後半は一夏VSセシリアです。果たして一夏は彼女に勝てるのか……
俺がボーデヴィッヒと少しだけ仲良くなってから一夜が明けた。相変わらず無愛想な奴だが話せば一応返ってくるし、以前と比べてかなり進歩した方だと言えるだろう。この変化にはほーきちゃんも目を見開いて驚いていた
因みにあんまり嬉しかったもんだから名前を連呼してたら容赦なく殴られた。しかもグーである。元とはいえ訓練を積んだ軍人の一撃、貧弱な俺は当然意識を刈り取られ撃沈した。後遺症がないのが救いだろう。勿論痛かったが
……強いてもう一つ言うがあるとすれば、鈴に電話を掛けた筈なのに知らねえ女が出たことくらいか。鈴と話せると期待して掛けたところ、いきなり女が「織斑一夏君ね?」とか言い出したもんだから思わずぶちギレちまった。てめえはお呼びじゃねえんだよ、鈴を出せ鈴を。で、粘ったが結局鈴と話すことは出来なかった
「おばちゃん、かき揚げ蕎麦に天ぷらうどん、日替わりランチを一つずつ」
「はいよ~!」
俺は三人分の食券をおばちゃんに渡す。午前中の授業は
「はいお待ち。アンタ一人で二人分も食べるのかい?」
「はははっ!流石に男でもそりゃキツイっすよ。連れが席を取ってくれてるんでその分を持ってくだけです」
いただきますね、と一言告げてからうどんと蕎麦がそれぞれ乗った盆を受け取る。さて、ほーきちゃんはどこの席を取ったのか……やはりお昼時は生徒の数が多くて探しにくいな
「……あそこだ」
すっ、と日替わりランチを片手に持ったボーデヴィッヒが指を指す。その方向を見れば三人の生徒──しかもよく見れば全員クラスメイト──に話していて、時折あたふたするほーきちゃんの姿が。その様子はなんとなく小学生の頃を彷彿させ……って、前にも同じことをやった気がする
「サンキュー、ボーデヴィッヒ。ほーきちゃんお待たせ」
「む、一夏か。すまないな」
「いいっていいって。こっちの三人はどうして?」
ほーきちゃんの前に天ぷらうどんを置いてから尋ねる。クラスメイトの名前くらいは一通り覚えてるから誰なのかは分かる。おさげの子が谷本癒子さん、ロングの子が鏡ナギさん、そして萌え袖の子が布仏本音さんだ。俺の質問に代表してか、谷本さんが少し戸惑いながら答えた
「えっと……篠ノ之さんが一人だったから一緒に食べよ~って誘ったんだけど……まさか織斑君達もいたなんて……あはは」
「一夏、良ければ彼女達も一緒でいいだろうか?せっかく誘ってくれたのだからあまり好意は無駄にしたくない」
……まぁ、俺としても断る理由はねえ。ボーデヴィッヒから反応を得ることは出来なかったが別に嫌がっている訳じゃなさそうだ。三人の同席を了承してから俺達は席に座り、昼飯を食べ始めた
しっかし、どうしてIS学園の飯はこうも美味いのかねぇ?食券渡してから出てくるまでも早えし、値段だって元が取れてるのか疑うレベルで安い。早い、美味い、安いの三拍子揃った食堂だ。これで周りの好奇の目線さえなけりゃ完璧なんだがな……
「あの、篠ノ之さん、さっきはごめんね。私達、篠ノ之さんの事情も知らないであんなに騒いじゃって……」
不意に鏡さんがほーきちゃんに謝った。それに続くように谷本さんも頭を下げる。彼女達の言うさっき、というのは四時間目に起きたとある騒ぎのことだ
その授業自体は順調に進んでいた。しかしある時、一人の子が「篠ノ之さんってもしかして篠ノ之束博士の……」的な質問をしたことが事の発端となった。授業をしていた千冬姉はそれを肯定、教室内は一時騒然となりほーきちゃんに迫る者すら出たのだ。何せ
案の定、騒ぐクラスメイトの中には「いいな」だの「羨ましい」だの言う者もいた。しかしそれはあまりにも無神経だ。有名人の身内だからっていい思いばっかしてるとは限らねえのだから
そんなとにかく騒ぐ生徒を黙らせるため、ほーきちゃんはなんと自分から過去の一部を話した。重要人物保護プログラムのせいで小学生の頃から両親と離ればなれだとか、転校が多くてろくに友人関係も作れないんだとか、そう言った内容だ
