幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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引き続き四凶編
ゆっくりご覧下さい。


第十三話 影の実力

 

side絶影

 

 

さて、何とか混沌は倒したが・・・無理だろこれ。

何で踵落としで地面に巨大なクレーターできるの?バカなの?死ぬの?あ、死なねえわ。

 

 

そんなことは置いといてだ。どうしたもんかね・・・

 

 

 

sideout

 

 

 

ここからは三人称です。

 

 

bgm ガンダムG 我が心 明鏡止水~されどこの掌は烈火の如く

 

 

 

橈杌「次は外さんぜよ!」

 

 

『勘弁しろよ、っと!』

 

 

橈杌の蹴りを絶影は寸でのところで避ける。

 

 

『ええい!』

 

 

そのまま、絶影はシャイニングウィザードを繰りだす。

 

 

橈杌「ガッ!・・・やるぜよね、アンタ、」

 

 

しかし、橈骨は吹き飛ばされたのみ。

 

 

『ええ・・・全然効いてねえし・・・』

 

 

橈杌「あれぐらいじゃあ倒れんぜよ!」

 

 

そう言い、橈杌は今度は殴りかかってくる。

 

 

それを絶影は躱し、腕を掴み、背負い投げる。

 

 

橈杌「なんぜよ?その技?」

 

 

『ケロッとしながら聞くな!ちっとは効け!』

 

 

橈杌「不思議なやつぜよ。これは、どうするぜよ?」

 

 

『あれ~どっかで見たことがあるような・・・』

 

 

橈杌「はぁぁぁぁぁ!」

 

 

『やっぱかめ○め波じゃねえか!』

 

 

橈杌はかめ○め波・・・もとい気で作ったエネルギー砲を撃つ。

 

 

『ああ、もうやけくそだ!【影潜り】!』

 

 

そう言い、絶影は影に隠れる。

 

 

橈杌「避けられたぜよか・・・だが、見つけたぜよ! 貫け!」

 

 

絶影『なっ!くそっ!』

 

 

妖力の弾が当たり、絶影の左腕が消し飛ぶ。

 

 

橈杌「まだやるぜよか?」

 

 

『そりゃ勿論。』

 

 

橈杌「なら、これで止めぜよ!」

 

 

そう言い、前の数倍のスピードで妖力弾が飛んでくる。

 

 

『カハッ!・・・』

 

 

そして、絶影の心臓を貫いた。

 

 

橈杌「俺の勝ちぜよ。『んなわけねえだろうが。』何!」

 

 

『心臓を貫いただけで死ぬわけねえだろうが。』

 

 

しかも、絶影には消し飛ばしたはずの左腕がついている。

 

 

橈杌「とんでもない化け物ぜよね・・・」

 

 

『影妖怪だからな。左腕の生成ぐらい簡単だ。』

 

 

橈杌「・・・降参ぜよ。勝てそうにないぜよ。」

 

 

『楽しかったぜ。昔を思い出したよ。』

 

 

橈杌「他にも同じような奴がいたんぜよか?」

 

 

『ああ、鬼子母神って奴がいたな。いい勝負になると思うぜ?』

 

 

橈杌「へえ・・・手合わせしてみたいぜよ。」

 

 

『まあ、後でゆっくりな。』

 

 

橈杌「おう!!次は窮奇ぜよな。」

 

 

窮奇「次は私が相手だ。よろしく頼む。」

 

 

『こちらこそよろしく。』

 

 

窮奇「して、絶影殿。・・・貴殿、かなりの剣術の使い手だな?」

 

 

『・・・何故分かった?』

 

 

窮奇「雰囲気で分かる。して、一つ頼みがある。」

 

 

『何だ?』

 

 

窮奇「私とは剣で勝負してもらいたい。その代わり、私は風以外の能力は使わない。」

 

 

『・・・いいだろう、俺も自分の能力は使わない。剣についている能力のみで戦おう。』

 

 

窮奇「ありがたい。今までの剣士はどれも駄目だったからな。・・・期待するぞ?」

 

 

そう言い、窮奇は、風から刀を生み出す。

 

『どうぞご自由に。』

 

 

「『では、・・・』」

 

 

「『行くぞ!』」

 

 

bgm Fate/Zero Emiya-time alter-

 

 

窮奇「せいっ!」

 

 

『よっと!』

 

 

窮奇「やはりやるな。大体の者は今ので真っ二つだと言うのに。」

 

 

『そりゃ弱いわ。これぐらい受けないと、よっ!』

 

 

窮奇「おっと!やるな!」

 

 

『燕返し!』

 

 

絶影は剣を振り下ろす。窮奇はかわして反撃する。

 

 

窮奇「もらった!」

 

 

『こっちがな!』

 

 

一発目をわざと外して攻撃させ、そのまま切り上げる。これが燕返し。

 

 

窮奇「な!くっ!」

 

 

しかし、窮奇はバク転で躱す。

 

 

『マジか!あれを避けるのかよ!』

 

 

窮奇「・・・どうやら、本気を出さねばかなわない相手のようだな。」

 

 

『しかもまだ本気じゃないと来た。』

 

 

窮奇「・・・行くぞ。」

 

 

そう言い、カマイタチで絶影の動きを止めて、切り下ろす。

 

 

『マジでか!ちっ!アモン!』

 

 

絶影はカマイタチを燃やして迎えうつ。

 

 

窮奇「何だその剣は!?」

 

 

『これがこの剣の能力だよ!』

 

 

窮奇「随分と形が変わったな!」

 

 

そう、打刀から反り返ったナイフに変わったのだ。

 

 

『別にいいだろ?来い!』

 

 

窮奇「勿論だ!こんなに楽しいのは俺たちの勝負以外なかったぞ!」

 

 

『俺もだ!お前らとの勝負は楽しいよ!』

 

 

窮奇「行くぞ!ぜりゃぁ!」

 

 

窮奇が剣を振り下ろす。が、絶影は受け流す。

 

 

窮奇「何!」

 

 

『もらった!』

 

 

絶影は窮奇の剣をはじく。

 

 

窮奇「ハハハハハ!降参だ!こんなに強い剣士がいたとはな!」

 

 

『俺もだ。こんなに強かった剣士は何時振りかね・・・』

 

 

窮奇「次は饕餮だな!気を付けろ?あいつは俺たちの中でも一番強く、能力も恐ろしいぞ!まあ、お前なら心配は無用だろうがな!」

 

 

『はっ!言ってくれるねえ。その通りさ!』

 

 

饕餮「成程、貴方も私達と同じようだ。この饕餮、全身全霊で相手しましょう!」

 

 

『おうよ!来な!』

 

 

 

今、最後の戦いが始まる・・・!

 

 

 

次回へ続く

 

 

 




ありがとうございました。
次回もお楽しみに。

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