サンタナ(偽)は究極生命体目指すぜ!   作:柱の男の娘

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サンタナの強さがイマイチ分かってないからこうなった…
俺は悪くねぇ!

ほとんどネタだぜ、気を付けて見ろよな


リサリサと修行しよう!

[side サンタナ]

 

どうも、ワムウにガチギレされて膝ガックガクになっていた。

 

──サンタナァ!!

 

です。

 

現在私はどこにいるかというと!!

 

エア・サプレーナ島です。

 

え? リサリサの登場シーン?

 

カットに決まってるでしょ!!

 

「そして貴方達に挑んでもらうのは地獄昇柱(ヘルクライム・ピラー)!!」

 

「む、無茶です先生!!」

 

俺は大理石に穴を開けながら登るしかないし、オイルでギトギトになりたくないから2人で頑張って欲しいですね。

 

「サ、サンタナァ!! 助けてくれぇ!!」

 

「グッバイジョジョ」

 

ジョジョ…良い奴だったよ。

 

この後落とされたジョジョはサンタナを殴ることを決定したそうな。

 

「サンタナ、貴方の話は聞いています。では早速ですが修行を始めましょうか」

 

「頼む。と言いたいところだがまずはジョジョを見張った方がいい」

 

もっともだと言ってナイフを取り出し、階段を一気に飛び上がって行った。

 

「ジョジョ… ザマァ」

 

きっとジョジョは養豚場の豚を見る目で見捨てられる事だろう…

 

「もう一度言おう、ジョジョザマァ!!」

 

さて、ジョジョの事は置いといて俺の話だ。

 

まず、俺は弱い。

リサリサになら瞬殺される自信がある!

いや確かサンタナボディは波紋への耐性が不思議と高い。

 

リサリサのマフラーみたいに波紋を散らすとか何とか描写があったし、やったことは無いからハッキリは分からんが…

 

だが、カーズとエシディシはともかく!

同年代のワムウと張り合えないのは面白くない。

しかし、アイツには風の流法(モード)があるのに対して俺にはない。

今回の修行で得たいものはつまりソレ、俺の流法(モード)!!

 

「…アレ? モード、どうやったら習得できる?」

 

え? 早速詰まった!?

 

良し整理しようじゃないか、

カーズの光の流法(モード)はブレードあってこその物で生まれつきの可能性がある。

 

エシディシの熱の流法(モード)は沸騰血を扱える程の熱耐性が必要であり、そもそも沸騰血でどうやったらいいのか分からない上に生まれつきの可能性がある。

 

ワムウの風の流法(モード)は空気を取り込む器官とかあの角特有のモノの可能性があり、更に生まれつきの可能性がある。

 

アレ? 俺は…

 

「負け犬ムード…」

 

俺には何がある? このサンタナボディは一体何が出来る?

肉体操作ではワムウに追い付けず近接戦闘も最弱。

身分も低い…

 

「あれ? 俺のステータス低すぎ!?」

 

「意外と剽軽な性格なのね」

 

「リサリサ…戻っていたなら言ってくれ。心臓に悪い」

 

「自分がただの人間みたいな言い方ね」

 

事実そうだったんだぜ!!

 

まぁ気付いたら柱の男になってたなんて誰も信じないだろうがな!

信じないだろうがな!!

 

「まぁいい。で、修行なんだが…人外に修行をつけた経験は?」

 

「いいのね… それで人外に修行って必要なの? と言うくらいにはつけたことは無い」

 

つまり、初めてじゃないですかぁ、ヤダァ!?

キャッ!、先生の初めて貰っちゃった!!

 

「ブフっ!?」

 

「……口に出してた?」

 

無言、いや目尻に涙を浮かべ、口を抑えているリサリサは顔を横に背けながらも頷いた。

 

恥ずすぎ!

