新年初の投稿……1日に間に合わなかったorz
こ、今年もよろしくお願いします!
(๑>◡<๑)オネガイシマス!!
ーーside シフ
問題だよ!
Q.シフにとっての弓の利点は何でしょう?
1.遠距離から攻撃できる。
2.音があまり出ない。(比較対象は銃声)
3.夢がある。
4.弾代が安い。(比較対象は銃弾)
5.筋トレ。
「さあ!答えはどれでしょう?現場のののかさん!お答え下さい!」
「ふぇ!?あ、あたしですか!?え、えぇっと……4番で!」
「残念!今の時代だと量産されにくくて逆にお値段がかかるんですよ」
「え!?そうなんですか?」
「
「へぇーそうなんですか〜。あ、答えは何でしょうか?」
「正解は6番の匂いがほぼ無いでした!!」(๑╹ω╹๑ )ドヤッ!
「え!?6番なんてなかったじゃないですか!!」
「そりゃぁ、セリフで被せたからね〜」☆(๑╹ω╹๑ )ドヤヤッ!
「そ、そんなのズルいですよ!」
「ふふん!大人はズルいんだよ!」
「シフさんまだ15歳ですよね!?」
「さて、悪ふざけはここまでにするとして…………先手必勝!」
弓にかけた木の矢を電柱から|д・) ソォーッ…と此方を見ていた亡者にヘッドショットを決め撃退します。
「1機撃墜!」
「致命傷じゃないですか!?」
「いや、あれくらいしないと倒せないよ?」
「いや!でも!」
「それに…ホラ!見て、あの亡者を…」
( ゚д゚)チーン………………( ´・ω・)ノ ャァ!
「ひぅ!?うぇ!?何ですかあれ!」
「亡者のソウルでございます。倒した者に吸収さるんだよ」
「ソウル……魂ですか?それに吸収って……」
「まぁ聞く感じは悪いけど、ただ彷徨い続けるだけの存在のままより、強い人のソウルと結び付いて、違う世界を見る方が楽しい!っていう感じで意外と好評なんだよ?」
「そ、そんなのどうしてわかるんですか!」
「今の人から教えてもらったの。ソウルの中で」
「え!?今の人ですか!?」
「彼女にヨロシク!って言ってたよ?」
「か、彼女じゃないです!」
「む?じゃぁ彼?ののかって
「そ、そう言う意味じゃなくって……それにあたしは女の子です!」
「第2射入りまーす」
ののかをスルーして2人目を狙い撃つ。今度は首元に着弾した。
亡者はもがき、苦しみ、目を見開き、右手で何かを掴もうとするようにして……倒れた。
…………………【80点】と書かれたプラカードを左手で此方に向けながら。
第3射!亡者が右手に持った剣で斬り払おうとする!
「ワレニキレヌモノハアマリナイ!」
ーーーザク!【着弾確認】
第4射!盾を持った亡者に飛んでいく!
亡者はそこでバックステップをとったぁ!!
「アタラナケレバドウトイウコトハーー」
ーーザク!【着弾確認】
「………なんでしょう、この残念感は…」
「何してんだののか!今僕らは敵に囲まれてるんだぞ!気を引き閉めろ!!」
「いえ…そうなんですけど…なんというか…緊張感が…」
「ええい!仕方ない!ののか!コレで応戦するんだ!!」
「……」
「いいな!決して気を抜かず、間合いを考えて攻撃するんだ!」
「の前にシフさん。コレはなんでしょう?」
「見てわからない?」
「あたしの目には『ネギ』にしか…」
「違う!コレはさっき八百屋さんで買った税込98円の聖剣!『ネギセイバー』だ!!」
「おかしいですよ!?なんでネギなんですか!?」
「違う!ネギセイバーだ!試しに斬りつけて見なさい!」
おぉっと!ののかに向かって偶然にも亡者が!
