俺がヒーローなのは間違っている   作:Parliament

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「早く起きなさいよ」

 

誰かの声がする

小町の声か?

 

「お兄ちゃんはまだ眠いんだ

もう少し寝かせてくれ...」

 

と言って小町の頭を撫でると

いきなり浮遊感に襲われた

浮遊感?え?俺浮いてる?

 

いや元から浮いてはいるが

そう言う事ではない

物理的にだ

 

完全に目が覚めた

小町の方を見てみると

そこにはタツマキがジト目でこっちを見ていた

 

「私、八幡の妹になった覚えは

無いんだけど」

 

そりゃそうだ俺だって

タツマキを妹にした覚えはない

俺の妹はマイラブリーエンジェル小町

だけだ

 

俺の体はゆっくりと部屋の中を旋回

している多分タツマキが

やっているんだろう

 

意外と楽しいなこれ

 

「おはよう八幡」

 

え?このまま話すのか?

 

「お、おはよう」

 

俺がおかしいのか?

タツマキは平然と喋っているが...

 

「前の話の件、話付けておいてあげたわよ」

 

前の話?一体何の事だ?

全く分からない

 

「はぁ、わすれたの?」

 

そんなため息つかなくても

とは思うが何かを忘れているんだろうから完全に俺が悪い

 

「すまない」

 

「別にいいわ

良い道場か何かを探してくれって

言ってたから探してきてあげたのよ」

 

思い出した

そうだ俺はタツマキに頼んで

いたんだった

 

「ありがとうなタツマキ

それと、その

そろそろ下ろしてくれれば

助かるんだが」

 

「ああ、ごめん」

 

ゆっくりとベッドに下された

意外と楽しかったからまた今度

頼んでみよう

やってくれるかは知らんが

 

「それで道場だけどバングって人が

教えてくれる事になったから」

 

バング?どんな人なんだろうか?

ゴリゴリの体育会系は嫌なんだが

そう言うわけにもいかないか

 

せっかくタツマキが

探してきてくれたし

何より小町を

守らなきゃいけないからな

 

「ありがとうな」

 

「貸し1つだからね」

 

「あんまり無茶な事は

俺は出来ないぞ

何なら普通の事すら

出来てないまである」

 

友達100人作ってこいとか言われたら

土下座して違うのに変えてもらう

しか無い

 

いや、だって人間には

得手不得手がある

友達を作るって言うのは俺の

苦手中の苦手だ

文字どうり友達を作った方が

早い気がする

 

「そんなに得意げに言われても...

大丈夫よそんなに無茶なお願いは

しないから」

 

「お手柔らかに頼む」

 

 

「で、そのバングさんの所には

いつ行けば良いんだ?」

 

「今からよ」

 

「は?」

 

え?今から行くのか?

 

「じゃあ行くわよ」

 

え?ちょっと待って

と言おうとした時にはもう外で

空を飛んでいた

 

ご丁寧に後ろに俺の靴やら

必要そうな物が飛んで来て

カバンに詰められている

 

とりあえず靴ぐらいは履いておこうと

思い靴を履きながらタツマキに

気になっていた事を聞く

 

「なあ、道場って何処にあるんだ?」

 

「山の上よ」

 

山の上?そんな所にあるなんて

漫画みたいだな

 

不安がだいぶあるが

まあ今は空中散歩を楽しむか




3週間ほど放置してすみませんでした
理由はポケモンとFF15やってました
すみませんでした
ですが楽しかったです

前回投稿した時より
UAとお気に入りが2倍になっていました
本当にビックリしました
今回の様に1ヶ月前後投稿しない事もあると思いますが
失踪はする気は無いので
こんなルーズな投稿でいいなら
今後もよろしくお願いします

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