結ばれしシン世界   作:薫製

17 / 19
もしかしたら不完全燃焼で終わる可能性がありますがそれは続編作る時の題材にしようと思ってるのでそん時はご理解お願いします。


ヤシオリ作戦

月タブハベース

 

銀髪の少年は新作プラグスーツを着た。

 

少年はエヴァの上にいた。

 

そして目の前にある地球を見て言った。

 

「時が来たね。」

 

 

 

「自衛隊及びアメリカ軍並びにエヴァ全機スタンバイ完了。

 

いつでも行けます。」

 

マコトがミサトに告げた。

 

ネルフは専用車両で指揮をとっていた。

 

「政府に繋げて。」

 

ミサトは指示を出した。

 

科学技術館屋上

 

「ネルフより無線が。」

 

1人の自衛隊員が言った。

 

そして無線をとった。

 

「矢口だ。」

 

「こちら葛城。正午の時報とともに攻撃開始。

 

いいわね?」

 

ミサトはそう言った。

 

「了解。アメリカにはこっちが言っておく。」

 

矢口は無線を切った。

 

「正午の時報とともに作戦開始!呼称名は…」

 

矢口は少し黙ったがやがて言った。

 

「ヤシオリ作戦だ!」

 

それをリツコは聞いていた。

 

「ヤシオリね…全くヤシマ作戦のパクリ?」

 

「まぁそこはね…であなた達はここに来たからには覚悟してるわね?」

 

ミサトは後ろを見た。

 

そこには瀧と三葉がいた。

 

「大丈夫です。ここに来るからにはもう後には引けませんから。」

 

瀧が言った。

 

「それにシンジ君達をここで見ないとダメですから。」

 

三葉も答えた。

 

「分かったわ。」

 

そして…

 

(只今より午後〇時の時報を鳴らします。)

 

聞き覚えのあるカウントダウンとともに時報がなった。

 

矢口とミサトは一呼吸置き叫んだ。

 

「ヤシオリ作戦開始!」

 

するとゴジラの下から無人新幹線爆弾が走ってきて足にぶつかり爆破した。

 

突然のことにゴジラは咆哮をあげた。

 

「今だ!無人爆撃機ゴジラに向けミサイル発射!」

 

矢口はそう指示した時ゴジラの周りにいた無人爆撃機が一斉に火を吹いた。

 

もちろんゴジラは背中を紫色に染め口から光線を吐いた。

 

ミサイル群はあっという間に殲滅され無人爆撃機も消された。

 

「第1弾全滅!」

 

マコトが叫んだ。

 

「悟られるわよ。間髪入れないで次!」

 

ミサトがそう言いミサイルが次々とゴジラに飛んでいく。

 

やがて背中から無数の光線を出し更に落としていく。

 

「ゴジラ体内放射能低下!」

 

安田が言った。

 

矢口は黙って見ている。

 

「第4弾全滅!」

 

マヤが叫んだ時ミサトはすぐ指示を出した。

 

「エヴァンゲリオン弐号機、四号機発進!」

 

すると後ろのアンビリカルケーブルが外れ2機は駆け出して言った。

 

「コネメガネ!合わせなさいよ!」

 

アスカはマリに言った。

 

「合点承知!」

 

マリは答えた。

 

ゴジラは横目で見た。

 

というかもともと目は横に付いているが。

 

エヴァンゲリオン…神の複製…まだ邪魔をするのか…

 

そしてミサイル群を背中に任して口で2機を狙った。

 

「うおっと!」

 

アスカは間一髪で光線を避けた。

 

「あん時傷ついたプライド今晴らすわ!」

 

そしてアスカはライフルをゴジラに撃った。

 

マリも援護の形で撃った。

 

ゴジラには効いていない様子だった。

 

「ちっ!やっぱりか!」

 

アスカは舌打ちを打った。

 

「やるしかない…コネメガネ!」

 

「了解~。行っくよ~。」

 

そして2人は叫んだ。

 

「モード反転!裏コードザ・ビースト!」

 

「モードチェンジ!コード777!」

 

2機は獣化形態になった。

 

弐号機は獣に。

 

四号機は鳥に。

 

四号機は弐号機を背に乗せ高速で動いた。

 

ゴジラはそれを狙うが空振りする。

 

やがて背中の光線が底をつき出なくなった。

 

ミサイルがゴジラに当たる。

 

「ゴジラ背中の光線停止!」

 

だが今度は尻尾から光線を出しミサイルを破壊していく。

 

「なんて達者な芸なの…」

 

リツコは驚いた。

 

だがミサトは身動ぎもせず画面を見ていた。

 

すると口も尻尾の光線も小さくなり紅蓮の炎が出るだけになった。

 

その瞬間をミサトは見逃さなかった。

 

「今だ!零号機狙撃開始!」

 

その号令とともにレイが照準を合わせ陽電子砲を撃った。

 

そしてゴジラの横のビルを貫き爆破した。

 

他の周りのビルは弐号機と四号機で壊していく。

 

そのビル群の瓦礫がゴジラに落ちてくる。

 

最初は耐えていたがやがて崩れ落ちるように倒れた。

 

「ゴジラ転倒!」

 

自衛隊員が叫んだ。

 

矢口は目を閉じた。

 

「初号機発進!」

 

ミサトは指示を出した。

 

初号機はドラム缶のようなオキシジェンデストロイヤーを片手にゴジラに向かった。

 

遠くには弐号機と四号機が見えた。

 

(皆のためだ…ここで失敗なんて…)

 

シンジはそう思いながらゴジラに近づいていった。

 

しかしゴジラもそこまでバカでは無かった。

 

「ゴジラ内部に高放射能反応!」

 

マヤが叫んだ。

 

「マズイ!」

 

ミサトは叫んだが間に合わなかった。

 

ゴジラの口から放たれた光線は初号機の左腕を貫いた。

 

左腕がオキシジェンデストロイヤーとともに吹っ飛ばされた。

 

やがてオキシジェンデストロイヤーは爆散した。

 

「オキシジェンデストロイヤー…爆発…使用不能…」

 

自衛隊員の報告を受け矢口はまだ目を閉じている。

 

「初号機左腕損傷!及び沈黙!」

 

するとゴジラは背びれではなく身体中を発光し始めた。

 

「ゴジラ体全体を発光!」

 

ネルフ職員が言った。

 

「ゴジラ内部から更に高い放射能を確認!」

 

マヤが叫んだ。

 

「まさか…」

 

リツコは悟った。

 

「総員衝撃に備えて!」

 

ミサトが指示したのと同時に目の前が白くなった。

 

ゴジラは自らを爆破させた。

 

至近距離にいた弐号機と四号機はモロに喰らった。

 

また科学技術館屋上の矢口達も衝撃波が来た。

 

矢口はギリギリ物陰に隠れた。

 

だかあらゆるものが飛ばされていった。

 

物も人も。

 

そしてネルフの特別車両も衝撃波を喰らい飛ばされた。

 

三葉はその衝撃で後ろに飛ばされた。

 

それを間一髪瀧が支えた。

 

零号機は何とか無事だった。

 

レイはゴジラの爆発をただ見ていた。

 

それはまるで

 

「…原爆…」

 

あらゆるものを灰にし生物の命を奪ったあの原爆のようにそこにはキノコ雲がたっていた。

 

 




四号機の裏コードはユニバーサルクールジャパン2016のものを採用しています。
行った人しか分からないネタ使ってすみません。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。