結ばれしシン世界   作:薫製

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早めに書き終わりました。
シンゴジラ大臣多すぎだろ…


災いは突然に

2016年11月3日、この日日本は試される。

 

災害でもない、戦争でもない新たな試練が始まる。

 

海上保安庁の巡視船は羽田沖にいた。

 

本部からプレジャーボートが漂流していると情報がきたからである。

 

「艦長!見えました!」

 

殲滅の指す方には確かにプレジャーボートがある。

 

「直ちにプレジャーボートの横に付けろ」

 

「了解!」

 

プレジャーボートに乗ってみると荒らされた形跡はなくまるでさっきまで人がいたみたいだった。

 

現場の写真を撮っていた船員がふとテーブルの上を見ると綺麗に織られた折り鶴があった。

 

(折り鶴…?一体何で…?)

 

写真を撮り折り鶴を見てみたら羽に

 

ー好きにしろー

 

と書いてあった。

 

(好きにしろ?何をだ?)

 

艦長に報告しようとしたら突如謎の揺れが襲った。

 

「なっ…何だ!」

 

「地震か?!」

 

「分かりません!」

 

艦長の顔には汗が出てきた。

 

「何が起こっているんだ…」

 

その瞬間船の下で高温反応が出た。

 

「我々の船の下に高温反応あり!」

 

「何だと!」

 

そして白い光に包まれた。

 

同時刻東京湾アクアライン

 

祝日なので交通量が多かった。

 

楽しい思い出ができると思い通っていくが結果は逆だった。

 

ある車の前に土砂がトンネルの上から出てきている。

 

「何で漏れてきてんだよ」

 

いらつきながらも避けようとした。

 

その瞬間土砂ではないと分かった。

 

「何だよ…これ…」

 

血だった。

 

すると轟音とともに上から漏れている血の量が多くなりその車の上に落ちてきた。

 

総理官邸

 

「東京湾で水蒸気爆発?」

 

大河内は歩きながら言った。

 

「はい。大規模な爆発だったらしくアクアラインの一部のトンネルで崩落が起こり車が巻き込まれたと。またその近くで遭難船を助けようとした巡視船も行方不明です。」

 

情報を聞きながら会議室に入っていった。

 

そこには既に多くの大臣が座っていたが大河内を見るとすぐに立った。

 

「大体の内容は分かっている事態は一刻を争う。それぞれの情報を共有する。」

 

しばらくして

 

「…でありますから水蒸気爆発の原因は海底火山か熱水噴出孔が原因かと。」

 

他の大臣逹も納得はしていたが矢口は違った。

 

今ではSNSが発達しているのでトンネルにいた人が動画や画像を投稿していた。

 

その内容が海底火山や熱水噴出孔が原因とは考えることができないのである。

 

そして1つの推測が立った。

 

「総理。何ものかが海底にいる可能性があります。」

 

その瞬間会議室が静寂に包まれた。

 

「海水温が100度を超すのに生きられる生物などいないだろ。」

 

と周りの大臣から失笑された。

 

しかし、その意見に、同情するものがいた。

 

ネルフ本部第一発令所

 

東京湾水蒸気爆発事故を受けこちらも慌ただしかった。

 

「生物ね…」

 

ミサトがメインモニターに映られた現在の東京湾の状況を見ながら会議の音声を聞いていた。

 

「あら。まさか同情するつもり?」

 

リツコがオペレーターの伊吹マヤの結果を見ながら言った。

 

「いや同情というか有り得る話だと思ってね。」

 

少し笑い気味で言った。

 

東京湾は未だ変化はなくただ水蒸気が登っているだけだった。

 

「生体反応は無し。MAGIによる結果パターン青反応も無し。明らかに海底火山か熱水噴出孔しかありえないわ。」

 

リツコが正論を言った時オペレーターの日向マコトが

 

「ヘリコプターからの映像届きました!」

 

と叫んだ

 

「メインに回して」

 

とミサトは冷静に言ったがその映像を見たらその冷静は姿はどこかにいってしまった。

 

「何よこれ…」

 

呆気にとられるミサト。

 

「そんな…ありえないわ…!」

 

つい数分前まで自分がいっていたことが目の前で嘘となった。

 

司令部の上にいる冬月が

 

「老人達のシナリオか?!」

 

と焦っていたが

 

「裏死海文書のシナリオにはなかったことだ奴らの誰も分かっていない。」

 

とゲンドウは冷静に言った。

 

「急いで日本国政府に回して!」

 

とミサトが叫んだ。

 

総理官邸会議室

 

「特務機関ネルフより動画が届きました!」

 

役員の1人が叫んびその動画をテレビに映した時場の空気が凍った。

 

「何だ…これは…」

 

言葉を失う大河内。

 

他の大臣もただその画面を見るだけしかできなかった。

 

そして矢口は画面に映っている映像が本物なのか疑ってしまった。

 

同時刻新宿のとあるアパート

 

立花瀧はテレビのニュースを食い入るように見ていた。

 

昨日は第3新東京市の会社に用事があり来ていたが帰り中学校ぐらいの女子とぶつかりカバンの中から大量の資料が出てしまい何とか集めたがその時名札も落としたらしいが気付かず離れてしまった。急いで戻ったが名札もその子供達もいなかった。そして今日会社で新しい名札を貰いにいこうとしたが親友からテレビをつけろと言われたのでつけたらとんでもないことになっていた。

 

先ほどまで水蒸気しか登っていなかった東京湾にまるで沈没した船から出ている油のように赤い血のようなものが水蒸気から伸びていた。

 

そして極めつけはその水蒸気の中に黒い物体があったことだ。

 

それは尻尾。

 

爬虫類に近い巨大な尻尾が海面に出てきたのだ。

 

「はっ…?」

 

未だに何が起こっているのか分からない。

 

(水面から尻尾?一体どうなっているんだ…?)

 

ただ、1つだけ分かることがある。

 

何故か手の震えが止まらない。

 

しかも、この震えは昔も経験したものだった。

 

(何だ…この震えは…?)

 

しかし原因は分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 




次は遅くなるかも…
シンゴジラの内容がうろ覚えでやるのが大変…

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