IS -Rachedämonin Silber-   作:名無し猫

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2016年11月19日(土) 誤字脱字修正

ご報告に感謝致します。


悪友 『しんゆう』

五月病という言葉がある。正確には病気の類ではないが、名前の通り五月になるとだるい、やる気が出ない、無気力、そんな状態になる精神的な症状の総称が五月病である。

 

5月に入り最近私達の中でもクラスの中でも五月病の魔の手を受けてぐってりしてる生徒も少なくは無い。一組の生徒が大人しくなっている、という事実について特定の教員や生徒会の某会長が精神的に楽になったとかならないとか。

 

閑話休題。

 

既に時期は5月で、つい先日はクラス対抗戦の詳細が掲示された。

 

皮肉と言うか何と言うか、一夏の初戦の相手は鈴だった。

 

それを見た時の鈴は『あー…丁度いいわね、やる気出てきた』などと呟いていて非常に闘志を燃やしていた。

 

対して一夏はと言えば、『…初戦は鈴か』と元気なく言っていた。鈴と一夏の間に何があったかは不明だけど、これだけテンションの低い一夏も珍しいと思う。 

 

そうして、対抗戦当日。結構前から告知されていただけあってか、アリーナの観客席にはかなりの人だかりが出来ていた。

 

席に座りきれずに、立って見ている人も見るだけで確認できるし、そして聞く限り入りきれなかった人はライブモニターで観戦をするらしい。

 

普段、アリーナといえば私達のように練習で使用するか、授業で使うか、またはイベントの時に使用されるのが殆どだ。なのでこうして人がかなり居るというのはなんというか珍しい。

 

少し前の朝のSHRで織斑先生から告知もあったが、IS学園の1年以外の生徒だけではなく上級生、外部からの来賓・観客もかなり大勢居る。

 

それらが考える事というか、目的は恐らく一夏や鈴などの専用機持ちなのだろう。IS学園という場所で他国の技術の結晶が見られるのだ、だとしたらデータをサンプリングする為に見に来る人間だって多いだろう。

 

そして、データを集めてまた国は兵器としてISを強化する。他国に負けたくない、遅れたくない。そんな競争のような気持ちで、目前の利益と目的だけに囚われてISを兵器としてしか見ない。

 

まるで子供の喧嘩みたいに、子供の競争みたいに、ただひたすらにISを強化し続ける、『兵器』として。

 

…けれど、それが今の形。束さんが宇宙を目指したい、空を飛びたいと願い生み出したそれを都合よく改変させてしまったのはこれまた人だ。

 

どうせ、その矛先が自分達に向けられたらただ開き直るのだろう、自分は悪くないというのだろう。ISを兵器として扱ってきた人間は。

 

――ああ、なんだ。私も同じじゃないか。きっと私も…いつか、報いを受ける。

 

 

『第一回戦 織斑一夏 対 凰鈴音』

 

アリーナの電光掲示板には表示されており、1回戦目からアリーナは活気と熱気に溢れていた。

 

私とクロちゃん、セシリアに清香はアリーナの前の方の席をすぐに確保しようとしたのだが、現在は管制室に居る。

 

それは何故か。朝早くからアリーナのいい席を確保しようとして動いた私達だが、そこに織斑先生から声が掛かった。

 

『なんだ、早いなお前達。どうせ席の確保だろう? ならば、私が特等席を用意してやる、ついて来い』

 

そう言われて連れて来られたのが管制室だ。管制室は滅多に入れるものではなく、クロちゃんと清香は大喜びして雄叫びをあげていたがすぐに出席簿という凶器で粛清された。

 

更に『静かにしないなら出て行け』という言葉も付いて。どうやらそれが二人にトドメを刺したらしい。

 

確かに特等席と言われれば特等席だ。アリーナ内部の状況をリアルタイムで閲覧できて、しかも管制室のモニターは一般のものとは違い大型で高性能。データベースなども完備されていることから、戦闘を見るという面ではこれ以上いい場所は無いだろう。