そして最後の一言が「で、まだ私を羨ましいと言える者はいるか?」だ。当然答える生徒はおらず、一転して教室内はお通夜ムードになってしまった。千冬姉の号令で辛うじて持ち直したものの、あんな微妙な空気の中で授業を受けるのはもうごめんだ
勿論ほーきちゃん自身もいい思いをしなかったことは間違いない。故にこの三人……というか谷本さんと鏡さんは己の無神経さを彼女に謝っていた。そして、ほーきちゃんは二人にふっと微笑んだ
「気にしないでほしい。あんなことになったのも初めてではないからな。むしろ私の方が意地悪だった。あんな脅すような真似をして本当にすまなかった」
「そ、そんな!別に篠ノ之さんは悪くないよ……」
「……ならお互いに謝るのはもうやめよう。暗い気持ちではせっかくの昼食も味わえないしな」
……なんだろう、ほーきちゃんが大人すぎる気がする。俺が千冬姉についてあんな感じで詰め寄られていたら、間違いなく拗ねてろくに対応することすらしなかっただろうに
「ね~ね~しののん、しののんのお姉さんってどんな人なの~?」
「し、しののん?」
「うん。だって篠ノ之でしょ~?だからしののん。駄目かな?」
ここで今まで喋っていなかった布仏さんが口を開いた。見かけ通りの口調、だが聞き方は『しののんのお姉さん』である。篠ノ之博士と聞かなかったのはほーきちゃんに対する配慮だろうか。もしそうなら、この子はのほほんとした外見に反して存外に鋭い
いきなりの渾名にほーきちゃんは驚いた風な顔をしていたがすぐに首を横に振った。その様子がなんだか嬉しそうに見えるのは……転校続きでって辺りが関係しているのだろう
「そうだな……もう姉さんとは長いこと会っていないが、それでもいいなら話そう」
「うんうん!いいよいいよ~」
「では……まず姉さんは頭が良かった。まぁISを作れるくらいだし当たり前だがな。それに優しかったんだ。分からない宿題があれば喜んで手伝ってくれたし、今も続けているが剣道の試合にはいつも応援に来てくれた。とても変わった人だったが、それでも私には自慢の姉だった」
ゆっくりと束さんについて話すほーきちゃんはなんだかとても生き生きとしているように見えた。俺や谷本さんに鏡さん、ボーデヴィッヒさえも気付けば彼女の話に耳を傾けていた
「ISを作った時は特に凄かったな。『これがあれば空だって自由に飛べるし宇宙にも行けるんだ』と……まるで子供のように言っていたよ。その時の私は姉妹なのに姉さんのことをよく知らなかった。だからISについて私に話してくれた時、初めて姉さんの心に触れることが出来たような気がした。ずっとずっと向こう側にいる存在だと思っていた姉さんが夢中になって頑張っている姿を見ると、実は自分と全然変わらない人なんだと分かったような気がしたんだ」
だから、とほーきちゃんは一度区切った
「姉さんに会えなくなって、そして家族とバラバラになった時、私は分からなくなった。あんなに優しくしてくれたのに、あんなに笑顔で話をしてくれたのに、姉さんはどうして私達を捨ててしまったんだろうと。当時小学校高学年になったばかりの私には、いくら考えても理解出来なかった。途方に暮れて……そして憎んだよ。あの人のせいで家族はバラバラになり、道場も潰れて一夏を含めた友人や同門の仲間とも別れた。私の人生を滅茶苦茶にしたんだと、本気でそう思って恨んだ」
淡々と語られる言葉の節々からは、ほーきちゃんの悲しみが見え隠れしていた。小学四年生、そんな幼い頃に実の家族と離ればなれにならざるを得なかった。当時から関わりのあった俺は理由を知ってこそいたものの、やはりあらためて聞かされるとなんとも言えない気持ちになる
「……今は、どうなの~?」
