結ばれしシン世界   作:薫製

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龍の歯医者見ようか迷うなぁ…
監督鶴巻で何故か音響が庵野ってのがおもしろいな。
まぁそれまでにケリつけんとな


作戦準備

作戦準備が遂に開始された。

 

そんななかシンジは矢口に呼ばれていた。

 

ジオフロント

 

「ごめんな。いきなり呼び出して。」

 

矢口はシンジに謝った。

 

「大丈夫ですよ。で内容とは?」

 

シンジは言った。

 

すると矢口はシンジに缶コーヒーを渡して言った。

 

「実は君が提示した仮説を見たんだ。

 

それで自分なりに考えた仮説を聞いて欲しいんだ。」

 

シンジはうなづいた。

 

「繭五郎はゴジラ。風呂場は糸守湖。そこは分かる。では彗星はなんだ?偶然か?仮に偶然としたらゴジラはそれでくたばるか?そこで俺は考えた。そうしたら彗星は誰かが呼び、倒すのではなく封印したと。だから祠があり本人達もよく分からない踊りが存在する。全ては繋がっているんだと。そう解釈した。」

 

矢口はそう言った。

 

シンジはその考え方に同感した。

 

「凄いですね。矢口さんって。」

 

シンジは言った。

 

矢口はシンジを見て言った。

 

「俺なんてまだまだだよ。でも人より諦めが遅いだけさ。」

 

矢口は笑った。

 

シンジも笑った。

 

「さて時間だ。君も行かないとな。」

 

矢口はそう言い離れていった。

 

だが足を止め振り返った。

 

「シンジ君。お願いがある。」

 

矢口はシンジに願いを言った。

 

「牧教授は第二次世界大戦で妻が原爆の被害にあって亡くなったらしい。教授は恐らくその恨みで放射能を見捨てた日本を憎んでる。だから封印を解き破壊神を再度呼び覚ました。この作戦はやがて聞くと思うが君が1番ゴジラに近づく。だからお願いだ。ゴジラを。牧教授を。頼んぞ…!」

 

そう言い離れていった。

 

シンジはその姿を見ていた。

 

エヴァゲージ前

 

「ではこれより作戦概要を発表します。」

 

ミサトはエヴァパイロット達に告げた。

 

「まず自衛隊、アメリカ軍の合同作戦によりゴジラの放射能が底を尽くまで攻撃をする。その時アスカとマリは第5弾が全滅したら発進して。その後尽きたらレイがポジトロンライフルでゴジラの横のビルを撃ち抜いて崩れさせて。そうすればゴジラは身動きがとれなくなる。そこでシンジ君がオキシジェンデストロイヤーを持ってゴジラの口にぶち込んで。そうすればゴジラは自動的に活動停止するわ。分かったわね。」

 

するとシンジが手を挙げた。

 

「そのオキシジェンデストロイヤーって僕はゴジラの口に入れるだけでいいんですか?」

 

と質問した。

 

「ええ。その後は我々が弁を開いて血液凝固剤を入れます。」

 

リツコが言った。

 

「なお状況は大きく変動します。なので現場各自の判断に任せます。以上です。皆頑張ってね。」

 

そして解散した。

 

「シンジ君!」

 

シンジは呼び止められた。

 

後ろを向くとそこには瀧と三葉がいた。

 

「どうかしました?」

 

シンジは聞いた。

 

すると二人は少し笑い瀧がシンジに手渡した。

 

それは赤い紐だった。

 

「これは…?」

 

シンジは初めて見る紐だった。

 

すると三葉が説明した。

 

「これは組紐。私の故郷糸守町の特産品。これには意味があって故郷でムスビってのが重んじられてるの。食べるのもムスビ。私達がこうして会えたのもムスビ。しかもこの組紐は私達も会わしてくれたの。だからシンジ君。諦めないで頑張ってね!」

 

三葉はそう説明した。

 

「二人ともありがとうございます!」

 

そしてシンジはプラグスーツの上から組紐を腕に巻いた。

 

「では。行ってきます。」

 

そしてシンジは初号機に向かった。

 

科学技術館屋上は政府の作戦本部となった。

 

皆防護服を着ている。

 

遠くでも放射能は高いからだ。

 

「国連がまだカウントダウンをしていますよ。」

 

安田が言った。

 

「国連とは結局そんなものさ。財前さん。自衛隊は?」

 

矢口は財前総合閣僚長に聞いた。

 

「志願者が多数ですよ。皆覚悟を持って行きますよ。」

 

財前はそう言った。

 

「すまない。アメリカは?」

 

すると無線からカヨコの声が聞こえた。

 

「Don'tworry(心配ないわ。)無人爆撃機が大量にそっちの作戦に参加するわ。こっちなら大丈夫。」

 

「了解。頼んだ。ネルフは?」

 

すると志村が言った。

 

「間もなくエヴァンゲリオン4機を乗せた輸送機が到着します。」

 

すると轟音をあげて遠くからやって来た。

 

「あれか…」

 

パイロット達は眼下に広がる荒廃とした東京を見ていた。

 

「これがあの東京…なのか…?」

 

シンジは驚いた。

 

「しっかしド派手にやったね~。姫ー。よくこっから逃げられたね?」

 

マリがアスカに聞いた。

 

「うるさいわね!アイツには次負けられないんだから黙ってなさいよ!」

 

アスカは反論した。

 

するとレイが

 

「泣いてる…」

 

と呟いた。

 

シンジはその意味は分からなかつた。

 

ネルフ本部

 

「そろそろか…」

 

冬月がジオフロントを見て言った。

 

「あぁ…この結果がどうなるかが問題だな…」

 

ゲンドウは相変わらずの腕組みで言った。

 

「さいは投げられた…か…お前もそろそろ動かなくていいのか?」

 

冬月はそう問いかけたがゲンドウは無言のままだった。




次回最終決戦起動

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