 

…ただ、問題をあげるとすればクロちゃんの機嫌が悪い。

そして私にはその心当たりがある。

 

「ッ――」

 

いや、その仇でも見るような視線を止めてほしいんですが。

私は貴女と敵対する気もなければ、喧嘩する気もないので。

…クロちゃんもクロちゃんで篠ノ之さんを煽るようにガン飛ばすのは止めて欲しい。本当頼むから。

 

管制室には篠ノ之さんも居るのだ。私としては問題はないけど、篠ノ之さんがどうしてか私を嫌っているのは知っている。

 

そしてクロちゃんと篠ノ之さんは、ちょっと前に一悶着あったとか。詳しくは聞いてないけど、見る限り二人の間の空気は最悪だ。できるだけ関わらないようにしよう。そうしよう…あぁ、まだ何もしてないのに疲れてきた。

 

織斑先生に『関係者以外ダメなんでしょう?いいんですか?』と聞いたら、何だそんなことかと言うように返事が返された

 

『私の関係者だ。ほら、関係者だろう?だからいいんだよ。それにお前達があの馬鹿者を鍛えてやってくれているのは知っている。それに対しての私からのちょっとした礼だよ、それになるかすらわからないが』

 

と返された。いや先生、本当ありがとうございます。後苦労かけます…。

 

そして、対抗戦の会場には生徒会長も居る。会長は対暗部の人間であり、彼女の仕事の1つは『織斑一夏の護衛』だ。

 

今日、この第三アリーナで行われるクラス対抗戦は新入生だけでの試合ではあるが、学園としてはそこそこ大きなイベントの1つである。

 

学園としての1つの大きなイベントであり、来賓や外部からの来客も当然来ている。つまり、何が言いたいかといえば『そんな中で男性操縦者でバックの薄い一夏は狙われてもおかしくない』ということだ。

 

無論、考えすぎかもしれないし警戒しすぎかもしれない。けど私からすれば、それはおかしなことではない。可能性としてはゼロではないし、むしろ何があってもおかしくない状況。それにご丁寧に1回戦は一夏と中国の代表候補生である鈴の対戦。

 

…とにかく、一夏と鈴の試合をしっかりと見ておこうじゃないか。何もなければそれでいい。

 

『それでは、両者アリーナへ入場した後規定の位置へ移動し、待機してください』

 

そんなアナウンスが流れ2つのピットゲートからは2機がアリーナへと進入する。

 

1機は、一夏と白式。そしてもう1機は――鈴と、鈴の専用機『甲龍』だった。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「…鈴、その」

 

対戦相手。待機位置である鈴の正面。俺は気まずい気持ちで口を開いた。

 

…それはそうだ。つい先日俺は鈴と喧嘩して、その時にある出来事に対して答えを出してしまったのだから。それ以降殆ど鈴とは会話していない。学校内で会っても、会話すらせずすれ違うことばかりだった。

 

そんな相手に対してどう言葉を形にしたらいいのか。俺は困っていると、

 

「ああもう!ウジウジして女々しい!一夏らしくなくて苛々するのよ!」

「り、鈴?」

 

突然。個人間秘匿回線で通信が飛んできた。

通信ウィンドウの中の鈴は苛立っているようにしており、俺だけに聞こえる通信を通じて送られる声は、とても大きな声だった。

 

「あたしは、自分の気持ちに整理をつけたわ。そして、自分に対する答えもね。…あんたは、一夏はあたしの親友よ。――それ以上でも、以下でもないわ」

 

後半の鈴の声はどこか震えているようにも感じられた。

だが…鈴は、その言葉を最後まで言い切った。通信越しではあるが、俺の目を見て。

 

…何してるんだ織斑一夏。男だろう。貫き通すと、抗い続けると決めたんだろう。

 