「……それがな、不思議なことに分からないんだ。あれほど憎んでいたのに、嫌いだった筈なのに、私は昔の優しい姉さんが嘘だなんて思えなかった。思いたくなかった。ISは姉さんの希望で、そして夢だ。夢と家族、二つを天秤に乗せて……姉さんは夢を選んだ。家族を失ってでも、切り捨ててでも叶えたい夢が姉さんにはあった、そう考えると恨むどころかむしろ応援すらしたくなるんだ。可笑しな話だろう?姉とはいえ自分達を捨てた自分勝手な人を信じているなんて」
「「可笑しくなんかねえ(ない)よ」」
俺は最後の自嘲的な言葉に即答した。チラリと見てみれば驚いたようなほーきちゃんと真剣な表情の布仏さんの姿が。俺と台詞が被さったのはどうやら布仏さんらしい
俺は束さんがどういう人か知っている。確かにあの人は色々と規格外で性格もぶっ飛んだ人だが、何よりも妹のほーきちゃんや千冬姉を大切にしている人だ。あくまで俺の予想だが、世界とこの二人ならば束さんは迷わず二人を選ぶだろう
篠ノ之束という人間は、そういう人だ
「家族を信じることの何が変なんだよ?俺からすりゃごく当たり前なことだと思うぜ」
「おりむーの言う通りだよ。お姉ちゃんが心配とか気になるとかって姉妹なら普通のことだよ~」
同意するように谷本さんと鏡さんもこくこくと頷く。ボーデヴィッヒだけは何もしなかったがそれでも彼女のオッドアイは、じっとほーきちゃんを見つめて離さなかった。余程俺達の反応が意外だったのか、ほーきちゃんは暫し呆然となって視線を忙しなくあっちこっちに動かした
「それにね、お姉ちゃんの方だって妹のことは心配なんだよ~。口でどんなことを言ってても、ね。だからしののんのお姉さんもきっとほーきちゃんに会えなくて寂しいに決まってるよ~」
布仏さんのその言葉にはやけに説得力があった。彼女にも同じような経験があるのか……はたまた
「……ありがとう布仏。それに、皆も」
そう言って微笑んだほーきちゃんはどこか憑き物が落ちたような顔をしていて、最後にもう一言だけ呟いた
それは恐らく、彼女にとって切実な願い
──いつかまた……
──姉さんに、会いたいな
△▽△▽
さて、あれから俺は残された時間を出来ることをして過ごした。放課後には先生に質問をして、その後ほーきちゃんに頼んで剣道に付き合ってもらった。六年ぶりに剣を交えた彼女はとても強くなっていて、道場が潰れてから素振りくらいしかしてこなかった俺が勝てる相手ではなかった。それでも実践的な剣道を通して『決闘の感覚』はある程度思い出すことが出来たので、全くの無駄足だった訳ではなかった
で、今の俺はほーきちゃんやボーデヴィッヒと別れて、一人空っぽのピットにぽつんと佇んでいる。残念なことにここは関係者以外立ち入り禁止なのだ。そして寄越される筈の専用機は未だに到着しておらず、結局この一週間でISを動かすことは叶わなかった。畜生め。セシリア・オルコットの奴はもう準備を済ませてアリーナで待っている頃だろう。これじゃあ届いたとしてもろくに準備も出来そうにねえな……
「一夏」
「ん、千冬姉」
そんな俺のところにやって来たマイシスター。名前で俺を呼んだということは先生モードではなくお姉ちゃんモードなのだろう。俺は肩の力を抜いた
「勝てると思うか?」
「まぁ順当に考えてキツいだろうな。腐っても代表候補生だ、トーシローが簡単に勝てる相手じゃねえし」
だから、
「俺がするのは勝つことじゃねえ、出来ることをするだけだ」
「……そうか」
「織斑君織斑君!来ましたよ、織斑君の専用機が!」
俺達姉弟の会話は慌てた様子の山田先生が来たことで終わった。千冬姉が目で早くいけと言ってくるので一度だけ頷き、山田先生に連れられてISの元へ行った。重い音と共にピットの搬入口が開き、その向こう側の防壁扉もまた同様に開いていく
「これが……俺の……」
俺はそこにあった
「はい!織斑君の専用IS『白式』です!」
……
…………
……………………ん?なんだって?
