結ばれしシン世界   作:薫製

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来年シンゴジラのブルーレイでるしエヴァの絵コンテでるし当分庵野祭りだな。


再来

今までは序章だ。

 

今度こそ…この国を…

 

ネルフ本部第一発令所

 

「原子炉?」

 

リツコは聞いた。

 

「そう。ゴジラの体内には原子炉のようなものが入っていてそこからエネルギーを得ている。

 

そのエネルギーから出た熱は血液循環をして発散している。だからその血液循環を阻止すればゴジラは生命維持のため自らを冷却し、活動停止するだろう。だってよ。」

 

ミサトはメールを見て言った。

 

「誰から?加持君?」

 

リツコはおちょくった。

 

「あの馬鹿は知らないわよ!巨災対委員会の矢口蘭堂ってのからよ。」

 

「前会議した1人ね。」

 

矢口とミサトはお互い連絡先を交換していた。

 

「で、そっちは?」

 

ミサトは聞き返した。

 

「まださっぱり。あの資料見ても何が何だか分からないわ。」

 

「早くしないとゴジラが来るわよ。」

 

すると発令所内の警報が鳴り響いた。

 

「使徒なの?!」

 

ミサトはすぐマコトに聞いた。

 

「いえ!パターン青ではありません!」

 

「まさか…」

 

「ゴジラ…」

 

総理官邸第1会議室

 

「鎌倉沖にか?」

 

大河内は聞いた。

 

「はい。前回と同じ赤い液体を発見したようです。」

 

「自衛隊は?」

 

花森が

 

「総理のお言葉1つで行けます。」

 

と答えた。

 

すると

 

「映像届きました!」

 

大臣らがテレビを見た。

 

「は…」

 

その光景に驚いた。

 

「進化するとは聞いたが…ここまでなるとは…」

 

ある大臣が呟いた。

 

前まで首を上げられなかったのにいまでは尻尾を器用に使い二足歩行で歩いている。

 

そして茶色だった体は黒色に変色している。

 

まさにトカゲのようだった。

 

ネルフ本部第一発令所

 

「ゴジラ横浜を縦断中!」

 

「第3新東京市は無視か…」

 

冬月は言った。

 

「あぁ…これで老人達は少しはうるさく無くなるだろう。」

 

ゲンドウが言った。

 

「やはり彼か?」

 

冬月が聞いたがゲンドウは何も言わなかった。

 

第3新東京市内

 

非常招集がエヴァパイロット逹にだされシンジとアスカはネルフの車で本部へ運ばれていた。

 

(瀧さん…大丈夫かな…)

 

シンジは考えていた時

 

「バカシンジ!」

 

アスカがいきなり怒鳴った。

 

「何だよアスカ?」

 

シンジが聞いた。

 

「あんたねぇ!人に心配かけてんの分かってる?!」

 

アスカの反応にシンジは驚いた。

 

「アスカ…」

 

「べっ…別にあんたがいつもと違うから心配してる訳じゃないんだから!コネメガネが言えって言ったからね!」

 

アスカは顔を赤くして言った。

 

シンジは笑って

 

「ありがとう」

 

と言った。

 

ゴジラ襲来数十分前

 

瀧はシンジからの情報を手に千代田区を歩いていた。

 

(あの日。星が降った日。俺はアイツに会っていた…!)

 

そう確信して情報の場所に着いた。

 

そこは普通のマンションだった。

 

「ここに…いるのか…」

 

そうしてメインフロワーのインターホンを押した。

 

少しして

 

「はい。」

 

と女性の声がした。

 

瀧の胸の鼓動が高まった気がした。

 

「あのっ…!」

 

言おうとした時街中にサイレンが鳴り響いた。

 

「まさかっ…!」

 

瀧は感じた。

 

奴だ…ゴジラだ…

 

その瞬間インターホンが切れた。

 

「あのっ!」

 

反応は無かった。

 

恐らくニュースでも見たのだろう。

 

そしてこのまま別れてあやふやになってしまう。

 

「こんなとこで…諦めてたまるか!」

 

そう言って瀧はマンションの扉を強引に開け入っていった。

 

多くの人が出てくるその中から探さなくてはならない。

 

どこだ…どこにいる…

 

そう思った時

 

目の前が時間が止まったように見えた。

 

瀧の目の前を1人の女性が走り去っていった。

 

それは紛れもなく探していた女性だった。

 

瀧はその後ろ姿を見失わないように追った。

 

その姿はまるで激しく流れる川を下っているかの様だった。

 

するとその女性がつまづいた。

 

瀧はその腕を間一髪掴んだ。

 

「大丈夫ですか?」

 

瀧は聞いた。

 

「はい。ありがとうございま…」

 

その女性は言いかけた言葉を忘れ瀧の顔を見た。

 

「どっかで会いませんでした?」

 

瀧は少し待ってから

 

「会いに来たよ…三葉…」

 

と言った。

 

その言葉を聞いてその女性、三葉の目から涙が出てきた。

 

「瀧くん…?」

 

「ごめん。忘れちまった…お前のこと。」

 

瀧は謝った。

 

「ううん…私も忘れてしまったの…ごめんなさい。」

 

どうやらあの後お互い記憶が無くなったらしい。

 

「そこのおふたりさん!早く逃げろ!」

 

いきなり怒号が聞こえ2人は周りを見た。

 

しかしそこには焦って逃げる人しかいなかった。

 

すると足元に白いイヌがいた。

 

2人の顔を見てそのイヌは走ってどっかに行ってしまった。

 

2人は呆然としていたが

 

「三葉。逃げよう。」

 

瀧が声をかけた。

 

「うん。」

 

そしてお互い手を繋いでシェルターに向かった。

 

 

 

 




ようやく瀧と三葉会わすことが出来た。
次回は日本対虚構第2戦をやります。
ちなみにラストにでた白いイヌは某CMのキャラです。
最近シンゴジラとコラボしていたので出してみました。
なおこのキャラは本編と特に関係ないので気にしないで下さい。

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