俺は男だ。だから…女の子の気持ちなんてのはわからない。けど、もし俺が誰かを好きになって同じ立場になったらって考えたら…少なくとも、俺は辛い決断だと思う。目の前の女の子は、鈴は。『俺の親友』は、決意を見せたんだ。だったら俺が今度は答えないでどうする。

 

「…あんたは、どうなのよ一夏。あたしは、あんたの何?」

 

息を吸う。気がつけば試合開始までのカウントダウンはスタートしている。

 

――あの時も、似たような状況だったな

そう思い、俺も言葉を形にする。

 

「鈴は、俺にとっての大事な存在だ。大事な、かけがえのない ――親友だ」

 

言った。

 

その言葉を聞いた鈴は、ウィンドウ越しでよく見えないが…涙目になっているようにも見えた。

 

「あー…スッキリした。これで、またいつも通りの関係に戻れる訳ね」

「…そうだな、また いつも通りだ」

「けどね、一夏」

 

ブザーが鳴った。正面の鈴は不敵に笑って。

 

「一回ボコらせなさい、一夏」

 

正面の鈴の肩に存在する非固定浮遊部位。それがスライドして、中央の球体が光ったと思ったら――

 

俺は、打撃された。

 

「実はあたしもあのフリーパスっていうの、欲しいのよね。フリーパスのついでにあたしの八つ当たりに付き合いなさい!」

 

理不尽な――!けど、俺は理不尽に抗うと決めたんだ、だから

 

「上等ッ…!負けて泣くなよ鈴!」

 

雪片弐型を構えると俺は、加速した。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「いやぁ青春してますね。そしてまた同好の士が増えそうで私は嬉しいです」

「…?クロちゃん?」

「ああいえなんでもないです。ほら、始まりますよリィス」

 

クロちゃんの言葉でアリーナに目をやれば既にアリーナの空には白式と甲龍が試合を開始していた。

 

開幕パンチを叩き込んだのは鈴。恐らくアリーナの殆どが何だか理解できないであろうそれを私は、見ていた。

 

甲龍の肩にある非固定浮遊部位が稼動して…何かが射出されたと思ったら一夏が吹き飛ばされたのだ。

 

「…空気だよね、あれ」

「あら、リィスさんもお気づきになられましたか」

「というより見えた…かな」

 

私の言葉に対してセシリアは頭の上に疑問符を浮かべたようになる。それに対して『ごめん、気がついた』と言い直す。

 

清香が携帯端末を取り出して投影キーボードとディスプレイを展開して、何かの作業の後に私達全員に見えるように大きめのディスプレイを出す。

 

「さっきの映像解析してみた。二人の言うようにあれは空気だね、単純に言うと空気を圧縮してそれを衝撃として打ち出す特殊兵器」

「中々面白い武装ですね清香」

「うん、私もそう思う。しかも見てる限りあの非固定浮遊部位は任意の方向に撃てるみたいだし、操縦者の鈴の技量も高い」

「それに…あの攻撃は『弾が見えてない』というのも脅威ですわ」

 

試合は両者互角、に見えるが、経験の差はあるのだろう。

状況はやや鈴が優勢に見えた。

 

「確かに、弾が見えない。撃たれた瞬間に停止していればもう回避は間に合わない、連射もできる。とても汎用的で厄介な兵器ですが…弱点もありますわ」

「へえ、どんな?」

 

清香が興味深げにセシリアに聞くと、「そうですね…」と呟いた後。

 

「銃口、です。射撃武器、特に銃というのは目標とする対象に武器を向ける、視認する、などといったアクションが必要になりますわ」

「ほうほう」

「あの兵装には銃身が存在していません。よって銃身の向きで射撃方向を判断するのは不可能で、発生する空間の歪みだけでは、判断する瞬間には回避できません。ですが…」

 

そこで言葉を切って、セシリアはモニター内部で戦闘を繰り広げる鈴の"眼"を指差す。

 

