結ばれしシン世界   作:薫製

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ゴジラがようやく頻繁に出せる…


上陸

総理官邸

 

ネルフの対応に腹をたてていた。

 

「何だ!あの対応は!」

 

「やはり奴らが仕組んだな!」

 

と言っていたが内閣官房長官の東竜太が

 

「ネルフの処罰に関しては後ほどにして、総理。国民を落ち着かせるために情報をながしましょう。」

 

と言った。

 

「怪物は上陸するのか?」

 

と大河内は聞いた。

 

「専門家に相談した結果上陸すると唱えた人が少なかったので上陸しないことにしましょう。」

 

と東が言った。

 

「分かった。すぐに準備に移れ。」

 

そのあと国民に向け上陸はしない。建物内に待機してほしい。と発信した。

 

新宿とあるアパート

 

「上陸しないのか…」

 

瀧が言った。

 

「皆大丈夫かな…」

 

と、シンジはつぶやいた。

 

「心配している人がいるのか?」

 

瀧が言った。

 

「はい。多分皆第3新東京市にいるから大丈夫だと思うけど。」

 

「君は1人で来たの?」

 

瀧が聞いた。

 

「多分…」

 

と、シンジは言い窓の外を見ようとした時ヘリのエンジン音が近づいてきた。

 

「何だよ…この音…」

 

やがて音はアパートの上で鳴っている。

 

突然玄関のインターホンが鳴った。

 

瀧が行こうとしたがシンジが先に行き扉を開けた。

 

そこにはスーツにグラサンをかけた男性が3人立っていた。

 

「碇シンジ君だね。」

 

「はい」

 

「ネルフ保安局の者だ。非常召集がかかった。反論はないね。」

 

「はい。」

 

瀧は呆気にとられていた。

 

「ネルフ…一体何だよ…君は一体…」

 

シンジが

 

「一体何があったんですか?」

 

と聞いた。

 

すると、保安局員が

 

「数分前目標は蒲田に上陸した。」

 

と言った。

 

瀧は驚いた。ついさっき政府が上陸しないと言ったからである。

 

「じょ…上陸って…」

 

シンジは違和感を持った。

 

政府とネルフの情報は共有されている。

 

なのにどちらとも情報にズレがある。

 

(ミサトさん…一体何が…)

 

ネルフ本部第一発令所

 

「目標品川方面に進行中!」

 

どんどんと入ってくる情報。

 

「政府のほうは大変ね。」

 

とリツコが言った。

 

「このまま情報が流れていれば失うことのない命もあったのに…」

 

ミサトは悔しそうに見ている。

 

それは今の蒲田の状況だった。

 

怪物は首を振りながら船ではなく車を飛ばしている。

 

そして首を振る事にえらのような所から血が出てきている。

 

その手前には逃げ惑う人々がいた。

 

「どうします?このまま政府の判断に任せます?」

 

と日向が言った。

 

「そんなことしたらまた犠牲者が出るわ。」

 

ミサトは考えていた。

 

そしてある提案が出た。

 

ミサトはゲンドウを見た。

 

「司令。提案があります。」

 

「何だ。」

 

「目標の進行方向の半径3キロ内にあるシェルターを開放することを提案します。」

 

「何故そこまでやる葛城一佐。」

 

ゲンドウはなげかけた。

 

「このまま何もしないと多くの国民が危険にさらされます。その危険を最大限まで取り除くのが我々の指名だと思います。」

 

とミサトが言った。

 

「…好きにしたまえ。」

 

「ありがとうございます!」

 

そして正面を向き

 

「目標進行方向半径3キロの全シェルターを開放!非戦闘員を避難させて!」

 

「了解!」

 

総理官邸

 

「総理!ネルフがシェルターを開放しました!」

 

「何だってぇ!」

 

大河内は驚いた。

 

ネルフが自分らの作戦以外でシェルターを開放することはありえない話だった。

 

すると

 

「ネルフより電話が!」

 

すると大河内は

 

「よしまわせ。」

 

テレビに映されたのはミサトだった。

 

「葛城ミサト一佐…ですよね。」

 

「はい。先ほどは無礼をしました。」

 

とミサトは謝った。

 

「君たちの日本を思う気持ちはよく分かった。

 

お互い協力していこう。」

 

大河内は言った。

 

「ありがとうございます。では我々が独自で調べた結果を話します。」

 

その数十分前

 

矢口はとある専門家に電話していた。

 

「もしもし」

 

「私だ。矢口だ。」

 

「矢口さん。あなたが何を聞こうとしているのかはわかりました。」

 

その電話相手とは

 

環境省自然環境局課長補佐尾頭ヒロミだった。

 

「目標は蒲田から品川方面に進行中で映像で見るかぎり魚類のようなえらがあります。またおぼつかない足取りなので深く内陸には入ってこないでしょう。」

 

と尾頭は言った。

 

「分かった。ありがとう。」

 

と矢口は電話を切った。

 

すると後ろから肩を叩かれた。

 

「赤坂さん…」

 

それは内閣総理大臣補佐官赤坂秀樹だった。

 

「提案をすることはいい。しかし、出しゃばり過ぎだ。場をわきまえろ。いいな。忠告はしたぞ。」

 

そう言って通り過ぎて言った。

 

(ネルフの情報と合致している…さすがだな…)

 

と矢口は1人思った。




第二形態こと蒲田君遂に、登場!
個人的には最初ゴジラじゃないだろと思ったら何回か見たら案外可愛いく感じてしまった…

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