・・・はい、色々ありました。遅くなり申し訳ございません。
理由・・・ですか、受験・・・ですかねぇ。
すみませんでした・・・
はい、切り替えさせて頂きます。受験勉強とか言う非常に捨てたいものがありますが、如何せん捨てられませんので、ペースは今年の四月まではこんな感じですね。
遅くなりました、メリークリスマ(銃撃
『・・・明けましておめでとうございます。・・・遅れてるが。今後ともクソ作者の茶番と作品に付き合っていただければ幸いです。』
はい、本編です。
side龍一
風魔に案内されて河童がいるという滝と池に到着。基本臆病で龍神の前に出るなんぞありえん寄り道するなと言われるのを横に、俺は池に飛び込んだ。
『だったら!俺が!泳げばいいだろう!!』
俺はそのまま高速で泳ぎ、傍で動いたようなモノを掴んで飛び上がった。
「龍神の滝登り・・・鯉じゃあるまいし遊ぶな。」
「縁起よさそうですねぇ。・・・若干時期遅いです。」
「・・・マスターのはねる!しかし、何も起こらない!!」
「おお、主も泳ぐの速いぜよねぇ!」
と、各々の一切まともではない感想を全て黙殺して着地する。それより本題だ。
『で、風魔、捕まえたぞ。』
「阿呆か。」
俺は片腕にジタバタしている河童を掴んだまま言うと、安定の発言で返された。
「なななななな、一体何が!?」
「すまんにとり。私の主人の暴走だ。」
「ひゅい!?りゅ、龍一様ーっ!?」
『・・・コント?』
「殺す。」
風魔の見えない横一文字の斬撃を俺は上体を逸らしながら片手を地面に付けて蹴り返そうとしたが、躱すタイミングで当たった。単刀直入に言うと前髪を三センチ斬られた。
『・・・ごめんごめん。で、河童だよな?』
「あ、うん、そうだけど、いや、そうですけど・・・」
『敬語カット。初めまして、神矢龍一だっ!・・・というのは置いといて、単刀直入に聞きたい。・・・ロマンとは?』
「ドリルっ!!」
にとりはそう叫んだ。
『・・・ほう?』
「・・・」
『「同志よ。」』
「意味が分からん。」
俺とにとりは手を繋ぎながら頷いた。風魔お前ドリルに謝れ。
「あ、ごめん。自己紹介まだだったね。私は河城にとり(かわしろにとり)、分かってるだろうけど河童さ。」
『よろしく。で、早速だが、俺の技術に興味あるとか一切ねえよヴォケ!とか。』
「ああ!あるんだよ!・・・あれ?今日は持ってないのかい?あの巨大な筒みたいなモノ・・・」
ライフルか!!
『あ、これ?』
俺が空間からスナイパーライフルを引っこ抜くと、にとりの目が輝いた。
「それそれ!!どうなっているんだい!?」
『・・・じゃあ暫く貸そうか?』
俺はスナイパーライフルを担ぎ上げ、支えたままにとりに渡す。途端、にとりがよろける。
「んなっ!?」
『あ、いけね。・・・それ1トンあるから潰されないように。』
かつて古文の師は言っていた。左の頬を叩かれたら、いつでも復讐できるようにあらゆる物を鈍器として扱えるようにしなさいと。・・・あれ、すかさず裏拳を鳩尾に叩き込み、頭が下がった所に蹴りを叩き込みなさいだったか。いや、シャーマンスープレックスの後、唐竹割りをかまし、踵落としでトドメを刺せだったかな。ともかくそんな理由で俺の武器は新月以外非常に重い。銃剣も一本2キロ、二丁拳銃も元ネタの重量10キロを通り越して40キロである。もう鈍器。新月は1キロと軽い。余談だが壊夢の籠手は片腕で1トンである。ふざけんなよ。
「い、1トン!?」
『おう、反動も500キロな。一般人ならぶっ放した途端死ぬから。』
「ぶっ!?」
にとりが盛大に吹いた。
『まあ撃たないんならこれ外すぞ。』
俺はロングバレル(200キロ)と銃弾十発(一発10キロ)とサイレンサー(100キロ)とブレ抑止用のアーマー(500キロ)を外した。これで100キロ。
「ひえぇ・・・」
にとりが引いている気がするが、ここまでやらないと普通に死ぬ。
『まあ、これで本体だけな。そろそろ俺等行かなきゃならんのでな。ライフルはまた今度返してくれ。』
「うん!ありがとう!!しっかり調べさせてもらうよ!!」
俺は野郎共と共に引き返し、元の山道に戻った。
「・・・取り敢えずあの一件で壊夢が化け物なのが分かった。よくあれで殴られてびくともせんな・・・」
「んー?あの程度じゃまだまだぜよ。あれで吹っ飛んでちゃ鬼の旦那なんぞ務まらんぜよ!」
壊夢が遠い。今更ながらお前等生物基礎から外れてるだろ。もう脊椎動物かも胡散臭い。
「どうでもいい。正直の所急げ。これ以上書類案件を増やすな。」
「俺も飽きた。さっさと行って暴れようぜー」
本音を吐く風魔と馬鹿。馬鹿野郎オブラートに包んで宗教戦争と言え、誰が暴れるだその通りだよ!
