サンタナ(偽)は究極生命体目指すぜ!   作:柱の男の娘

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今回はギャグ少なめ、真面目に露骨に伏線を入れます。

ぁ、最後オリキャラ出ますが気にしないでください!




全てを使って賭けをしろ!!

[side サンタナ]

 

どうもDIOと絶賛気不味い空気に陥ってしまった。

サンタナさんだぜ!

 

しまったと言うか、まぁ現在進行形で気不味い状態だが…

 

「サンタナ。 私の聞き間違いかもしれない、今何と言ったのかな?」

 

「ジョジョとは友達」

 

DIOは目の前で顔を覆い隠し「これもまた運命(さだめ)か」と独り言を零している。

 

これは拙った?

DIOと殺りあって勝つ自信はあるが、と言うより負ける要素は無いんだが…

 

3部が無くなるのは嫌だな…

 

あわよくばジョジョ一行の一員として旅をして、毎度ながら味方死亡フラグを叩き折るという野望を果たせない。

 

「スタンドについては、既に話していたな?」

 

「え? あぁ、うん」

 

「スタンドは先天的に得るものだが、後天的に得ることも出来るらしい。 とある遺跡にその為の道具が、聞いたところ弓と矢があるとのことだ。もう何が言いたいのか聡明である君ならば分かるだろうが、私は、このDIOはそれで力を得る! そして、全てを支配する!!」

 

「それにはジョースターの血筋が邪魔だと?」

 

「そうだ。 ジョナサンの子孫はこのDIOの前に立ちはだかる! 邪魔なのだよ…。 それにジョジョも諦めが悪くてな、未だに抵抗する。 故にジョセフ・ジョースターの血を吸い、真にこの身体はDIOの身体であり続ける」

 

「じゃあ、賭けをしよう。 勿論、景品も付けてな」

 

 

──────────────────────

 

DIOとは、敵になる。

でも今じゃあ無い、様々な条件が揃い。

原作の流れを沿い、ジョセフ・ジョースターの念写を開始の狼煙としてやっとDIOの攻撃は開始する。

それまでは準備期間だが…

どこまで原作から引き離れるか、引き離せるか…

 

思考を打ち切るかのように携帯がなる。

液晶にはジョセフを示していた。

 

「どうしたジョセフ。 いきなり連絡してきて」

 

『よぉサンタナ。 いや実はよォ最近ホリィがお前に会いたいってんで聞かねぇんだよ』

 

「来年行くって言っただろ」

 

『嫌だってよ…』

 

ホリィはもう高校3年生くらいだったはずだが…

未だにロリ形態が本当の姿だと思われている。

昨年だってノーマルサンタナで会っても拒否されたし、ぶっちゃけ疲れる。

 

「分かった。 今からそっちに飛ぶ」

 

文字通り飛んでいきます!

絶対こっちの方が速いから、機械なんかに負けないし!

 

 

──────────────────────

 

ジョースターの邸宅に到着。

何度か来たことがあるが…無駄にデカいよな。

 

「サンちゃーん!」

 

「ゴフゥ!!?」

 

俺のロリサンタナボディ、略してロリタナボディにホリィのタックルが直撃!!

身体の構造的に肺の空気が全て押し出され、息が苦しい。

それと胸が口を塞いで新たな空気が吸えない…

 

風の流法(モード)を用いて管で肺へと空気を送り込む。

こんなくだらない使用方法だと絶対にワムウに殺されるとは思いつつ止めない!

だって苦しいから!!

 

「おいホリィ、サンタナがノビないうちに止めとけ」

 

「ハーイ!!」

 

「…毎度これだから来るのが嫌なんだよ」

 

「あぁ、サンちゃんヒドーイ。ぷんぷん」

 

「あざといなぁ」

 

このテンションが40歳を越えても続くから恐ろしい。

そして早く承太郎に会いたい…

高校生前の承太郎は素直で可愛いよね、マジ早く会いたいわぁ。

 

「ちょっとサンちゃん。 ボォーっとしてないで速く行きましょう」

 

「また旅の話が聞きたいのか?」

 

「うん! どこに行ってたの?」

 

「それはなぁ〜」

 

スタンドについては適当に身に付けとこ…

 

DIOの事は…言わなくていいや面倒だし。

 

 

 

────────────────────

 

またまた、あれから過去。

チベットの修練場に足を踏み入れたジョジョたち一行。

 

「随分と古いな。 ヒビだらけじゃあねぇか」

 

「先生によると、まだここは修練場として機能しているらしい」

 

「いかにも! 此処はチベットの修練場、波紋の伝承を継ぐ場所だ」

 

ジョセフたちが声の聞こえた方向を見ると隻眼の男がいた。

ジョセフとシーザーは隻眼の佇まいから歴戦の戦士だと感じ取った。

スージーQはまだパシャパシャと写真を取り続けていた。

 

「貴方は?」

 

「ここの管理者を務めている、チャンスルーだ。 お前達はベネチアのストレイツォ、いや、今はリサリサか。 その弟子だな?」

 

「あぁ、それで間違いないが。 此処は貴方一人か?」

 

「今は、な…」

 

シーザーは修練場の劣化具合、チャンスルーの言葉で波紋使いの人口が少ない事を察せた。

 

「じゃあ、修行ってどうすんだよ!? まさかここまで来て出来ないってオチはねぇだろうなぁ」

 

「ほぉ、文は貰っていたが…。 本気で此処で修練を積むか」

 

「はい。 俺たちは此処で更なる高みに登ります」

 

チャンスルーはニヒルに笑う。

その笑みは肉食獣が獲物を見つけたように獰猛なモノにも見えた。

 

「フッ、波紋の道は思った以上に深い物ぞ。 使いようによっては生物を内部から破壊する。 だが逆に細胞を活性化させ、免疫力を促進するのだ。 その道を極める事それ即ち、全てを乗り越える覚悟が必要だろう」

 

「覚悟なら遠の昔に出来ているさ!!」

 

「今更って感じだぜ!」

 

チャンスルーは一層笑みを深め、「愚問だったな」と挑戦者を迎えた。

 

「じゃあ皆集まって集まって! 集合写真撮っちゃうよぉ〜」

 

スージーQは結局最後まで空気を読まなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




入れたい伏線を詰め込むだけ詰め込んだので次回は3部入りたいな…
露骨にたくさん伏線を入れたけど…
皆は幾つ見つけたかな?
…まぁどうでもいいよねぇ

次回は3部入ってるかもですね、入ってたらいきなりサンタナさんがスタンドを使ってたりするかもですが、グダるのをなるたけ回避したいが為かもなので。
ご了承してくれると助かるかもかも!!

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