな国や唯の妖怪に味方するのです!」

 

 

『ド 阿 呆!!』

 

 

室内に雷が落ちる。

 

 

天照「ひっ!」

 

 

『貴様らのみでこの世界は成り立ってないわ!バランスを考えろ!大体五百万人が俺たちにやられるなどだらけすぎだ!仕事をしろ!鍛えろ!大国などと調子付きおって!・・・いっそのことここら一帯更地に戻そうかなぁ~』

 

 

天照「すみませんでした!」

 

 

『許してやらんことはない。ただし、条件がある。』

 

 

「条件とは?」

 

 

『一つ目、諏訪の国の洩矢諏訪子と同じ程度の神を連れてきて、二日後、一騎打ちをさせろ。

二つ目、今後一切神だからと偉そうにするな。次してみろ。今度こそ更地にするからな。』

 

 

天照「はっ!はい!」

 

 

『ならいい、通路は掃除しておいた。殺した奴らも復活してるはずだ。二日後全員連れて来い。以上だ。・・・騒いですまなかったな。龍華も連れてきてくれ。じゃあな。』

 

 

龍一兄様は去っていった。

 

 

天照「こ、怖かったー」

 

 

「天照、反省しましたか?」

 

 

天照「はい、須佐之男にも迷惑かけたわね。ごめんなさいね。」

 

 

・・・本当、嵐のような人だ。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

次回へ続く

 





次が本当の諏訪大戦。

次回もお楽しみに。

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