俺がヒーローなのは間違っている   作:Parliament

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ヒーロー

コンコンという

ドアのノックの音で目が覚めた

 

「どうぞ」

 

どうせ小町だろうノック何てしなくて

良いのに

 

ん?ちょっと待て小町が今まで

ノックした事があったか?

 

「失礼します」

 

ん?本当に誰だ寝ぼけ過ぎて頭が回らない

 

スーツのおじさんと

黒いドレスコート?着ている小学生

が入って来た

 

ん?マジで分からん

多分頭が回っていても

分からない2人だ

 

「ヒーロー協会のシッチ

と言うものです

そしてこちらが」

 

「タツマキよ」

 

ヒーロー協会?そう言えば小町が来ると言っていたな

けどこんな朝早く...に...

15時?

昨日は良く寝れそうな気がしたが

これはちょっと寝すぎじゃ無いですかね?

 

「先日の件本当に申し訳有りませんでした」

 

シッチさんが深々と頭を下げて来た

そうだ思い出したヒーローが文句を言いに来たんだった

 

「いえ、もう済んだ事ですので

それとタツマキさん

すみませんでした」

 

綺麗な土下座である

小町に綺麗すぎて引くと言わしめた

土下座だ

 

タツマキさんは困惑している様だ

シッチさんは目を見開き驚愕している

 

「ちょ、ちょっと何で貴方が土下座なんてするのよ!

謝らないといけないのは私なのに」

 

ん?謝るのは私?

 

「えっと、俺が殴り掛かったから

それを怒って此処に来たんじゃ...」

 

「違うわよ!...えっと...その...」

 

何だ?何かモジモジし出したんだが

 

「ごめんなさい...」

 

突然謝られた

えっと本当に意味が分からない

何だこの状況

えっとまず

 

シッチさんが頭を下げ

俺が土下座し

タツマキさんが謝る

 

本当に意味がわからん

 

取り敢えず何のことについてか聞こう

 

「えっと、何の事についてでひょうか?」

 

噛んだ...

何で此処で噛むんだよ...

今までは噛まなかったのに...

 

「えっと、そうよね、まずは

到着が遅れた事次に

貴方をビルに叩きつけた事の謝罪よ」

 

噛んだ事は無かった事にしてくれた様だ

 

「いえ、それは構いません

此方にも非が有りましたし」

 

「到着が遅れた事はこちら側にも責任がある。本当に申し訳ない...

到着が遅れたのは深刻なヒーロー

不足によるものなんだ

だから君をヒーローとして雇いたい」

 

そう言えば要件は謝罪とスカウト

だったな

 

「良いですが一つ条件が有ります」

 

「うむ...言ってみて下さい」

 

「俺の家族の安全です

それが確保されない限り俺はヒーロー

になるつもりは有りません」

 

「分かった、手配しよう」

 

こうして俺は

ヒーローこと社畜になった

小町を守るためならヒーローにでも

社畜にでもなってやる

 

「そうだ君にヒーロー階級と

ヒーローネームを与えよう

ヒーロー階級はB級8位だ

ヒーローネームは腐眼」

 

え?腐眼?あの蟹にも目が死んでるとか言われたし

これは泣いて良いんじゃないか?

タツマキさんが笑ってるし...

 

まあ良いそれで小町が安全に暮らせるなら腐眼も甘んじて受け入れよう

 

「分かりましたそれで良いです」




1日で2000人以上の方に読まれて
本当に嬉しい限りです
お気に入りも45人も
本当にありがとうございます
これからも小説の質を上げていくよう
頑張りますので
何卒宜しくお願い致します

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