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今回もゆっくりご覧下さい。
前回あらすじ(箇条)
・住むところないぜ⇒永琳の家へ
・そうだ。軍に入ろう⇒いきなり副隊長兼綿月姉妹の師匠
side鏡一
と、いうわけで。今回初仕事で、綿月姉妹の戦闘を教えることに。
ふざけんな、荷が重すぎるわ、と、言いたいところだが、俺にしか責任がないし、戦闘が嫌いじゃ無いので、嫌かと聞かれると、そうではない。
で、待ち合わせの場所にいます。二十分前に到着が、俺の基本。
依姫「鏡一!待ちましたか?」
いや、早くね?
『いや、全然。てか早くないか?』
???「ほら、早いって言ったじゃない。依姫。」
依姫「姉さんは遅すぎるんです!」
『失礼だが、そちらの方は?』
知ってるが一応聞く。
依姫「失礼しました!私の姉の豊姫姉さんです!」
豊姫「初めまして。私は、綿月豊姫(わたつきとよひめ)と、言います。以後、よろしくお願いしますね。」
『初めまして、矢川鏡一と、申します。非才ながら、貴女がたの師匠としてやらせていただきます。こちらこそよろしくお願いします。」
依姫「自己紹介は終わりましたか?では、鏡一、道場に案内します。」
豊姫「あら、依姫、鏡一さんのこと呼び捨てなのね。まさか・・・」
『ちょっと豊姫さん、依姫に失礼でしょう?私には眩しすぎますよ。』
依姫「ね、姉さん!止めて下さい!鏡一も、失礼じゃないですよ!は、早く行きますよ!」
あら、ほんとのことを言っただけなんだが・・・
まあ、いいか。
・・・鏡一&綿月姉妹移動中・・・
依姫「ここです。失礼します!」
うん、やっぱりでけえ。何?なんでもかんでもでかくしてるの?
兵士達「隊長!その者は?」
依姫「本日から、私の隊の副隊長に就任する矢川鏡一殿です!」
兵士a「どこの馬の骨かもわからない奴にですか!?」
依姫「この方は、先日私と組み手をし、私に勝ちました!異論はありますか?」
兵士達「まさか! いや、でも、依姫様が言っておられるし・・・」
そりゃ困るわな、よし、
『依姫、なら、豊姫さんと戦ってもいいか?証明にもなるし。』
豊姫「あら、面白いわね、私はいいわよ。」
依姫「姉さんがいいのなら・・・分かりました。これより、豊姫殿と、鏡一殿の組み手を行います!武器、能力は使用可能。参りましたとどちらかが言うまでです。」
『オーケー、準備できたぜ。』
豊姫「私も大丈夫よ。」
依姫「では・・・初め!!」
bgm MHF-G ハルドメルグ戦bgm
豊姫が扇子から風を出してくる。・・・遠距離型か、面倒な・・・
『悪いが、最初から能力使うぜ!』
豊姫「どうぞ、それでも勝てるかしら?」
『勝てるかじゃない。勝つんだ。』
俺の身体の周りに金属の玉を出す。
豊姫「あら?何かしら、それは?」
俺は向かってくる風を金属で包む。そのまま圧縮、打ち返す、が、前から来た風に消される。
『おい!なんだ?その風?』
豊姫「この扇子から出した風は微粒子まで浄化するのよ。当たると大変よ?」
『んな物騒なブツ誰が作ったんだよ?』
豊姫「私と依姫の先生の永琳様よ?」
なんてもん作ったんだよ、永琳。
『そうかい!そらやべえわ!』
そう言いつつ、金属を粉末レベルにし、豊姫の周りにとどめる。幸いばれていない。
豊姫「悪いけれど、これで終わりよ!」
豊姫が扇子から風を出そうとする。今だ!
『金属展開!包み込め!』
豊姫「なっ・・・!くっ!」
豊姫が風の照準を金属の膜に変える。俺はすぐさま、デュナメスのライフルを創造、構える。そして、豊姫の出した風が金属を崩して出てくる。豊姫も出てくる。
・・・ここで一言。
『狙い撃つぜ!!』
豊姫「しまった!」
そのまま銃弾は、扇子に直撃した。
豊姫「くっ!まだまd『チェックメイト』なんですって?」
『おっと、動くと撃つかもよ?』
豊姫「はあ・・・参ったわ、私の負けよ。」
『了解。ありがとうございました。』
豊姫「ありがとうございました。」
依姫「お二人とも、お見事です。」
兵士達「すげえぞ!今回の副隊長!」
兵士達から歓声がくる。信用してくれたようだ。
豊姫「凄いわ、鏡一さん。私の完敗よ。」
『いえいえ、私もまだまだですよ。』
豊姫「誇っていいのよ。私と依姫は、軍でトップの強さを持っているのだから。』
依姫「そうですよ。鏡一。私も姉さんにしか負けたことがなかったのに。」
『ほほう。では、一ついいですか?豊姫さん。』
豊姫「何かしら?鏡一さん?」
『敬語、外していいか?さん付けも止めていいか?』
豊姫「構わないわ。私も鏡一と呼ぶわね。』
『構わんさ。じゃあ、早速、お前らの戦法の反省会でもするか?』
豊姫「そうしましょうか。」
依姫「全員、今日は終了です!自由時間に移って下さい。」
兵士達「やったあぁぁぁ!」
依姫「では、場所を変えましょうか。」
・・・鏡一&綿月姉妹移動中・・・
『じゃあ、反省会を始めまーす。まず、依姫から。」
依姫「はっ、はい」
『一言で表すと・・・型に入りすぎだ。』
依姫「と、言うのは?」
『俺が体制を崩したとき、何をした?』
依姫「えっと、隙が出来たので、切りかかりました。」
『そう、そうするのが基本だが、俺が崩したのはわざとだ。それにより、攻撃を誘った。で、攻撃、カウンターを自分からしたようなもんだな。』
依姫「成程・・・!」
『他にも、俺が宙に飛んだとき、一瞬戸惑っていたな。あれも駄目だ。もっと臨機応変に動くんだな。・・・どれだけ型に入ろうが、結局は勝てりゃいいんだから。』
依姫「ありがとうございました。」
『次、豊姫。』
豊姫「私は?」
『同じく臨機応変に動け、あと、話に気をとられすぎだな、今日の最後がいい例だ。』
豊姫「そうね・・・後は?」
『近接にも対応した方がいいな、切り込んで下がるときに風を出すとか。』
豊姫「成程・・・参考になるわね。」
『あくまでも例だ。鵜呑みにすんなよ?』
豊姫「ええ、」
依姫「なら、早速練習です!付き合って頂けますか?」
『ほいよ、いくらでもどうぞ。あ、俺の戦法があれだけと思うなよ?』
依姫「・・・いくらぐらいあるのですか?」
『ざっと千通りぐらい?』
依姫「 」
豊姫「もう人間辞めてるじゃない・・・」
まあ、人間じゃないし、とは言えない。
『自分でも薄々感じてる。』
依姫「き、気を取り直して行きましょう!」
さて、この二人、どこまで強くなるかね。
次回へ続く
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まだまだですが、頑張りたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。