「ひゃぁ!?こ、こないでぇ!!」
( >_<)ノ☆);><)ペチンッ
【ののかの攻撃!】
【クリティカル!亡者にノックバックアタック!】
【亡者は倒れた】
「ほら!倒せたじゃん!!」
「う、うそ……ひ!?青白い何かがコッチに!?」
「あ、それがソウルだよ」
「いやぁー!こないでぇ!!」
( >_<)ノ☆);><)ペチンッ
「えっ!?叩いた!?」
【ののかは融合を拒否した!】
【ソウルは心を折られた!!】
【ションボリとした表情でシフへと飛んで行った】
「コラァ!ののか!ソウル君が悲しんでるじゃないか!」
「た、魂の融合なんて嫌です!!」
「「「「ナ、ナンダッテー!」」」」
「あなた達が反応しないでよぉ!」
「ののか、ののか、口調崩れてるよ?」
ほっといてくださいよ!と言ってネギを片手に涙目に此方を睨んできました。
そんなののかを尻目にシフは矢を弓にかけます。
「ダイナミックエント「ザクッ」」
「シップウダッ「ザクッ」」
「カゲブユシンノジュ「ザクッ」」
「うし!3人撃破!」
「……よくあたりますね」
「んー?まあ、頑張って練習したもんネー」
「今のところ百発百中じゃないですか?」
「え?80点のがあるけど」
「そこはスルーで」
「あ、はい。……僕は銃をうまく使えないから弓矢に変えたんだ。なのに敵に当たらないんじゃ変えた意味がないと思ってね。戦姉妹の先輩に頼んで特訓したんだ」
「へ?銃を使えないって?」
「アレを握るのは出来るんだ。構えて狙いを定める事も。でも…………撃つとなると…ダメなんだ……」
「シフさん………」
「火薬のあの匂いを………
「………はい?」
「火薬が爆発した匂いが鼻にツーンってくるんだ!ツーンって!」
「あ、はい、わかりました。」
まだ何かを語り出すシフを無視してののかはネギを近づいてきた亡者に振るいます。
〜少女撲殺(笑)中しばらくお待ちください〜
「ギュッとしてバーーン!」
「アベシ!」
「うし、ののか!あと何人?」
「はぁ、はぁ、あと……10人くらいで…す!」
「半々でいける?」
「ふ、2人……おねがいして……いいですか?」
「おけ!7:3ね!最後まで気を抜くなよ!」
矢の残弾が心もとなくなったので、剣と盾を取り出し、斬りかかります。
「「「ジェットストリームアタック!!」」」
対して亡者は3人が縦に並びながらシフを迎え撃ちます。
1人目。手に持った短刀を逆手に振り下ろしてきたのを、加速し、股を潜るようにスライディング。抜ける際に剣を振り右足を斬り裂きます。
2人目。体勢を崩したシフに向かって横薙ぎに短刀を振るう。シフは剣を振るった勢いをいかし、身体を捻るようにして左手を裏拳をするように振るい、盾で弾きます。そのままガラ空きの顎を狙い蹴り上げますーーーが、長さが足らず、腹を蹴り飛ばす事で終わります。亡者はそのまま飛んでいき、電柱とキスして轟沈しました。
3人目。……は、2人目に巻き込まれて吹っ飛んでいきK.O.
1人目にトドメを刺………介錯してあげます。
「ビューティフォー」
「あと4人!」
「こっちは…えい!……2人です!」
「フ、フ、フ、……ヤツラヲタオストハナ」
「シカシ!ヤツラハ下級兵士!ワレラ四天王ヲタオセ「ストップダ!」ーーダニィ!?」
「キサマ!『カンジ』ヲツカッタナ!」
「ワレワレニタイスルボウトクデアルゾ!」
「「「バンシニアタイスル」」」
「カタカナデハワカリニクイデハナイカ!」
「「「モンドウムヨウ!!」」」
「あ、1人減った。後3人!」
「何やってるんですか…あの人たちは…」
チャンスだ!と、駆け出し死体蹴りしている3人に襲いかかります。
「その首置いてけ〜〜!!」
「アイェェー!?ツジギリ!?ツジギリナンデ!?」
「グワー!」
「ランサーガ、シンダ!」
「コノヒトデナ「隙あり!」ギャァァア!」
「ラストだぁ!!」
「コ、コンナヤツアイテニデキルカ!オレハニゲサセテモラウゼ」
「50cm先で言う事じゃないと思うよ?」
「オ、オノォーレェー!!」
最後の芸人ーーもとい、亡者を倒しました。
「うし!終わり!ののか!そっちは?」
「セイヤ!後…1人です!………あれ?何処に行ったの?」
「ののかぁ!!後ろだぁ!!!」
「えっ!?きゃあ!??」
ののかの方を向くと、背後から這い寄った亡者に押し倒されてしまったののかの姿が!!ネギセイバーも倒れた拍子に離れた位置に!!
「は、離して!!」
「グェッへへへ!ヒサビサノオンナダ!」
「ひぃっ!?いやっ!離してよぉ!!」
「イイカオシテンジャネェカヨ!ドレ、アジミシテミルカ」
「ち、近づかないでぇ!!シフさん助けてぇ!!」
「グェッへへへ!アノボウシノコガ、ハナレルノヲズットマッテタンダヨ!ソンナハヤクニクルワケネェダロ。サア、カンネンシブルワァアアア!!」
「ひゃぁ!?」
突然、変態亡者が横に吹っ飛んでいきました。
ののかは変態から逃げ出すことが出来ました!
「僕だと思った?残念!!盾でした!!」
遠くからシフが盾を投げた構えで叫んできました。
「ののかぁ!!こっちに走って来ーーい」
「は、はい!!」
「二、ニガスカァ!!」
さあ!突然ですがやって参りました!最終競技【鬼ごっこ】!!
まず最初に、ののか選手!倒れた姿勢を戻し、シフ武偵の方に駆け出した!距離は160m!!
