サンタナ(偽)は究極生命体目指すぜ!   作:柱の男の娘

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最近書いて無いので急遽仕上げました。
まぁ何が言いたいのかと言うと…非常に読みにくいかと………え、いつもと同じ?

……じゃあいいや


おい、スタンド使えよ!?

[side サンタナ]

 

こちらサンタナ、現在水上疾走中!

 

「もっとスピード上げろぉサンタナ!!」

 

ボート数隻に繋がれてな……

 

「ちょっ、ジョースターさんこれ以上は…」

 

「そうですよ! アンちゃんもこの通り気絶しています。 子供大人問わず刺激が強すぎます! 」

 

ロリタナからサンタナに戻った瞬間にジョセフの左ストレートにより体全体で水切りを行うハメになり、この奴隷の如く扱われる究極生命体……

何これ斬新なプレイ!?

 

私にはその手の性癖は無いとだけ言っておこう、うん絶対に無い!

 

「おい、じじい。 あそこに船があるぞ! 向かわせるならそっちだ」

 

「むっ? おぉ、デカい船があるじゃあないか! 信号に反応してくれたのだろう」

 

ムムム、アレは『ストレングス』だな間違いない。

じゃあこのまま突っ込めばいいのか?

 

「…ちょっと変だなぁ」

 

「あぁ、タラップが降りてる、だが誰も出迎えねぇ…明らかに妙だぜ」

 

ポルナレフなんかは「気のせいだろ」何てアホ丸出しな残念電柱だが、ジョースター家は流石に鋭い。

と言うかジョジョ何か警戒度MAX、承太郎も目なんかは瞑っているがほぼほぼ臨戦態勢。

 

「むぅ…ちょいと確認するかのォ」

 

「上がるんですか?」

 

「いんや上がらんでも大丈夫じゃ」

 

ジョジョは船に両手を当て波紋を流し込む。

此処でジョジョは伝わった波の歪みが少ない、と言うか、一つしか感じないことに気づいた…アレ、ジョジョって若いとここまで優秀なの?

 

「サンタナ、この船を殴ってくれ。 本気でな」

 

「無理だ」

 

俺がこう答えるとジョジョはニヤリと笑を零して指を目的地に指す。

取り敢えず走る、察しが悪いポルナレフ以外は大体分かったようで動こうとも説明を求める事もしない。

 

「じゃあ、まぁ、アレだ…」

 

 

──「逃げるんだよォ!!」

 

 

それを合図に全力疾走、この時俺はソリを引くトナカイの気分を知ったのだ。

感想は「く、悔しいでもか(文字が掠れて読めない

 

「まさかアレがスタンドだとは、あれほどハッキリしたビジョンには敵ながら感服です」

 

「え、アレがスタンド!? デケェ……」

 

そんな会話が耳に入ってくるが、そんな和な雰囲気は一気に霧散することになる。

 

「おい、この船…俺たちを追ってきてねぇか?」

 

「え?」←アンと承太郎以外

 

気絶したままのアンはこの場でも起きないが、これはこれまでの衝撃的な場面を目撃してきた為だろう…きっと起きたらまた気絶すると分かっているのかもしれない。

理由は簡単でボート(これ)巨大な船(アレ)に追われているからだ。

 

「あの船速くねぇ!? こっち目一杯なんだが、このまま轢き殺す気満々何ですね巫山戯て下さい!!」

 

「お前究極生命体だろう、大丈夫じゃ大丈夫」

 

ジョジョはいい加減な答えで応対する。

 

「ファイトだ師匠!!」

 

調子の良い弟子は後で殴る!

 

「轢き殺されるのは格好つきませんし頑張って欲しいところですね」

 

花京院は完全にこの一行に染まってしまった…少し前はもっとマトモだった、さよなら常識、ようこそ非常識!!

 

「まぁ骨は拾いますから、どうか成仏して下さい」

 

アブドゥルの中で私はどうやら死んだらしい。

いや、究極生命体で死因『扱き使われた挙句死に至った』は恥ずかしい、具体的にはお家から出たくなくなる。

 

「…フン」

 

最早承太郎からは『フン』しか貰えない…これは酷い……

 

「スタンドにはスタンドだろ常考、働けスタンド使いども!」

 

「無理じゃな」

「先ず近接型何だよな、あと切れねぇ」

「射程距離圏内でも有りませんし、と言うより対象が大きすぎてダメージが通る様な気がしません」

「私も同意見ですね、恐らくフィードバックによるダメージにはおおよそ期待出来ない」

「……フン」

 

スタンド使い使えねぇ!

いや俺もなんだがネ!!

