灰色の狼ーー職業は武偵!?   作:白牙

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書き忘れていましたが、シフの狼の時のサイズは子供時代ぐらいの大きさです
人間の時の身長は、あかりと同じくらいであり、お互いに親近感を覚え、直ぐに仲良くなりました
因みにあかりが抱いたシフの第1印象は、男装した女の子でした


第2弾 先制攻撃はメンタルアタックが基本

ーーside シフ

 

 

「ええ、いいわよ」

 

 

先輩は了承してくれました

あかりがよろこびを露わにしようとした時、ただし!と、先輩は続けました

 

 

「その前に……戦姉妹を掛けて、あたしと()()よ!!」

 

 

最強(トップ)の武偵から最下位(ビリ)への挑戦状です

 

「あたしは、機会(チャンス)は、誰にでも平等に与えられるべきだと思うわ。でも、結果は平等じゃない。努力次第よ」

 

かっこいい事を仰ります

ひらりと、先輩は軽やかに桜の木の上から飛び降りて来ました

咄嗟に、シフは目を閉じます

 

 

「あたしは忙しいの。無条件でお守りなんかしないわよ?」

 

そう言い、先輩は、スカートのポッケから、お星様のシールを取り出しました

 

 

「だから『エンブレム』。今からやるわよ?」

 

「「エンブレム……」」

 

「「え?えんぶれ……む??」」

 

約2名に緊張が走ります

約2名は、何のことか分かって居ないようです

 

と、そんな後輩達の前でーーー

ぐいっと、先輩はブラウスをまくり上げてしまいました

あかりが顔を真っ赤に染めている横でシフはーーー

 

 

「……ん?何だよシフ?」

 

「いやぁ……ボケーってしてるなぁーって思って」

 

「んだとこのヤロー」

 

「あびぃっ!」

 

 

ライカにちょっかいを掛けて、アームロックを決められていました

 

 

 

 

 

その後、変な誤解をしたあかりと、頭を抑えて悶絶するシフに、ライカと志乃がエンブレムについて説明をしました

 

合格条件は、先輩から30分以内にエンブレムを奪えばいいのです

いたってシンプルな内容ですが、これまでの1年生は、全員コレで不採用になってしまったそうです

 

 

「じゃあ。もう始めるわね」

 

「!」

 

 

先輩が、ケータイを操作し、タイマーをセットしました

 

残り29:59

 

あかりは直ぐに動けませんでした

当然です。これまで20人もの生徒たちがーーー少なくともあかりよりも優秀な武偵たちが挑み、だれも合格できなかったのです

 

「あかり!頑張れ!!」

 

「あかりさん!」

 

「!」

 

 

ですが、親友が背中を押してくれました

あかりが決めたならばと、親友の2人も応援してくれるのです

 

 

「う、うわぁああっ!」

 

 

覚悟を決め、あかりが先輩(憧れ)に向かって突撃をするーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミニスカートなのに木の上で人を待つなんて恥ずかしくないのかなぁ?」

 

「「「ブフゥッ!!」」」

 

 

ーーー前に、シフによる先制攻撃(メンタルアタック)が決まりました

 

 

「しかも跳び下りるなんて……見せたいの?ヘンタイさんなの?」((((;゚Д゚)))))))

 

「ちょwシフww」

 

「シフさんwやめ……w」

 

 

ーーーワン、ツーが決まりました

先輩は顔を真っ赤に染めてしまいました

あかりは、あたふた、あたふたと、していまっています

 

 

「しかも、男の子の前て服を脱ぎ出すなんて………露出狂じゃん!!」Σ(・□・;)

 

「「………」」プルプルプル(笑いを堪えている)

 

「………」プルプルプル

 

「うぇ?あっえっ……ぁぅぅ…」(どうすればいいか分からずアタフタしている)

 

 

ーーフィニッシュが決まりました

 

ーーープチン、と何かがキレる音が聞こえました

 

 

そして次の瞬間、シフの目の前が真っ暗になりました

 

ーーーーto be continued!!




投げナイフ

投擲用のナイフ
熟練を要さない簡単な武器で
射程は短く、威力もそれに見合った程度しかない
とはいえ、間接攻撃手段がない時の
備えとしては重宝する

シフのよく使う道具であり、装備科(アムド)の先輩に量産して貰い、今は30本は持っている
近接戦にも使用しており、中々様になってはいるが、近接戦は、狙撃科では評価されない為、他の人には余り知られていない

追伸。
おかしい……投げたはずのナイフが消えたんだ……
奴には投擲武器を無効化する能力でもあるのだろうか………

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