ネタが思い付いても中々筆が乗らないんじゃ。
あれだよ不定期更新のタグ回収……
短くて雑だけど許してね…
[side サンタナ]
私がシンガポールのホテルを─
──買った
部屋を借りただとか、貸し切っただとかチャチなもんじゃあ断じてねェ!ただ私は買っただけだ。ただ私はここのオーナーを助けるにあたり此処を買ってしまっただけである。
まぁ具体的に詳細は後々言うけれど、まず私は人外の中の人外だと言うことは承知かな?
え、知ってる?まぁ大丈夫だ、私も知っている。
まぁ上記の内容は私は人外らしい頭脳の持ち主という事を示唆している。
さぁ、まどろっこしい前書きはもういらないな…
常に大きな揺さぶりをかけ、ひたすら搾取し、人外らしく人間を追い込む。
結果、大きな買い物しちゃったぜ!
揺さぶりに関しては合法だヨ!!
「何とも
「ワシの所は、絶対に手を出さんでくれよ!!」
「……うん」
「何じゃあその恐ろしい間はァ!?」
まぁこのやり取りで分かる通り強敵『ストレングス』ことフォーエバーの激闘を経てこのシンガポールのホテルまで赴いたわけだ。
「まぁいいじゃあないですか、僕達がこのシーズンでもホテルに泊まれるのもサンタナさんのお陰のようですし」
「そうだぜお二人さん。せっかくの師匠からの厚意だしよ、さっさと部屋割りを決めちまおう。そんじゃあ俺は直ぐにでもシャワーを浴びてぇしさっさと部屋に行かせて貰うぜ」
そう言ってポルナレフはジョジョから鍵をぶんどって行ってしまう。
私はポルナレフと同室になる気だったので断りを入れ追うことにした。恐らく普通通りに部屋は決まるだろう
「じゃあ集合はワシらの部屋だからな、サンタナもポルナレフに伝えておいてくれ」
振り向いて手を上げる事で応えた。
私はポルナレフを呼び止め、一緒の部屋に入ること、ジョジョたちの部屋に集合して方針を決めることを伝えた。
ついでに部屋はまぁ上から数えた方がはやい階層だ。
「それじゃあ行こうかポルナレフ」
「ん、エレベーターはこっちだぜ?」
「何言ってるの…階段に決まってんだろ」
「え?」
ポルナレフは私の言葉に呆気を取られる、そして階段まで腕を引いて連行することにした私は絶叫をあげる弟子に微笑みで返事をして事を実行に移すのだった。
「ポルナレフに合掌……」
ホテルのホールには静寂と同時に手のひら同士を叩く破裂音が響いたという。
では、後は頼んだよ我が秘密部隊。
[side コマンダーG]
「畏まりましたサンタナ様」
私はコマンダーG、しがないサンタナ様所有秘密工作部隊部隊長さ。
ついでに言うと種族はゴキブリだが、舐めてくれるな、これでも幾多の修羅場を潜った古参兵ゆえな。
さて、私の紹介などどうでもいいか、問題は今回の標的『呪いのデーボ』、その撃退だ。
プランは既に出来上がっているのでな問題は無かろうが最後に確認といこう。
部隊は小隊二つで事足りる、それも我が部隊の選りすぐりの部隊、所謂エリート兵士たちだ。種族はどちらも蜘蛛、隠密性に優れ、吐く糸は無類の柔軟性と強度性を兼ね備えている。
我々が本来持つ特性に更なる進化を与えてくださったサンタナ様には頭が上がらないと共に『呪いのデーボ』とやらに同情を覚える。
計画は完璧、これもあの御方の未来予知の如く先を見通し計算されつくした予測あっての事だ。
サンタナ様のお話しではターゲットは何故か冷蔵庫の中に潜伏しているらしい。武器はナイフ、スタンドは他人への怨みの力を利用し人形を通しあらかじめ隠してある凶器による攻撃……
だが、全ては我が部隊が解決するだろう。
これは決定事項なのだからな。
『こちらスパイダー1、スパイダー2と共に目標潜伏地点に到着。冷蔵庫、人形を視認した。これより二手に別れ行動を開始する』
流石はエリート、出動してまだ幾何も経っていない上で目的地に着くとはな。
「了解、小隊長同士で連絡を逐一取り合い連携を強化しろ。目標は暗殺者、どちらが速すぎても任務が失敗する要因となり得る。悟られず行動を意識せよ」
『了解』
彼らならミスなくこなすだろう、その実力は保証済みだ。
『スパイダー1スタンバイ』
『スパイダー2スタンバイ』
スパイダー1は人形へ、スパイダー2は冷蔵庫へとほぼ同時に着き連絡が来た。
「よし、糸を放射!」
『ターゲットに悟られず人形の拘束、冷蔵庫の細工を終了』
「了解、この後は私が引き継ぎサンタナ様に伝える。この後に指令があるやも知れん、いつでも出られるように待機を命じる」
ふむ、当然だが無事に終わったな…
詰みまで駒は進めました。仕上げは貴方様がお願い致します神が如き御方……
[side サンタナ]
思った以上に部下の忠誠心が高い件について…
経緯が経緯だから恨まれても可笑しくないと思っていた…だって虫だからパッと拾ってスタンドにドボーンでも問題ないけれど、人だったら誘拐に拉致監禁に人体実験染みた改造だよ?
なまじ知性を与えてしまったから内心怒り心頭だって思ってたよ…
「師匠…もう、無……理」
思考に耽っていたら弟子が倒れていた…何を言ってるか(以下略)
紆余曲折を経て何とか部屋まで到着!!
「長かった…エイリアンは強敵だったな師匠!」
「あぁ、まさか地球外生命体がCQCを修得しているとは思わなかった…」
ツッコミがいないって虚しいと心に深く刻みながらドアノブを捻る。
横のポルナレフの髪型が相も変わらずブレないことに吃驚しつつシャワーに誘導する。
そして、
「居るんだろ暗殺者…出てこいよ!」
冷蔵庫がガタガタ揺れる…そう揺れるだけ……
「出られるものならなァ!!」
冷蔵庫からは男のくぐもった声が不気味に響き、影が飛び出す。否、彼のスタンド『
『エボニーデビル』はサイドテーブルに鎮座する民族人形へと飛び憑依した。人形の容貌は変わり、口を開いていく。
「今すぐテメェのタマキン噛みちぎってヒィヒィ泣かせ…」
いや、口しか動かないんですけどね。
人形の関節は最早軋む音さえ聞こえない、動くのはあくまでもいや悪魔でも口だけである。
「グゥヌォ!?動かねぇ!」
「まぁ予め封じておいたし、冷蔵庫も開かないように細工した。ついでにその冷蔵庫はサンタナデザインよろしく人外も手こずる氷結地獄、脇の隠しボタンには冷凍庫へと切り替える機能がある……まぁ詰みだよお疲れ様デーボ君」
「チクショーメェーー!!!」
この後ポルナレフを連れてジョジョたちの部屋に行き、デーボを全力限界まで追い詰めてスタンド使い矯正カリキュラムを受けさせるために『フォールン・プリズン』に叩き込んだ。
ジョジョたちにに言ったらこう言われた。
「何とも
ハァ、何か新しい物は筆が乗るのに既存な物は乗らない……
飽きたわけじゃ無いんだよなぁ。
次回も相も変わらず不定期更新だろうし、まぁ私の作品に笑いを求める奇特な読者がいるならば「あ、やってる」程度で考えてくださいまし〜。