 

だが逃走劇は急遽終わりを迎える。

具体的には『ストレングス』の巨船に大きな影が下りた。

影の元へと視線を見やるとびっくり、それは白い触手であった。

 

「エェ……」

 

誰かがそんな声にもならない呟きを漏らした。

それは一体誰だったのか、俺かもしれないしジョジョかもしれない、若しかしたら全員だった可能性だってある。

 

だって目の前には、巨大イカに沈められかけている『(ストレングス)』(スタンド)(笑)が存在しているのだから…

この時に俺たちは思い出した…こんな馬鹿げた事をやらかす様な存在は誰だったかと…

 

「アレ俺が数年間放し飼いにしたペットだわ…」

 

「何やってくれてんだアンタ!!」

 

花京院が思わず語気を荒らげる。

いやでも、ああ見えてあの子は低燃費、殆ど生態系にも危害が及ばない。

それに最初はもっと小さかった、大体小型船くらい!

 

「まぁ、うっかり腕を持ってかれちゃった時は冷や冷やしたネ!」

 

「ダメだ野郎完全に現実を見てねぇ…」

 

「もうコイツも宇宙に放り出した方が良い気がしてきた今日此頃… くぅ、胃が痛いのぉ。……ワシもう帰りたい」

 

「ジョースターさんお気を確かに、 シンガポールに着いたら取り敢えず胃薬を買いましょう。 なるべく速くに!!」

 

目の前のハリウッド映画張りな光景にも徐々に慣れ始めて頃、『ストレングス』も船の部品らしき破片や、積んであるクレーンで抵抗しているのが見えた。

 

そして、ふと俺は気付く、

 

これってルール的に大丈夫なのだろうか、と。

 

思い立ったが吉日、取り敢えずDI〜Oに相談DA!!

携帯を取り出し、数回のコールを挟む前、prrのp部分でDIOが出た。

 

『私だ…』

 

私がアドバイスした通りに電話に出たDIOを微笑ましく思うと同時にそれでいいのかラスボスと思った。

 

「あ、DIO? 俺だけどさぁ。 ペットがペットの意志だけで敵に攻撃した場合ってルール的にどうなるのかな?」

 

『ムゥ、問題無いとは思うが…一応エンヤ婆に確認を取ろう…………問題無いらしい。 と言うよりもう自由に勝手にやれと床に突っ伏している』

 

「あぁ、水晶でこっちの映像出てるんだったっけ…いやぁ何か本当に申し訳ない、エンヤ婆には長い休みでもあげた方がいいね」

 

そう言って俺は電話を切る。

 

「敵のボスが味方と電話で会話ってシーンを間近で見ると…」

 

「言いてぇ事は分かるぜ花京院、まぁ萎えると言うか何と言うかなぁ」

 

散々な言われようだが自分でも若干、本当に若干だが心当たりがありまくるので気にしないで欲しい。

 

 

少々時間は流れ…

『ストレングス』と巨大イカの大乱闘をポップコーンを分け合い、コーラを配給しながら、4D映画の様に楽しんでいる俺たち。

 

「次の企画で映画でも撮ろうかな…」

 

「援助くらいはする…ジャンルはなんにするんじゃ?」

 

「ここまでコレを見たら…まぁそう言うのに、あ!何か船の方が疲れてきてねぇか!?」

 

フォーエバーもこの長期戦、尚且つ途中まで俺たちを追ってきたツケが回ってきたのかスタンドの出力が弱まっている。

全体的に小さくなっていき、巨大イカの触手が船全面を覆い尽くしていく。

中のオランウータンからしたらホラーだとかそんな恐怖レベルを突っ切り、失禁した挙句果てるまであるだろう。

 

「イカVSスタンドはイカの勝利じゃな…ポップコーン美味」

 

「あっ、僕もう少しポップコーン貰えます?」

 

そして完全に『ストレングス』は消失、残ったのは小舟に乗ったオランウータンだった。

このオランウータンはプロジェクトの重要な元なので厳重に収監しておいた。

 

「イカは…」

 

「回収に決まっとるだろうがこのスカタン!!」

 

イカは後々飼うスペースを作ってどうにかするとして今回は回収しなかった。

今後も放し飼いにしたいと考えている為忘れてくれることを願う。

 

 




う〜ん、2部で完結で3部を番外編でダイジェストにしなかったツケが回ってきた……
絶対勢いが落ちてる…皆さんはどうやってこういう所から面白くしているのだろう……

次回も不遇なスタンド使いどもが生まれることでしょう!
まぁ何かありましたら適当にお声をどうか…切に

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