結ばれしシン世界   作:薫製

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遂にジアートオブシンゴジラ届いたぁ!
凄い内容量でした。
1万以上かかるのも文句無しのレベルでした。
特に完成台本は見物でした。
これのおかげで小説はかどる…


真実

巨災対委員会は立川から第3新東京市に移動された。

 

それと同時に首都移転計画を急遽始動させ首都も第3新東京市に一時的に移転された。

 

なお表向きは政府が日本のトップだが裏ではネルフがトップだった。

 

ネルフ本部とある部屋

 

「ネルフがトップか…老人達はどう思うかな…」

 

冬月が呟いた。

 

「奴らはシナリオ通りなら何も言わないよ。」

 

ゲンドウが言った。

 

ネルフ本部第1会議室

 

ついに巨災対とネルフのメンバーが全員揃った。

 

「こんなにいるのね…」

 

ミサトはそのメンバーの数に驚いた。

 

ゴジラの攻撃を受けながらも多くの人が働いてくれるのだった。

 

「日本はまだやれるみたいだな。」

 

矢口はそう答えた。

 

「では、各班の発表を。」

 

ミサトが言った。

 

「現在ゴジラは東京駅で活動を停止。MAGIの計算結果だと2週間後に活動を再開します。」

 

マヤが答えた。

 

「自衛隊の最新無人偵察機を使った結果ゴジラは一定範囲内の物体を自動爆撃します。」

 

自衛隊員の1人が言った。

 

「まさに第6使徒ね…」

 

ミサトが呟いた。

 

「これと同じ相手と戦ったのか?」

 

矢口は聞いた。

 

「まぁね。そん時は射程圏外から日本中の電力を集めた高出力陽電子砲で狙撃して殲滅させたわ。けど今回は相手の火力が強くて無理ね。」

 

ミサトは言った。

 

「んでそっちのプランは進んでるの?」

 

今度はミサトが聞き返した。

 

「矢口プランはゴジラのサンプルを回収してどれが適合するか調べてます。恐らく3週間はかかります。」

 

ヒロミが答えた。

 

「3週間じゃその頃は日本は無いわね。んでどうしたらプランは早まる?」

 

ミサトは聞いた。

 

「恐らくゴジラの細胞の構造が分かれば。」

 

ヒロミは冷静に言った。

 

ミサトは天井を見て考えた。

 

「本当に白旗あげます?」

 

マコトが言った。

 

「ここで辞めるわけにはいかない…

 

何としてでも止めないと。」

 

矢口は言った。

 

すると1人のネルフ職員が

 

「そういえばゴジラの光線を分析してみました。」

 

そしてその情報を見せた。

 

「ほぼ放射能で構成されているのですが1部プラズマが混ざっていました。」

 

と説明した。

 

「それが?」

 

ミサトは聞いた。

 

「はい。実はこのプラズマはゴジラで作られたものではありませんでした。」

 

皆その言葉に聞き入った。

 

「ではどこから出たんだ?」

 

矢口は聞いた。

 

「それが…」

 

職員は一瞬躊躇したがやがて口を開けた。

 

「…五年前のティアマト彗星のプラズマと一致しました。」

 

その結果を聞いて静かになった。

 

「つまりゴジラはティアマト彗星を食ったの?」

 

ミサトは驚いた。

 

「いいえ。有り得ません。

 

あの後彗星は軌道を通って行きました。」

 

ヒロミはパソコンを叩きながら言った。

 

「じゃぁ…なんで出たんだ?」

 

矢口は困惑していた。

 

するとミサトが言った。

 

「ここは行ってみるしかないわ。」

 

数時間後

 

ネルフ本部自販機場

 

「って言っておきながらなんで悩んでるのよ。」

 

リツコが言った。

 

「そういやあの町は情報が少ないんだった…」

 

ミサトは頭を抱えた。

 

すると

 

「何悩んでるのかな?」

 

カッコよく現れたのは加治だった。

 

「なんだアンタか。別に何でもないわよ。」

 

ミサトはつまらなそうに言った。

 

「五年前に消えた糸守町の情報が欲いんだって。」

 

リツコがかわりに言った。

 

「それならシンジ君に聞けばいいんじゃないか?」

 

加治は答えた。

 

「アンタ変なこと吹き込んだんじゃないんだよね?」

 

ミサトは怪しそうに聞いた。

 

