結ばれしシン世界   作:薫製

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この作品終わったら何しよう…


決戦の予兆

政府は矢口プランを採用。

 

それを国連に提案したが否決された。

 

その中でも着々と矢口プランを実行可能まで持って行っていた。

 

ネルフ本部第1会議室

 

「ゴジラを詳しく調査し血液凝固剤の

 

量を計算しそのサンプルを他の研究所に回し更にそれを量産しました。

 

しかし今現存する量だとギリギリかと。」

 

ヒロミが言った。

 

「それで何とかやってみよう。入れ物は?」

 

矢口はリツコを見た。

 

「N2ミサイルを再利用した形だけどその量なら入るわ。」

 

リツコは答えた。

 

「オキシジェンデストロイヤー…誰よこの名前考えたの?」

 

ミサトは聞いた。

 

「加治君よ。」

 

リツコがニヤけなが言った。

 

「あの野郎…」

 

ミサトは少し怒り気味になった。

 

「こっちはどうにかなるな…あとはあの子達か…」

 

矢口は呟いた。

 

大図書室

 

シンジ達は疲れ果てていた。

 

関係のある本を探してもゴジラの記述がハッキリとしたものは無かった。

 

「なんで早く終わらないのよ!さっさとケリつければいいじゃない!」

 

アスカはグチを言いまくった。

 

「それが出来たら誰も考えないわよ。」

 

ミサトがアスカの後ろで言った。

 

「うぇ!ミサト!いたなら言ってよ!」

 

アスカは驚きながら言った。

 

「どう?進んでる?」

 

ミサトは聞いた。

 

するとシンジがこれまでの報告をした。

 

「今から二千年前の彗星落下の記録があったんですけどそれが繭吾郎の大火ってらしいんですよ。

 

三葉さんもそれを聞いたらしく。

 

かりに繭吾郎がゴジラなら話は通じます。繭吾郎は風呂場から火が出て火が広まったと書いてありました。つまり風呂場は糸守湖ならあの光線が火元と分かります。しかしなんで糸守にいたのが今東京にいるのかが分からなくて。」

 

「巨災対がゴジラの細胞を解析した結果、ゴジラの細胞は酸素と水素さえあれば自己複製出来るらしいわ。ちなみに祠の中を調査したらゴジラの細胞に似た物質が出たわ。だから教授は恐らく祠にあったゴジラの破片かなんかを持って東京湾で育てたのね。そこには昔放射性廃棄物が山ほどあったから。」

 

ミサトが答えた。

 

「恐ろしいですね…」

 

瀧は言った。

 

ミサトは何かを考えていたがふと笑顔を見せ

 

「まぁこれから大変だからここまでにしていいわよ。お疲れ様。」

 

と言った。

 

「終わったぁー!これで家でゆっくり出来るわー!」

 

アスカは伸びをしながら言った。

 

「あの葛城さん?」

 

三葉はミサトを呼び止めた。

 

「何?」

 

「あの…家が避難区域で帰れません…」

 

三葉は言った。

 

「僕もです…」

 

瀧も言った。

 

「うーん…分かったわ。すぐに準備するわ。」

 

ミサトはそう言い出ていった。

 

その後瀧と三葉は共に同居としてミサトの住んでいるアパートに引っ越した。

 

「こんな非常事態なのに引越しなんてしていいのかな…」

 

瀧は呟いた。

 

「大丈夫ですよ。一応非戦闘員として登録されてますから。」

 

シンジはそう言い本棚に本を入れていた。

 

「そっか…分かった。」

 

別室

 

「これが糸守町?!」

 

アスカは三葉のアルバムを見て驚いた。

 

「そうだよ。あん頃はみんな不便なくやってきてたんだよ。」

 

三葉はそう説明した。

 

「まさかその街に空から落し物が降ってくるなんて誰も予想出来ないからね~。」

 

マリはのぞき込みながら言った。

 

「はい。あれは衝撃的でした。」

 

三葉はあの日を思い出しながら言った。

 

「にしてもなんであの時防災訓練なんてやったの?いつもならあの日は秋祭りのハズだけどなぁ~?」

 

マリは三葉に聞いた。

 

「えっ…」

 

三葉はその質問に驚いた。

 

(なんでその事知ってるの…)

 

あの日の真実は瀧と三葉だけしか知らないはず。

 

なぜ部外者がそれを知ってるのか。

 

三葉は焦った。

 

しかしマリは少し笑い

 

「メンゴメンゴ。何でもニャイ。ほら姫~。早く仕事しないと帰れないよ~。」

 

と言い仕事に戻った。

 

その頃

 

「どうした?いきなり呼び出して。」

 

矢口はとある場所でカヨコに呼ばれた。

 

「Mr矢口。私はアメリカから退避命令が出たわ。でも私は残りたい。この国は2度も核を使われた。3度目は許せないの。おばあちゃんの名にかけて…!」

 

カヨコはそう言った。

 

「この国はスクラップアンドビルドで何とか頑張ってきた。これ以上は悪化させない。」

 

矢口はそう答えた。

 

「ありがとう。その言葉信じるわ。」

 

カヨコはそう言い離れていった。

 

ネルフ本部第一発令所

 

マヤはパソコンでデータをまとめていた。

 

そこにヒロミが来た。

 

「あなたは巨災対の…」

 

マヤは言った。

 

「そう。あなた打つの早いんですね。」

 

ヒロミは言った。

 

「先輩直伝です。しかし、まだまだですよ。」

 

マヤは恥ずかしそうに言った。

 

「そう…ならこの仕事が終わったらタイピング教えてください。」

 

ヒロミはそう言い出ていった。

 

マヤはその姿を見ているしか無かった。

 

セントラルドグマ

 

ゲンドウはその最深部にいた。

 

そこには白い巨人こと第2使徒リリスがいた。

 

「ここにいましたか。」

 

加治が後ろから来た。

 

「リリスは我々が持っている限り有利ですよ。」

 

加治が続けて言った。

 

「あぁ…老人達の計画は破壊神を使い新たな生命体を呼び覚ますことだ。それだけは阻止しなければ。」

 

ゲンドウが言った。

 

「間もなくゴジラ殲滅作戦の準備が始まります。戦闘員は直ちに移動を開始して下さい。」

 

そんなアナウンスがセントラルドグマにも流れた。

 

 




時間から最終決戦編に突入予定です!
乞うご期待!

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