結ばれしシン世界   作:薫製

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遅れました!すみませんでした。
ネタにつまりまして…



被害

ネルフ本部とある部屋

 

そこにはゲンドウがいた。

 

そしてその周りを囲むように黒い直方体が7個ある。

 

「さきの戦闘で多くの被害が出たな。」

 

とある直方体が言った。

 

「まさか奴がこれほど早くでるとは想定外だ。」

 

「左様。これではリリスとの契約に支障がでる。」

 

するとゲンドウが

 

「心配ありません。修正内です。」

 

また他の直方体が

 

「残る使徒はあと3体もいる。裏死海文書の期日には間に合わせなければ。」

 

センターにいたZEELE01と書かれた直方体が

 

「碇。我々には時間が無い。人類補完計画をおこなう準備は最終段階に入った。君たちの力を信じる。」

 

ゲンドウが

 

「全てはゼーレのシナリオ通りに。」

 

と言った瞬間直方体が音をたて消えた。

 

「最終段階か…」

 

部屋が明るくなりプリクラの中のような1面緑色の部屋が現れた。

 

1つ残された机に座るゲンドウの横に冬月がいた。

 

「あぁ…老人達の作る神が完成間近だ。我々の計画にも時間が無い。」

 

とゲンドウが言った。

 

「その前に目の前の神をどうにかしなければな。」

 

「あぁ…」

 

品川

 

怪物が通った後を見て矢口は呆然とした。

 

まるで津波が通ったあとのようだった。

 

総理や大臣達は被害の説明を受けている。

 

行方不明者はまだいるようだ。

 

消防隊や自衛隊がガレキの中から探している。

 

赤坂が

 

「おい。行くぞ。」

 

と矢口の肩を叩いて言った。

 

「はい…」

 

その場を去っていった。

 

同時刻別の場所

 

ミサトやリツコなどのネルフ関係者にも現場にいた。

 

「何かとれた?」

 

ミサトは防護服ごしに言った。

 

怪物の通ったあとには放射能があったことが分かり防護服を着ていた。

 

「一応体液と皮膚の1部のサンプルは採取出来たわ。あとは本部で調べるだけね。」

 

とリツコがパソコンをいじりながら言った。

 

「なかなか先が遠いね…」

 

ミサトは遥か遠くを見るように言った。

 

ネルフ本部

 

シンジは1人廊下を歩いていた。

 

怪物を追跡したが消えたので次どこに現れるのか予想出来ない状況なのでエヴァパイロットは全員第3新東京市に集められている。

 

シンジはずっと考えていた。

 

すると後ろから

 

「ワ〜ンコ君!」

 

とマリが絡んできた。

 

「マリさんどうしました?」

 

シンジが聞いたら

 

「いやぁ。最近ワンコ君の様子が変でそれに対して姫がうるさくてそれで仕方なく調査してるってこと。」

 

と言っておきながら楽しそうな目をしている。

 

「少し考え事をしていて…」

 

「おっ。悩みの事あるんだ?聞いてあげようか?」

 

シンジは少し迷ったがマリに瀧の様子について話始めた。

 

「なぁーるほどね。それで悩んでた訳ね。」

 

「何が原因だと思います?」

 

マリは考えていた。

 

すると

 

「その瀧って子未婚?」

 

「はい…何でそんなことを?」

 

マリはメガネをあげて言った。

 

「彼女だな。」

 

「はい?」

 

シンジは聞き直した。

 

「普通そんぐらいでしか彼女とか最低つくれてるかいたとかじゃない?まぁ…私の考えだけど。んで、夢見ているみたいとかって言ってたじゃん。多分別れて未だに忘れられないとかは?」

 

「忘れられない…」

 

その言葉でシンジは思い出した。

 

(もしかしたら…)

 

シンジはマリにお礼も言わず走り去った。

 

マリはその後ろ姿を見て

 

「ユイ先輩…」

 

と言った。

 

ジオフロント

 

加持リョウジは畑でスイカの世話をしていた。

 

すると

 

「加持さん!」

 

と聞きなれた声が聞こえたので振り返ってみると

 

「シンジ君じゃないか?どうしたんだ?」

 

「あのお願いがあるんですけど。」

 

その顔は何か重大なことがあるという顔だったので作業をやめた。

 

「人探しね。」

 

加持は言った。

 

「でも断片的なんですよ。」

 

シンジが水を飲みながら言った。

 

「何とかしてみるよ。それで名前は?」

 

「みつはって言ってました。」

 

「みつは… 」

 

加持はタバコを吸いながら言った。

 

「知り合いですか?」

 

シンジが聞いた。

 

「いや。分からない。調べてみるよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

シンジはお礼をして去っていった。

 

(みつは…どっかで聞いたな…)

 

加持は煙をふいて考えていた。

 

総理官邸会議室

 

「それでは各自の調査結果を発表してください。」

 

大河内が言った。

 

「死者及び行方不明者の数約100人以上出ました。」

 

「怪物の滞在時間は2時間弱でした。」

 

「2時間で100人以上も犠牲が出たのか?!」

 

金井が驚いたよいうに言った。

 

「恐らくネルフがシェルターを解放する前が多かったです。あの場でネルフが開いてくれなければ…」

 

総務大臣の河野純が言った。

 

その瞬間会議室の空気が冷えた。

 

「…でネルフは何と?」

 

大河内は聞いた。

 

すると東が

 

「今のところ調査中らしいです。総理ここは怪物に対する委員会を設置するべきです。」

 

「…分かった。ではやりたい者は?」

 

矢口がすぐに手を挙げた。

 

「私に任せてください。」

 

「頼んだぞ。」

 

大河内に喝をいれられた。

 

ネルフ本部

 

「巨大不明生物特設対策本部通称巨災対前回の巨大不明生物の調査を中心におこなう。だそうよ。」

 

リツコはデータを分析しながら言った。

 

「ここにネルフも入るのね。政府も考えたもんだわ。」

 

ミサトはコーヒーを飲みながら言った。

 

「でも人材がね。霞か関のはぐれ者、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学芸の異端児…など最悪ね。全く矢口って議員は何を考えているのか…」

 

「どんな人でも皆日本のことを考えているのよ。」

 

ミサトは遠くを見ているようだった。

 

 




雪大変だわ…

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