人間の時の身長は、あかりと同じくらいであり、お互いに親近感を覚え、直ぐに仲良くなりました
因みにあかりが抱いたシフの第1印象は、男装した女の子でした
ーーside シフ
「ええ、いいわよ」
先輩は了承してくれました
あかりがよろこびを露わにしようとした時、ただし!と、先輩は続けました
「その前に……戦姉妹を掛けて、あたしと
「あたしは、
かっこいい事を仰ります
ひらりと、先輩は軽やかに桜の木の上から飛び降りて来ました
咄嗟に、シフは目を閉じます
「あたしは忙しいの。無条件でお守りなんかしないわよ?」
そう言い、先輩は、スカートのポッケから、お星様のシールを取り出しました
「だから『エンブレム』。今からやるわよ?」
「「エンブレム……」」
「「え?えんぶれ……む??」」
約2名に緊張が走ります
約2名は、何のことか分かって居ないようです
と、そんな後輩達の前でーーー
ぐいっと、先輩はブラウスをまくり上げてしまいました
あかりが顔を真っ赤に染めている横でシフはーーー
「……ん?何だよシフ?」
「いやぁ……ボケーってしてるなぁーって思って」
「んだとこのヤロー」
「あびぃっ!」
ライカにちょっかいを掛けて、アームロックを決められていました
その後、変な誤解をしたあかりと、頭を抑えて悶絶するシフに、ライカと志乃がエンブレムについて説明をしました
合格条件は、先輩から30分以内にエンブレムを奪えばいいのです
いたってシンプルな内容ですが、これまでの1年生は、全員コレで不採用になってしまったそうです
「じゃあ。もう始めるわね」
「!」
先輩が、ケータイを操作し、タイマーをセットしました
残り29:59
あかりは直ぐに動けませんでした
当然です。これまで20人もの生徒たちがーーー少なくともあかりよりも優秀な武偵たちが挑み、だれも合格できなかったのです
「あかり!頑張れ!!」
「あかりさん!」
「!」
ですが、親友が背中を押してくれました
あかりが決めたならばと、親友の2人も応援してくれるのです
「う、うわぁああっ!」
覚悟を決め、あかりが
「ミニスカートなのに木の上で人を待つなんて恥ずかしくないのかなぁ?」
「「「ブフゥッ!!」」」
ーーー前に、シフによる
「しかも跳び下りるなんて……見せたいの?ヘンタイさんなの?」((((;゚Д゚)))))))
「ちょwシフww」
「シフさんwやめ……w」
ーーーワン、ツーが決まりました
先輩は顔を真っ赤に染めてしまいました
あかりは、あたふた、あたふたと、していまっています
「しかも、男の子の前て服を脱ぎ出すなんて………露出狂じゃん!!」Σ(・□・;)
「「………」」プルプルプル(笑いを堪えている)
「………」プルプルプル
「うぇ?あっえっ……ぁぅぅ…」(どうすればいいか分からずアタフタしている)
ーーフィニッシュが決まりました
ーーープチン、と何かがキレる音が聞こえました
そして次の瞬間、シフの目の前が真っ暗になりました
ーーーーto be continued!!
投げナイフ
投擲用のナイフ
熟練を要さない簡単な武器で
射程は短く、威力もそれに見合った程度しかない
とはいえ、間接攻撃手段がない時の
備えとしては重宝する
シフのよく使う道具であり、
近接戦にも使用しており、中々様になってはいるが、近接戦は、狙撃科では評価されない為、他の人には余り知られていない
追伸。
おかしい……投げたはずのナイフが消えたんだ……
奴には投擲武器を無効化する能力でもあるのだろうか………