ゆっくりご覧下さい。
side絶影
さて、何とか混沌は倒したが・・・無理だろこれ。
何で踵落としで地面に巨大なクレーターできるの?バカなの?死ぬの?あ、死なねえわ。
そんなことは置いといてだ。どうしたもんかね・・・
sideout
ここからは三人称です。
bgm ガンダムG 我が心 明鏡止水~されどこの掌は烈火の如く
橈杌「次は外さんぜよ!」
『勘弁しろよ、っと!』
橈杌の蹴りを絶影は寸でのところで避ける。
『ええい!』
そのまま、絶影はシャイニングウィザードを繰りだす。
橈杌「ガッ!・・・やるぜよね、アンタ、」
しかし、橈骨は吹き飛ばされたのみ。
『ええ・・・全然効いてねえし・・・』
橈杌「あれぐらいじゃあ倒れんぜよ!」
そう言い、橈杌は今度は殴りかかってくる。
それを絶影は躱し、腕を掴み、背負い投げる。
橈杌「なんぜよ?その技?」
『ケロッとしながら聞くな!ちっとは効け!』
橈杌「不思議なやつぜよ。これは、どうするぜよ?」
『あれ~どっかで見たことがあるような・・・』
橈杌「はぁぁぁぁぁ!」
『やっぱかめ○め波じゃねえか!』
橈杌はかめ○め波・・・もとい気で作ったエネルギー砲を撃つ。
『ああ、もうやけくそだ!【影潜り】!』
そう言い、絶影は影に隠れる。
橈杌「避けられたぜよか・・・だが、見つけたぜよ! 貫け!」
絶影『なっ!くそっ!』
妖力の弾が当たり、絶影の左腕が消し飛ぶ。
橈杌「まだやるぜよか?」
『そりゃ勿論。』
橈杌「なら、これで止めぜよ!」
そう言い、前の数倍のスピードで妖力弾が飛んでくる。
『カハッ!・・・』
そして、絶影の心臓を貫いた。
橈杌「俺の勝ちぜよ。『んなわけねえだろうが。』何!」
『心臓を貫いただけで死ぬわけねえだろうが。』
しかも、絶影には消し飛ばしたはずの左腕がついている。
橈杌「とんでもない化け物ぜよね・・・」
『影妖怪だからな。左腕の生成ぐらい簡単だ。』
橈杌「・・・降参ぜよ。勝てそうにないぜよ。」
『楽しかったぜ。昔を思い出したよ。』
橈杌「他にも同じような奴がいたんぜよか?」
『ああ、鬼子母神って奴がいたな。いい勝負になると思うぜ?』
橈杌「へえ・・・手合わせしてみたいぜよ。」
『まあ、後でゆっくりな。』
橈杌「おう!!次は窮奇ぜよな。」
窮奇「次は私が相手だ。よろしく頼む。」
『こちらこそよろしく。』
窮奇「して、絶影殿。・・・貴殿、かなりの剣術の使い手だな?」
『・・・何故分かった?』
窮奇「雰囲気で分かる。して、一つ頼みがある。」
『何だ?』
窮奇「私とは剣で勝負してもらいたい。その代わり、私は風以外の能力は使わない。」
『・・・いいだろう、俺も自分の能力は使わない。剣についている能力のみで戦おう。』
窮奇「ありがたい。今までの剣士はどれも駄目だったからな。・・・期待するぞ?」
そう言い、窮奇は、風から刀を生み出す。
『どうぞご自由に。』
「『では、・・・』」
「『行くぞ!』」
bgm Fate/Zero Emiya-time alter-
窮奇「せいっ!」
『よっと!』
窮奇「やはりやるな。大体の者は今ので真っ二つだと言うのに。」
『そりゃ弱いわ。これぐらい受けないと、よっ!』
窮奇「おっと!やるな!」
『燕返し!』
絶影は剣を振り下ろす。窮奇はかわして反撃する。
窮奇「もらった!」
『こっちがな!』
一発目をわざと外して攻撃させ、そのまま切り上げる。これが燕返し。
窮奇「な!くっ!」
しかし、窮奇はバク転で躱す。
『マジか!あれを避けるのかよ!』
窮奇「・・・どうやら、本気を出さねばかなわない相手のようだな。」
『しかもまだ本気じゃないと来た。』
窮奇「・・・行くぞ。」
そう言い、カマイタチで絶影の動きを止めて、切り下ろす。
『マジでか!ちっ!アモン!』
絶影はカマイタチを燃やして迎えうつ。
窮奇「何だその剣は!?」
『これがこの剣の能力だよ!』
窮奇「随分と形が変わったな!」
そう、打刀から反り返ったナイフに変わったのだ。
『別にいいだろ?来い!』
窮奇「勿論だ!こんなに楽しいのは俺たちの勝負以外なかったぞ!」
『俺もだ!お前らとの勝負は楽しいよ!』
窮奇「行くぞ!ぜりゃぁ!」
窮奇が剣を振り下ろす。が、絶影は受け流す。
窮奇「何!」
『もらった!』
絶影は窮奇の剣をはじく。
窮奇「ハハハハハ!降参だ!こんなに強い剣士がいたとはな!」
『俺もだ。こんなに強かった剣士は何時振りかね・・・』
窮奇「次は饕餮だな!気を付けろ?あいつは俺たちの中でも一番強く、能力も恐ろしいぞ!まあ、お前なら心配は無用だろうがな!」
『はっ!言ってくれるねえ。その通りさ!』
饕餮「成程、貴方も私達と同じようだ。この饕餮、全身全霊で相手しましょう!」
『おうよ!来な!』
今、最後の戦いが始まる・・・!
次回へ続く
ありがとうございました。
次回もお楽しみに。