もしもベル・クラネルにこんなスキルがあったなら:短編集 作:自堕落キツネ
50階層に突如出現した芋虫型の新種のモンスター、それに対するはロキファミリア
盾を構えた彼ら、彼女らに守られながら手を繋いだリヴェリアとベルの詠唱の声が響く
リヴェリアの翡翠色の
ベル・クラネル Lv.3でありながら条件さえ満たせば幹部クラスの強さを誇る“冒険者になってから半年も経っていない新人”である
その強さを支えるのが彼のスキルである
『
・同ファミリアの者と共鳴するスキルが発現する
・親しい者ほど発現率上昇
・スキル次第で魔法の枠を消費しない魔法が発現する
リヴェリアとは母と息子、あるいは年の離れた姉弟のような関係を築き、発現したスキル
『
・魔法詠唱時、対象と触れあいながら共に詠唱することで
モンスターを一掃し、安全を確保した面々は依頼品を回収に向かった幹部達の心配をしつつも、リヴェリアの指示で更なるイレギュラーの可能性を考慮し野営地の道具類を纏めていた
アクシデントを乗り越えて帰ってきた団長らとの相談の結果、地上に戻る事にした彼らに新たなモンスターが襲いかかる
先程の芋虫型のモンスターに人の上半身が生えたような存在が
「総員退避!!アイズ、ベート、ベルの三人で時間を稼いでくれ!ベルは魔法の詠唱を!」
「はい!『光届かぬ地の底に 優しき満月の輝きを
アイズは魔法で、ベートとベルは速さで溶解液に対処できると判断し、より確実性の高い選択をする
『
・月光下での全アビリティ高補正
・同系統スキル所持者との共闘において共に効果向上
・付属魔法『
抜群のコンビネーションで二人が一体を速度で圧倒しつつも牽制に留める
「あまりベルにはベートのようになってほしくはないのだがな」と、ベートに感化されてベルが不良化しないか不安なリヴェリア(と退避しつつもコクコクと頷くベルを可愛がっている面々)
退避が完了したことを確認し、それぞれが討伐したのち武器の大半が使い物にならなくなったために先程の予定通り地上に戻る
なお、原作と違いミノタウロスの群れは暴れ足りないアマゾネス姉妹が殲滅したため逃走もできなかった
文字数稼ぎではありませんよ?
ティオナとの英雄譚好きから
『
・二人きりでのダンジョン探索時、全アビリティ補正
・人助けによる獲得
元ネタは大体分かると思います