サンタナ(偽)は究極生命体目指すぜ!   作:柱の男の娘

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今回は皆さんの期待をバッサリ裏切っていきます。

これだけは言っておきますが…

──第3部は、あります!!

※キャラ崩壊注意(マジ気を付けて!!)※


原作2部〜3部
サンタナさんの奇妙な冒険


[side サンタナ]

 

どうも俺です。

みんな大好きサンタナさんですよぉ〜。

 

うん、後日談はだって?

シーザーたちの話?

 

最後の方でちょっとあるんじゃないかなぁ……たぶん。

 

まぁそんなことは関係ない、重要なことじゃあ無い。

今重要な事は、俺が今、何処にいるかって事であって…

 

──今、目の前に誰がいるかって事だ!

 

「どうしたサンタナ? 食事が進んでいないぞ」

 

「あぁ、問題ないよ。 考え事をしていただけなんだ、悪いな」

 

目の前に居るのは、整った顔立ちをし、金髪を揺らし、確固たる強い意志を感じる瞳を持ち、耳障りの良い声色で話しかけてくる人外(同類)である。

 

「むぅ、もしや、嫌いなものでも入っていたか? 友人である君がそんな顔をするのは私の望む所ではない。 別の物を作ってもらう事も出来るが…どうだろう?」

 

「お前は少し物事を勘繰りすぎだ。 本当に考え事をしていたんだ。再三言うようだが、問題ないよ」

 

「そうか、ならいいんだが。 何かあればこの…」

 

 

──「DIOに言うがいい」

 

 

あぁ……なしてこんな事になってしまったん?

 

……回想どうぞ。

 

 

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〈回想開始〉

 

私の名前はサン、見た目は10代の前半に見えるけど身分証明書では20代の前半なんだ……

 

って言うのが今のサンタナさんです。

 

何でこうなったかって言うとねぇ〜。

 

今は亡きスピードワゴンの指示でこうするようにって言われたらしいよ!

起きてすぐに携帯と一緒に渡されたパスポートを見てさ、サンタナさんマジビックリだよクソッタレが!!

まさか、身長と体重まで指定されるとは思わなんだ。

 

まぁ、事実はジョセフのイタズラだろうけどね。

スピードワゴンがこんな事する訳ないし…。

 

だがしかし、この身分も時と場所によってはとても役に立つ。

 

「サンちゃん、これ今月分ね!」

 

「ありがとうおじさん。これからもサンに貢いでね!」

 

闘技『ロリロリスマイル』をキメると男は完全にヘヴン状態になった。

内心俺はドン引きである。

 

でも、これで生活しているわけで、文句も言えないわけで、仕事なわけだから、ショウガナイネ!!

 

それに、この仕事にも苦労する要素は有るんだよ!

本当だよ!!

 

「サンちゃーん!」

 

ほらたぶんアレだよ。

アレが最近の悩みの種なんだ、みんな同情してくれるよ。

 

「サンちゃん。 僕と結婚してくれぇ〜」

 

全力で走ってくる男、それも愛を叫んで。

俺は、女になる事に抵抗は無いけど、男に興味があるわけでは無いんだよね。

 

よって、ちょっと過激なファンには…

 

熱風(サンタナ)流去勢術『一の攻』

暴風去勢拳(ストーム・カストレーション)』!!」

あばばばばばば!!!」

 

まだまだ『イエスロリータ、ノータッチ』が浸透していない。

 

「ありがとう、ございます…ガクッ」

 

その後男は同志と名乗る集団に回収された。

その時に『勇者』と呼ばれていたのは気にしないでおこう。

 

「もうすっかり暗い。 ウイスキーでも飲みながら帰るかな…」

 

「そこのお嬢さん。 こんな暗い路地裏で女性1人とは無用心だ。 私が送ろうか?」

 

耳障りの良い声が耳に入ったので振り返ってみると…

 

──股間があった

 

「死に晒せ変質者!!」

 

「GyaAAAOooooo!!」

 

見事に俺の右ストレートが変質者の股間を捉えた!

変質者は路地の壁へと吹き飛び蹲っている。

 

「グゥ、貴様人間ではないな! こ、このDIOに無様な格好を!!」

 

「……」

 

次のラスボスじゃないですか…マジかよ

だって、まだDIOの棺は回収されてないはずだよ?

ジョジョの愛娘ホリィもまだ成人してないし…

 

こんなの絶対俺のせいじゃん!?

 

致命的なバタフライエフェクトだよこれは!?

まだ、承太郎生まれてない、と言うか影も形もないよ!!?

 

でも、生DIOだ!!

 

生DIO様キターーーーーーー!!!!

 

返答しないとダメですよね?

いやもうここは早々にお引き取り願おうか。

 

「お前もまた、俺と同じ人外だろう?」

 

「ほぉ、分かるか…。 私は吸血鬼だが、お嬢さんは?」

 

立ち上がって、カリスマを放ってるけど…

内股なのよねぇ〜

こんなDIO様は見たくなかったぜ、ハッハッハ。

 

「究極生命体ですが…」

 

「……」

 

 

〈回想終了〉

 

─────

 

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───────────────────────

 

ハイお帰り。

これが、DIOとの初邂逅です。

あの後飲みに行って、話してみたら何かこんな感じになったんですねコレが。

 

戦闘ですか? 勿論ありました。

当然の様に勝ちましたね、まだスタンドを身に付けてないみたいなので…

 

でも聞いてみるとエンヤ婆との面識は既にあるようで、後は矢と弓があれば『世界(ザ・ワールド)』を発現出来そう。

 

今の話題はジョースター家をどうやって倒すかって事です。

 

「俺、ジョジョと友人関係なんだけど」

 

「……」

 

アレ? 誰だよ時止めたのぉ…

 

 

 

 

──────────────────────

 

時を遡り、場所はチベットのとある山岳地帯、それを登っているのは3人。

 

シーザー、ジョセフ、スージーQである。

 

彼らは、チベットにあると言う、波紋の本元に修行に来たのだが…

 

「遠いな」

 

山登りに飽きてきたようだ。

 

「山を登ってどれぐらい経ったと思ってやがる。 いい加減着かねぇのか?」

 

「どうしようもないだろ。 何、後少しだ気張っていくぞ」

 

「ハーイ」

 

スージーQは今日も元気である、ジョセフは相も変わらず面倒くさそうである。

 

「スージーQ、お前こんだけ登って疲れてねぇのか? 俺たちは置いておくとして、お前は普通の女だろ」

 

「う〜ん。何か、ジョジョたちと一緒に居ると体から力が出るっていうか…。 不思議と疲れないのよねぇ」

 

「なんだそりゃあ?」

 

ジョセフたちから無意識のうちに漏れでる波紋エネルギーが影響しているのだが、そのことに気付くのはまだ少し先である。

 

「見えてきたぞ2人とも。アレが先生が仰っていたチベットの修練場だろう」

 

荘厳な雰囲気を放つ修練場は、見るからに生命エネルギーが溢れて見えるようで、今まで緩んでいた顔が一気に引き締まるのを1人を除いて感じた。

 

「写真撮ってリサリサ様に送ろっと」パシャリ

 

 




流石に私のぶっ飛んだ発想について来れなかったでしょう?
これが私の本気です!

完全に予想外だった人は大人しく感想欄にて挙手してください。
お待ちしていますよ。

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