ゆっくりご覧下さい。
第十二話 第一回海外旅行
side絶影
やあ、皆さん、絶影です。え?性格が違うと?
・・・やっぱそうだよな、可笑しいよな。
そんなことは置いといて。只今ユーラシア大陸に移動中です。
・・・前回からしばらくたち、人類が再び生まれました。
船長「アンタ、何でこの大陸に?」
『ああ、ちょっと旅に出かけようと思ってな。』
船長「そりゃまた何でだ?」
『強い奴に会いたくてな、こっちまで来たんだ。まあ、武者修行だ。』
船長「アンタ、妖怪かい?そうだとしても面白いな、アンタ。」
『確かに妖怪だよ、まあ、特殊だが。』
船長「妖怪かい!でも、いやじゃ無いねえ。何でだろうな。」
『食事をする必要がないからじゃないか?人間も食ったことないし、』
船長「アンタ、相当の妖怪様かい?」
『まあ、向こうで俺より強い奴はいなかったな。』
船長「俺がやすやすと話せる奴じゃないな・・・」
『いや、元は人間だったから、問題ないぜ?』
船長「本当に変わり者だねえ・・・」
『まあな、それよりも、あの大陸に強い奴がいるか?』
突如、船長の顔が曇る。
船長「・・・いるよ。化け物が四体。」
『ほう?どんな奴だ?』
船長「・・・一人はすべてを欺く化け物、一人はすべてを貫く化け物、一人は災厄を操る化け物、一人は全部喰らう化け物、こいつらは、何もしないが、向こうの王が退治しようとしてな、だが・・・今まで一万人以上が退治に行ったものの、全滅。妖怪もいたが無傷で済んでいるらしい。」
『へえ・・・退治したほうがいいのか?』
船長「当たり前だ!そのせいで俺たちが兵にされるんだ!」
『なら、殺さなくても、退治すりゃいいんだな?』
船長「・・・できるのか?アンタ。」
『やるだけやってみる。任せろ。』
船長「なら、王城まで案内する。あんたの名前は?」
『絶影、ただの影妖怪さ。』
・・・妖怪&人間移動中・・・
船長「こっちだ。俺は行けない、じゃあな。」
『ありがとう、じゃあな。』
『失礼します。』
王「入れ。要件を話せ。」
『はっ。例の化け物の件です。』
王「貴様は?」
『絶影、影妖怪です。』
王「・・・奴らは向こうの山に居る。頼んだぞ。」
『退治すればいいんですよね。』
王「うむ、手段は問わない。」
『了解です。仰せのままに。』
・・・絶影移動中・・・
『ここか・・・』
???1「止まりなさい、何用ですか?」
???2「また妖怪か?王もこりないゼヨねえ。」
???3「全くだ、懲りない奴らだ。」
???4「まあ、いいんじゃない~?」
『あんたらが四体の化け物か?』
???1「そうですね。私は饕餮(とうてつ)です。」
???2「俺は橈杌(とうこつ)ぜよ。」
???3「私は窮奇(きゅうき)だ。」
???4「僕は混沌(こんとん)だよ~。」
『紹介どうも。俺は絶影だ。』
饕餮「何の用ですか?」
『退治しに来たんだが・・・止めだ。勝負してくれ。』
橈杌「面白い奴じゃのお!俺はいいぜよ!」
窮奇「私も構わんが・・・相手になるか?」
混沌「僕はどっちでもいいよ~」
饕餮「はあ・・・全く、分かりました。受けましょう。一対一でやります。いいですか?」
『問題なし、誰からだ?』
混沌「僕からでいいかな~?」
饕餮「いいですよ。」
橈杌「じゃあ、その次は俺ぜよ。」
窮奇「なら、その次は私だ。」
饕餮「最後は私ですね。絶影殿、問題ないですか?」
『いつでもどうぞ。』
饕餮「では、始め!」
混沌「よろしくね~。」
bgm メタルギアライジング A Sutorannger I Rimain
混沌「じゃあ、いくよ~。」
そう言い、妖力弾を飛ばして来るが、途中で分裂する。
『なっ!』
とっさにかわすが追いかけて来る。・・・おかしい、影がない。
『試すか。』
俺はわざと当たる。が、当たらない。
『やっぱな!これで騙すのか!』
混沌「あらら、ばれちゃった。早いね~、気づくの。だから。」
混沌?「本気でやってもいいよなぁ!」
混沌の雰囲気が変わる。
『来いよ!』
混沌?「オラア!」
大量の妖力弾を乱射してくる。
混沌?「さらにこうだ!」
突如、目が見えなくなり、耳も聞こえなくなる。
『何!』
混沌?「止めだ!」
大量の妖力弾が飛んでくる。
『・・・【影移し】・・・』
sideout
side饕餮
残念ながら倒れたか。
橈骨「残念ぜよねえ。」
窮奇「流石に混沌の本気は無理だったか・・・」
「久しぶりにやるかと思ったのですが・・・」
『おいおい、俺はここにいるぜ?』
「なっ!まさか、混沌は!」
混沌「あいたたた~。やられちゃったよ~。」
窮奇「・・・どうやって勝った?」
『影移し、俺の影の位置と混沌の影の位置を変えた。つまり、俺と混沌の位置を取り替えた。』
まさか、そんなことができるとは・・・
「貴方を嘗めていたようですね。かなりやるようだ。」
橈杌「まあ、次は俺ぜよ!」
『よし、来い。』
sideout
side絶影
危なかった・・・まさか、脳内を直接干渉してくるとは。
若干とはいえ、混乱した。・・・流石中国四凶というわけか。本気で行かねばな。
橈杌「次は俺ぜよ!」
『ああ!行くぜ!』
橈杌「ぜりゃぁ!」
踵落としを繰り出してくる。かわすが、地面に半径百メートルに巨大なクレーターができる。
『おいおい、冗談きついぜ!』
橈杌「まだまだ行くぜよ!」
さて、どうしたもんか。
次回へ続く
ありがとうございました。
今回は途中で切りました。次回もお楽しみに。