「・・・そうですね。そろそろ早苗達も大騒ぎではないでしょうか。・・・念のため聞きますが、おみくじに何と書きました?番号は2ですが。」
『・・・タイムリミットは2時間。急いで懺悔しましょう。戸締り確認しましょう。』
「・・・脅迫文じゃないですか。」
『・・・やっぱり?』
いやー、薄々そんな気がしてたが、やっぱ脅迫文か。・・・どうしようか。
「いいから急げ。そして二度と家で暴れるな。」
『・・・位置について、』
「・・・用意、」
俺が遮って言うと、風魔も自身で遮って続けた。
『ドン。』
瞬間幽夜が地面に潜り、壊夢と俺と風魔が地面を爆走し、侵二が飛翔した。
接戦もクソもなく秒差で幽夜が勝った。幽夜が地面を凍結させて風魔にコンマ数秒のスリップ、壊夢と俺は追いつかず、侵二はまさかの不参加。
「これは俺の勝ちだな。」
『狂気のサタデーナイト。』
「黙れいい加減にしろ。」
「はいはい、さっさと衣服整えて下さい。」
口調が荒くなった風魔と冷静過ぎる侵二を横に、俺達はすぐさま衣服を整え、引き戸をノックしようとした瞬間、神社内から叫び声が聞こえた。
「「し、四凶ーッ!!?」」
すかさずノックしようとした手を引いて戸を蹴り抜いた。
『おっ邪魔しまーす!!』
「「来たあーッ!!」」
慌てて早苗が俺達の方に来る。
「あ!先程の信二さんと・・・きょ、鏡一君っ!?」
『どうも、あの神社の神の矢川鏡一改め神矢龍一だ。・・・呼んだか?』
早苗はしばらく固まると、慌てて奥の部屋へ引っ込んだ。
「ちょっと神奈子様!!何で鏡一君が神矢様なんですか!?と言うかそもそもお知り合いですか!!?」
「終わった・・・!どうしよう諏訪子、このままだと・・・!」
「・・・うん、神奈子・・・絶対に殺される・・・!!」
『二人で騒ぐなやかましい。』
「「ギャアアアッ!?」」
「何事ですか主上、さっさと喧嘩売った相手を喰おうと・・・あ、どうも。」
「ゲーッ!!」
侵二は特に諏訪子が叫んだ。
「・・・昼間から騒がしいな。今日は騒音日か?・・・ん?」
「あーっ!!」
風魔は早苗が、
「やかましいぜよ。大体そんなに騒ぐ必要あるぜよか・・・おう、久しぶりぜよ。」
「ぶっ!」
壊夢は神奈子が、
「アー、スミマセン、富士山ハ山梨ヲミギデスカ?」
『誰だてめえ!!』
幽夜と思わしき外人は俺が叫んだ。山梨を右とかアバウト過ぎだろ。てかそもそも外人なのがおかしい。
『・・・でだ、久しぶり・・・でもないか。また会ったな、早苗。』
「え?あ、本当に鏡一君ですか・・・?」
早苗が半分嬉しそうに聞く。
『ああ、俺らが高校に入ったのもそこの二人に頼まれてな。・・・まあ幽夜は遊びに行ってたんだが。』
そして、と俺は逃げ出そうとする諏訪子と神奈子を幽夜に捕まえさせる。
『・・・で?お二人さん、今なら許してやろう。・・・俺に喧嘩売った?』
「売ってません!!」
「売ってない売ってない!!」
「あれ?でも諏訪子様も神奈子様も拠点増やそうと・・・」
真の敵は味方にあり。何も知らない早苗に裏切られた二人は青い顔になった。
『・・・おっやあー?聞き間違いかなぁー?・・・懲りろ貴様ら。もう一回八百万を五ケタぐらい減らすぞ。』
「「すいませんでしたぁッ・・・!!」」
『・・・侵二?』
俺は侵二に判決を下して貰う。
「・・・有罪で『おい、』・・・失礼、今回はお咎め無しです。」
『・・・と言うわけだ。まあ仕方ねえわな。俺等「わざと」場所教えなかったしな。・・・いけね。』
幽夜が本音を混ぜ込んだ途端何故か壊夢に頭を撫でられ顔を赤くしていた早苗に詰め寄られた。
「ちょっと鏡一君じゃなかった、龍一さん!わざとってどういう事ですか!?」
俺は幽夜にダブルチョップを叩き込んで三つに割りながら答えた。
『・・・俺達の理念は?』
「ああ気分でしたっけそうですよねもういいです!!」
『・・・という訳で、ちょっと待ってろ。一応異変扱いになる・・・と思うから、弾幕ごっこをしてもらう。』
「・・・龍一さんとですか?」
『いやそんな鬼じゃねえから。風魔、呼んで来てくれる「了解した。」・・・おおぅ。』
刹那風魔が爆音とともに消え去った。
「・・・あんなに風魔さん速いんですか!?」
・・・ああそうか、早苗はあの爆速サムライ知らなかったな。
『おう、ちなみに壊夢の奴がこの山の窪みとか穴掘ったから。』
早苗が天を仰いでいると、風魔と霊夢が来た。
「戻った。」
霊夢はいつも通りやや気だるげ・・・ではなく、異常にやる気で漲っていた。
『・・・何かやる気?』
「ええ!ここで圧勝しないと龍一さんに一生勝てなさそうだわ!!」
あ俺?侵二じゃなくて?・・・あんまり強くないがなぁ・・・
『・・・んー、まあ、頑張れ。』
「はいはーい、行きますよ?」
侵二が右手を掲げ、
「え?ちょっと、いきなりですか!?」
『あ、諏訪子と神奈子も参加しろよ。』
「「ええ!?」」
三名を無視して振り下ろした。
次回へ続く
ありがとうございました。
ここ最近書けないんですよね・・・まあ、今年だけだと思います。思いたいです。
次回・・・は一応書いてます。暫くお待ち下さい。失踪はしません。