「原則として銃は"見えなければ撃つことは出来ません"。つまりは、銃の銃身ではなく相手の身体に存在している銃身であり、スコープ。それを確認することができれば、反応することも可能ですわ」

「…なるほど、眼か」

「ええ、その通りです。現にほら――今、一夏さんが回避しました」

 

アリーナでの試合は丁度鈴の衝撃砲を一夏が回避した所であり、どうやら試合もそろそろ後半戦のようだった。

 

セシリアの説明は、狙撃手の意見を取り入れたとても理解しやすい説明だ。そして、ほぼその通りである。あの兵装の弱点は"相手を操縦者が視認しなければならないこと"。

 

これだけ見れば銃と大差ないようだけど、大きく違う。銃というのはスコープなどを通して相手を視認することが多い。銃を構える、という動作も相手を狙うためのアクションだ。

 

対して衝撃砲は"操縦者が視線を動かさなければならない"。砲身がないなら、銃弾が見えないなら相手の体の動きを見ればいい。

 

確かに、一夏は最近ISを起動させたばかりの素人、それもドがつくほどの素人。実戦経験も少なく、ISの起動時間という面でも他者に劣る。厳しいかもしれないが、いくら短期間で自主練や勉強を重ねても鈴という人間との経験差は簡単には埋められない。

 

だが、一夏は異常であり規格外なのだ。

そんな彼が一度見れば、どうなるのか――

 

多分一夏には、もう見えている。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

「なるほど、ようやくタネが分かったぞ、鈴」

「何ですって?」

 

俺は今まで逃げに転じていたのを一転、そのままスラスターを吹かせて鈴へと突撃していく。そして――再び放たれたその『空気』を雪片で打ち払った。

 

…やっぱりか。

 

「う、嘘ッ!?」

「見えたぞ、鈴。そのよくわからない肩の非固定浮遊部位は、俺に対して何かを打ち出している。そしてそれは見えない。さっきから俺が一方的に何かに殴られ続けているのは、お前のそれが一瞬光った時だ。そしてその何かの正体 ――それは、『空気』じゃないか?」

 

俺がそれに気がつけたのには理由があった。

 

相手を打撃する、というアクションには必ず『ダメージを入れる』という事象が発生する。

 

その事象は何か。この場合鈴は銃を持ってないので違う、鈴が持つ近接武器…両手に持っている2本の巨大な青龍刀もおそらく違う。

 

では、他に何があるのか。自分が打撃されるのは、決まってあの肩の武装が稼働した時で、中央が光った時だ。

 

リィスは、俺達のやっている訓練の中で専用機に乗ることが絶対にない。面と向かって戦ったのはあの決定戦の時だけなのだが…訓練時には多くのアドバイスをオルコットさんと一緒にくれる。その中に、あるアドバイスがあったのを思い出す。

 

――『相手の武器だけじゃなく動作や周辺。そういうのを見るのも大切だよ』

 

だから俺は、暫く防戦と逃げに転じて…見た。

 

そうして理解したのは、鈴はあの打撃を行う瞬間"俺を見ている"。見られた瞬間に打撃されるのだ。そこまで考えて、理解した。鈴の…あの武器の正体を。

 

レーザーライフルを使用するセシリアに訓練で何度も撃たれているから理解できたが、あの鈴からの攻撃は銃特有の衝撃や痛みではない。つまり『撃たれた感覚』ではないのだ。だが俺は何かに攻撃されていた、銃ではない何か――そして眼に見えない、そう考えたら結論として出てきたのは『空気』だった。

 

「そして鈴ッ! お前はその非固定浮遊部位を撃つ時に『俺の方向を見ている』。ならその目線から撃つタイミングをおおまかに予測して、対応すればいいだけだ!」

「くっ…一夏の癖にッ!」

「はっ…じゃあ鈴――本気で行くからな!」

「言ったわね一夏ッ! あたしも格の違いって奴を見せてあげるわ!」

 