その背後を変態おじさんが追いかける!!ののか選手との距離は3mです!
「ち、近い!!」
「ニガスカァッ!!」
「ののか!ペースを上げて!」
おっと!シフ武偵!ダッシュでののか選手の方に駆け出したァッ!!速い!速いぞ!!約2秒で距離を130mに縮めたぁ!
「チィッ!!『シュンソク』ヲハイタオレガマケルワケニハイカネェンダァ」
「ひっ!?」
おっと!変態おじさんが履いている靴が◯足と判明した!!コレは痛い!!ののか選手との距離が縮まるッ!!残り2m!!
「もっと速く……もっと疾くッ!!!」
シフ武偵加速したぁ!!距離が縮む!!残り100mだ!
「こ、来ないでぇ!!」
「ハッハッハー!ソンナミエミエノワナニヒッカカルワケガグハァッ!!」
おっと!ののか選手がゴミ箱を倒した!変態おじさんこれを躱そうとして激突!!倒れてしまった!!距離が離れる!後5mだ!!
「オレヲ……ナメルナァァアアッ!!!!」
「ひぃっ!?気持ち悪いっ!!」
おぉっとここで変態おじさんが四足歩行にシフトチェンジだ!!
えっ!?嘘だぁ!!これまた速いぞ!!距離を3mまで一気に詰め寄ったぁ!!
「な、なんでこっちに来るんですかぁ!!」
「ドウセシヌナラオンナヲオソッテカラシンデヤルワァ!!」
これは酷いっ!酷すぎる目的だぁ!!しかし、その執念のせいか、スピードがまだまだ上がるぞ!!残り1m!!
「コレデオワリダ!!トウッ!!」
この土壇場で!この土壇場で変態おじさんが『ルパンダイブ』を繰り出したぁ!!服を脱ぎさり、空気抵抗を極限まで減らして一気に加速するっ!!
そしてついに!!ついにののか選手に触ることがーーーー
「ガウッ!!!!」
「グハァーーッ!!」
「ひゃ!?」
ーーーんっ〜〜出来なぁぁあーーい!!シフ武偵が追いついたぁ!!ここで狼になったシフ武偵の渾身の体当たりがクリーンヒットォォオ!!変態おじさん!ここで退場だぁ!!
試合終了です!
勝者はーーーののか選手&シフ武偵だぁっ!!!
いや〜白熱した戦いでしたね〜、解説の
「変態が四足歩行に移ったのを見てからのシフの対応が思いの外速かったですね」
確かに!すぐさま行動を起こして居ました!しかし、何故狼の状態になったのでしょう??
「狼になる事で人間の時よりもずっと疾くシフは走れますから」
なるほど!ですが、何故最初から狼にならなかったのでしょうか?
「私が人前では狼にならないように言ったからです」
そうでしたか………おっと、お時間のようです。実況は私、白牙がお送りいたしました。それでは皆さんまた次の機会まで〜
ヾ(๑╹◡╹)ノ"バイバイ
「………いきましたか」
狙撃科棟の屋上、そこに少女ーーレキは居ました。
スコープ越しに自分の戦姉妹の姿を捉え、一瞥して構えを解きました。
「まったく……あれほど狼にはなるなと言ったのに……」
シフ達の戦いは結界の外部からでしたがレキには
「ですが…女の子を守れないよりかはマシですね」
踵を返し、階段の方に向かいます。
『……同感』
「…ところで、あの女の子はだれでしょうか」
『…気になる?』
「いえ、そんな事はありません」
『…本当に?』
「………」
ドアを開けたまま固まり、沈黙が流れます。
「………」
『………』
暫くしてレキは口を開きました。
「………………本当なのです」
ーーーーto be continued!!
ネギセイバー
シフとののかが八百屋さんで購入した税込98円の聖剣。
セイバーと名前にあるが実際は鈍器である。
前話で登場した八百屋さんの商品のコンセプトは【主婦の味方】である。
不良達にカツアゲされる主婦達を見て、八百屋さんのおじさんがどうにかして助けられないかと考え、武器になる食材を売ればいいと思いつき、品種改良を続け、美味くて武器になる野菜を生み出した。
これにより、主婦+野菜=危険 という方程式が若者の間に広まり、被害が激減した。
しかし、公式には発表されていないので、そこまで有名ではない。
本来は特許も取れる発明だが、八百屋さんのおじさんは、お客様を守れればそれだけでいい。と言って発表していないそうだ。
因みにシフがこれをののかに渡したのはネタに走ったのではなく、たとえ亡者でもののかが人を殺すのはマズイ。
と考え、ネギで人を倒す。という不思議な現象に目を向かせておけば何とかなるだろう!と思い付いたからである。
なお、八百屋さんの野菜には非殺傷設定が施されており、厳密には殺してはいないが、シフは気付いていない。
ソウルが出てきたのは気絶したのが原因である。