「白……式?」
俺はその名前に凄まじい違和感を覚えた。いやだってさ、
「この機体はまだ
……待って、今聞き逃せないことを言われたような気がするぞ
「……先生、もしかして俺って
「あぁ。アリーナの使用時間も限られているからな」
「うえぇ!?」
思わず変な声が出た。いやだってそれもその筈、専用機というのは
「時間がない、早く乗れ。処理はISが自動で行う」
あーもうどうにでもなれ。内心で悪態をつきながら白式に触れる。これで動かなかったら笑いもんだな、なんて思うのだが白式は問題なく起動して装甲が開く。座るようにして身を任せるとまるで装甲が吸い付くように合わさり、同時にISのハイパーセンサーが作動して一気に視界が広がった。本来なら見えない筈の場所が見えるというのはなんとも変な感じだ
「どうだ一夏、何か不具合はあるか?」
「ん~……多分ねえ……と思う。情報量がアホみたいに多くて頭が痛いとかはノーカンでしょ?」
「当たり前だ」
「ですよね~」
なんとも締まらない会話だ。リラックスは出来るが流石にリラックスし過ぎだわ。まぁ最後くらいはきっちりしますかね
「千冬姉」
「なんだ?」
「行ってきます」
「あぁ、行ってこい」
前に一歩、また一歩と動いてゲートに進んでいく。ISはイメージだと千冬姉は言っていたがまさにその通りだと動かしてみて分かった。視線を少しあげれば壁越しにいるセシリア・オルコットの機体情報が飛び込んでくる。脚部をカタパルトにセットし、姿勢を低くして来るべき衝撃に備える
さて、行きますかね……
「織斑一夏、白式、出撃します」
カタパルトが動き出し、白式と俺をアリーナへと投げ飛ばした
△▽△▽
「あら、逃げずに──」
「話し掛けないでくれ。こっちは動かすのにも精一杯なんだ」
児戯だねえ、全く。まるでよちよち歩きだ。自慢にもならんがこっちはIS使用時間一時間未満だ。空を飛ぶ感覚なんてのはやっぱイメージとは全然違う。想像よりもずっとずっと難しかった
俺はゲートを出てからたっぷり一分ほど時間を掛けてセシリア・オルコットと同じ目線まで浮上した。実はこの間にも白式は俺に合わせて凄まじい量の情報を処理している訳で、出来ることならこのまま一次移行が終わるまでのんびりしときたいんだが……試合はもう始まってるしそうはいかなさそうだ
「悪ぃ、待たせた」
「ふん、そんな拙い操縦では試合にすらなりませんわね。どうです?ここで降参するのなら観客の前で無様な様を晒さずに済みますわよ?」
「はははっ、代表候補生ってのは冗談が上手いな。そんな真似したらそれこそ笑いもんだろうに」
俺の背には不本意だが『織斑千冬の弟』っていう呪いがへばり付いている。勝って当然、負けるにしても善戦しなければ許されない。降参なんざ論外だ
頭の中で白式から武装をコール、すると目の前に武装の一覧が表れた。なるほど、近接ブレードが一本か。近接ブレードが一本だけね……
……ゑ?