ここまで来たら、後は千冬姉から教えてもらったアレを使って、バリアー無効化攻撃『零落白夜(れいらくびゃくや)』を鈴に当てるだけだ。

 

リィス達との訓練中、顔を出しにきた千冬姉が俺に教えた事は――『瞬時加速』だった。参考書で読んだことがある程度で、教わるのは初めてだった。だが俺は、千冬姉からの教えでこれをマスターすることが出来た。

 

瞬時加速、簡単に言ってしまえば大量のエネルギーを消耗してゼロの状態からマックススピードの加速力を出せる、という技術だ。

 

だけどこの技術には欠点がある。まず、大量のエネルギーを消耗するという点。だから基本的には連続的に多用する事はできないし、そもそも多用して使用できるほどの技量はまだ俺には無い。そして、爆発的な加速力を瞬間的に出すため『直線的な動きしかできない』という事。相手に読まれれば当然対応されて不発に終わる。

 

つまり、恐らく鈴相手には一度しか通用しない。

そしてもし外せば、そこまでだ。次はないだろうし、撃てたとして鈴は対応してくる。

 

だから俺は――ずっとあの非固定浮遊部位の正体を探りながら、その対応とどのタイミングで瞬時加速を使用するかをひたすらに考えていた。

 

そうしなければ俺は鈴には勝てない。

最弱である俺は、チャンスを作らなければ鈴には勝てない。

 

「…ふッ!」

「いい加減に…はぁっ!」

 

鈴の青龍刀と俺の雪片がぶつかり合い、金属同士がぶつかり合うあまり耳にいいとは思えない音が何度も響く。

 

距離をとっては鈴から放たれるあの見えない砲撃を回避、そして可能なものは切り払い、それを何度も繰り返して、チャンスを待った。

 

そして、鈴が一瞬油断したのか、俺は鈴の背後に回ることに成功した。

 

今だ! ――そう俺は思うと、瞬時加速を行うと同時に『零落白夜』を発動。鈴がこちらに振り向くが、もう遅い。 …貰った!

 

 

俺が勝利を確信した瞬間、それは起こった。

 

突如として白式から告げられる警告音、それに反応して俺は加速を急停止させて急いで後ろに下がる。鈴も機体からの警告があったのか、その場から退避する。

 

そして…恐らく俺と鈴が最後にぶつかり合う筈だった位置に、一条の光、閃光が奔った。その閃光が奔る同時に、アリーナ全体に響く衝撃。見れば、着弾点には巨大なクレーターが出来ていた。

 

燃え盛る着弾点はまるで地獄とでも言うかのように、業火が燃え続けており、事態がどれほど深刻かを物語っていた。

 

 

「な、何だ!?」

「い、一体何なのよ!」

 

 

俺と鈴はお互い既に事態が事態で、試合どころではないと判断。

 

急いで合流すると、その着弾点。煙が上がるその位置を見ながら警戒していた。

 

「鈴、確認するけど…あれ、お前の攻撃じゃないよな?」

「当たり前じゃない!あんな規格外の、というか下手して直撃貰ったら確実に絶対防御貫通して即死よ!? そんなもの、競技に使う訳が…」

 

 ――警告、アリーナ中央部に所属不明のISを確認。対象より『白式』、『甲龍』共にロックオンされています。

 

 

そんな警告音を聞いて、煙が晴れ始めた閃光の着弾点を見るとそこには、

 

「な、なんだよ…あれは」

「全身装甲(フルスキン)!?何よ、あれ」

 

見た目は確かに女性的なボディラインをしているが、巨大と言ってもいいその四肢に恐怖をも覚える顔面5つ目の仮面。

 

そこには、全身装甲のまさに『異形』と言ってもいいISが存在した。

 




随分と漢らしい鈴ちゃんになってしまいました。今後、大活躍することでしょう。

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