 

「笑うな! アンタ五十代なんだからもう少し、なんかサラッと受け流すくらいしろよ。ちょっ、笑うな若作りBBA!!」

 

「二千年周期で目覚める生物に言われたくない。それにこれは波紋による副産物、仕方のない事よ」

 

「人間と俺たちを比べるな! 寿命の長さが違うんだよ長さが!!」

 

この後不毛なやり取りがしばらく続いた。

 

───────────────────────

 

「さて、修行なんだけど。結局何が自分に足りていないと思っているの?」

 

「全部、と言ったら無理があるからな。まぁ強いて言うなら能力だ」

 

「それは、貴方の言っていた流法(モード)のこと?」

 

俺は首肯した。

 

「人外がどうなのかは分からないけど、こういう場合やっぱり得意なものを伸ばすべき。何でもいいから言ってみて」

 

「自分の身体の性質を変えること。だと思っている」

 

と言うよりサンタナ自体負け犬ムードだった為不明な部分が多い…

だからこう答えること以外にない。

 

「具体的にはどういう事なの?」

 

「だから、身体を自由自在に練りこんだり、石みたいに硬化してみたり。骨までゴムみたいに…ゴムみたい、に」

 

「サンタナ?」

 

ゴム? なんか引っ掛かる…

柱の男でゴム、ゴム男、いや惜しい気がする。

 

ゴム、ゴム、ゴム人間?

 

……ゴム人間!!?

 

「究極生命体に、俺はなる!!!」

 

「なんかもう…わかんないわ」

 

勝ったな、ワムウに負けない俺の流法(モード)!!

 

「リサリサ、修行だ。修行をしよう!!」

 

「いいけど…」

 

───────────────────────

 

修行法は単純である。

ただ的に拳を叩き込むだけ。

 

四方八方に的が打ち出される。

 

それを、某麦わら帽子の海賊が如く腕を、脚を、頭を使ってたたき割り続ける。

コントロール自体は悪くは無いが。

 

「変質スピードが遅いか」

 

あくまでサンタナボディはゴムの様にとは言われていたが、ゴムだと断定されていた訳では無い。

つまり、それが基本能力か特殊能力かの差だろう。

 

柱の一族と言うのは謎が多い、いつどういうキッカケで目覚めるかは定かではなく、続ける事以外にすべき事は思い付かない。

そういう思考をしつつも的を砕き続ける。

 

初期の某海賊の技は粗方出来る、と言うことは俺にいいモチベーションを授けるようで、苦ではない。

寧ろ、希望が持てて不安が払拭出来る。

 

「サンタナ」

 

リサリサが戦士の顔持ちで話し掛けてきた。

 

「サンタナ、私と模擬戦をしましょう」

 

「波紋を使われたら死ぬんだが…」

 

「加減はする… たぶんね」

「聞こえてるんだが!? たぶんって言った!? ねぇ言ったよな!!?」

 

「言ってないわ」

 

「言ってないわ(キリッ で誤魔化せるか!!」

 

「じゃあ模擬戦のルールを」

 

「話を聞けぇ!!」

 

場所は地獄昇柱(ヘルクライム・ピラー)、模擬戦はこの頂上で行う。

理由はジョジョたちの監視と、押し出しがありだからである。

リサリサは落ちても大丈夫なのかと聞けば…

 

「問題ない。そっちこそ落ちた時にどうするか考えたら?」

 

とのことである。

 

はたして、模擬戦は開始された。

 

[side 三人称]

 

初撃はリサリサ、女性らしいしなやかな動きでサンタナの背後をとった後、無駄のない動きで掌打を放ってくる。

だが、そこでただ打たれるのを待つサンタナではない。

 

肋骨は反返りリサリサを捕らえようと囲い込む。

そう、露骨な肋骨(リブス・ブレード)である。

 

それをリサリサは微弱な波紋により反発させ距離を取る。

反発によって空中で投げ出されるリサリサ。

サンタナは追撃すべく拳でラッシュをかける。

通常届かない距離であってもサンタナの伸びる手はリサリサの身を砕こうと迫って行く。

 

だが、リサリサは薄く笑っていた!

サンタナは後に語る「やはりリサリサは最強の波紋戦士であったと」

 

リサリサは首に巻いていたマフラーを解き放ち展開した。

波紋が纏われたマフラーはサンタナの拳を包み込む。

包み込んだマフラーが普通のマフラーならサンタナにとって重症にはならなかっただろう。

 

しかし、そのマフラーはただのマフラーではない!!

 

サティポロジアビートルの糸、これは百パーセント波紋を通す。

つまり!!

 

「私の勝ちね」

 

「あぁ、そして俺の敗北だ」

 

勝者、リサリサ!!

 

この時点でジョジョたちが柱を登った時間、『32時間』!!

 

 

 

 

 

 




正直スマンカッタ、反省はしている、だが後悔はしていない!

次回は幕間ってのをやってみたいな…
日常回とかやってみたいし…

別にいらないなら言ってきてもいいのよ
(/ω・\)チラチラ

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