「そうですか。なら……」
「え、ちょ、待っ……」
「お別れですわね!」
「へぶっ!?」
チカッと奴の持つライフル『スターライトmkⅢ』の銃口が光ったと思った瞬間、放たれたエネルギーの弾丸が動揺で動けなかった俺の眉間を撃ち抜いた。凄まじい衝撃に脳を揺らされ、意識が一瞬だけ遠ざかる。視界も暗転し、気付いた時には目の前に地面があった。ドォォン、という轟音と共に俺はアリーナの地面へと叩きつけられ、更に余った勢いで一回二回とそのまま転がった
「ぐ、ぉおお……!」
マズイ、動けねえ。撃ち抜かれた頭や地面に打ち付けた体は絶対防御にバリアーといった、ISの搭乗者保護機能によって守られているため傷はないが、攻撃を受けた時に発生する衝撃までは殺せない。肩やら足なら持っていかれそうになるだけかもしれねえが今俺が被弾したのは頭部だ。脳が揺さぶられたせいで視界はぶれまくり、頭痛も酷く気持ち悪くて堪ったもんじゃない
とにかく、立ち上がらなくては。上手く回らねえ頭を限界まで動かし、コールしたブレードを杖のようにして無理矢理体を起こした。しかし、これ以上動くのは無理だ。ISを動かすにはイメージが必要、しかしそのイメージを浮かべる脳がやられては話にならん
「(や……べえ……逃げ……)」
「……やはり話になりませんわね。終わりにしましょう」
心底失望したと言わんばかりの口調に悪寒が走った。次の瞬間には弾丸が雨のように降り注ぎ、動けない白式の装甲を的確に貫いていく。その度に減少していくシールドエネルギー、特に最初の一撃は絶対防御を使わせる程の威力だったようで、試合開始から僅か一分しか経っていないにも関わらず、白式のエネルギーは既に底を尽きかけるまでとなってしまった
熱で溶けた装甲が音をたてて煙を上げる。怒濤の雨は俺の症状を悪化させるのには十分であり、立つことすらままならなくなって膝をついた。聞こえるのは自身の荒い息遣いだけ。ハイパーセンサーが補助してくれる筈の視界もろくに見えてはいなかった
「はぁ……!はぁ……!」
「無様ですわね。最初からこうなることなど分かっていたでしょうに」
目の前からセシリア・オルコットの声が聞こえる。まさかわざわざ降りてきたのか?力を振り絞り、支えにしていたブレードで斬りかかる……が、いつの間にかその刀身は半ばから融解してなくなっていた。唯一の武装兼支えすら失った俺は成す術なくその場に倒れ込んだ
情けねえ。その一言に全て尽きた。この一週間、色んな人から指導を受けて対策を練った。千冬姉や山田先生には補習に付き合ってもらったし、ほーきちゃんには剣道で鍛えてもらった。にも関わらず一瞬の隙で全てが台無しになってしまった
くそ、明日からどんな顔して会えってんだよ……畜生め
その後、俺の意識はライフルの一撃によって完全に刈り取られ、同時にシールドエネルギーも跡形もなく消滅した
クラス代表決定戦、俺はセシリア・オルコットに善戦するどころか、一矢報いることすら出来ず敗北した
Q.代表候補生と素人が戦えばどうなりますか?
A.代表候補生が圧勝します
という訳で一夏の惨敗です。起動2回目なのにアニメ宜しくびゅんびゅん飛べたり、27分も耐久出来たり、ビットを破壊出来たりなんて無理です。ここの一夏は凡人なのです
独自設定の嵐で申し訳ありませんが追加で一つ、ここの箒は束さんの連絡先を知りません。原作では紅椿を頼むときに電話してましたが、この作品では連絡をとりたくてもとれないということにします
感想、疑問点、批評等ありましたらお願い致します