「いや。このことに関しては彼の意思でやったんだ。

 

俺はその手伝いだけさ。」

 

加治が答えた。

 

「そう…」

 

ミサトはコーヒーを飲んだ。

 

翌日

 

シンジはミサトと共にネルフ本部の第1会議室に呼ばれた。

 

そこには多くの人がいた。

 

するとミサトはシンジに聞いた。

 

「シンジ君。あなたの友達に糸守町出身の人がいるみたいね。」

 

「はい。」

 

その言葉を聞いたら中から男性が現れた。

 

「私は矢口欄堂特命大臣だ。至急君のその友達と話したい。繋げられるか?」

 

「分かりました。」

 

シンジはそう答えたそして瀧の電話番号を見つけかけようとした。

 

その時シンジの手が止まった。

 

「どうしたの?シンジ君?」

 

ミサトは聞いた。

 

「もし瀧さんが電話に出なかったら…」

 

シンジはゴジラの攻撃後ずっと後悔していた。

 

アスカはあの後無事保護された。

 

あの時僕が行けば…

 

そんなことをずっと考えていた。

 

そんなシンジに矢口は言った。

 

「碇シンジ君。君はこれまでエヴァに乗り戦ったらしいな。それがどれだけ辛いことなのかは分からない。だが君が悩んでる時間はない。こんなことは言いたくないんだが君の行動次第でこの国は無くなるかもしれない。これ以上負担を掛けて申し訳ない。だが日本のために力を貸して欲しい!頼む!」

 

そして矢口はシンジに頭を下げた。

 

その様子に驚いたシンジだがやがて決心し電話をかけた。

 

しばらくなっているだけだった。

 

(ダメか…)

 

シンジがそう思った時

 

「もしもし?」

 

聞きなれた声がした。

 

「瀧さん!」

 

シンジは嬉しかった。

 

「シンジ君か…悪いな迷惑かけて。」

 

瀧は謝った。

 

「いえ。大丈夫です。ところで前紹介した人と話せます?」

 

シンジは本題を言った。

 

「分かった。待ってくれ。」

 

そして保留音が流れた。

 

その間にシンジは矢口に変わった。

 

「もしもし?」

 

向こうから女性の声が聞こえた。

 

「君が宮水三葉かな?」

 

矢口は聞いた。

 

「はい。あなたが碇シンジ君?」

 

三葉は聞いた。

 

「申し訳ない。私は矢口欄堂特命大臣だ。先ほど変わった。近くにいたら瀧君も聞いて欲しい。」

 

翌日

 

ゴジラ再起動のカウントダウンが進む中一部メンバーを乗せた3機のヘリが旧糸守町に向かっていた。

 

その1機に矢口とカヨコとヒロミが乗っていた。

 

「Mr.矢口?本当に糸守から始まったの?」

 

カヨコは聞いた。

 

「分からない。ただ我々には時間がない。だが少しでも可能性があるのならそれにかけてみるしかない。」

 

矢口はそう答えた。

 

別のヘリではミサトとリツコとマヤが乗っていた。

 

「シンジ君、あんなこと気にしていたのね。」

 

リツコが言った。

 

「そんな気持ちが分からないなんて。親失格かもね。」

 

ミサトが答えた。

 

「そんな時もあるわよ。」

 

リツコが慰めた。

 

そして最後の1機に瀧と三葉とシンジが乗っていた。

 

「荷物ばらまいただけ?!」

 

三葉はシンジと瀧の出会いを知って驚いた。

 

「しかも落し物渡しに来てくれるなんて親切だな。」

 

瀧はシンジを褒めた。

 

「それほどでもないですよ。ところで何で二人は出逢ったんですか?」

 

その質問を聞いた時二人は一瞬躊躇った。

 

そして話そうとした時

 

「全機に継ぐ間もなく糸守町に到着する。なお着陸場所は旧糸守高校だ。」

 

と矢口の声が聞こえたので話をやめた。

 

三人は窓の外を見た。

 

そこにはひょうたん型の湖があった。

 

「ここが旧糸守町…まるで使徒殲滅後みたいだ…」

 

シンジは言った。

 

「そう…全ての始まり…ゴジラも…私達も…」

 

三葉はそう言った。




三つの世界の主人公達が集結!
最終決戦まであとわずか!
頑張らんと…!

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