マインドクラッシュは勘弁な!   作:あぱしー

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今回も2話構成となっております――梶木漁太VS武藤遊戯 後編です

前回のあらすじ
デビル・クラーケン「私が大活躍していたでゲソ!」
グリズリーマザー「……扱いの差に、イラッとくるぜ!!」



第20話 海の覇者

 

 遊戯の反撃によりモンスターがいなくなった梶木のフィールド。

 

 そんな状況でも梶木は反撃の手立てを揃える。

 

「ワシのターン、ドロー! よし! ワシは手札から《強欲なウツボ》を発動! この効果で手札の水属性モンスター《グリズリーマザー》と《海月(くらげ)-ジェリーフィッシュ-》2体をデッキに戻してシャッフルし、デッキからカードを3枚ドローじゃぁ!」

 

 《強欲な壺》から出てきた《強欲なウツボ》が《グリズリーマザー》と《海月-ジェリーフィッシュ-》を壺の中に招き入れる。

 

 《強欲な壺》が中で何かが暴れるように揺れ、揺れが収まると再び出てきた《強欲なウツボ》が口に咥えた3枚のカードを梶木に手渡した――壺の中で一体何が起こったのだろう?

 

 新たに引いた3枚のカードを見た梶木はさらに手札を増強すべく、セットカードを発動させる。

 

「伏せカードオープン! 永続罠《蘇りし魂》! その効果でワシの墓地の通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚するぜよ! 戻って来いっ! 《デビル・クラーケン》」

 

 海中から音もなく現れた《デビル・クラーケン》が額とおぼしき部分を足で拭い墓地から帰還した。

 

《デビル・クラーケン》

星4 水属性 水族

攻1200 守1400

 

「再び魔法カード《馬の骨の対価》を発動じゃ! その効果で《デビル・クラーケン》を墓地へ送り、カードを2枚ドローするぜよ! 何度もスマンのぉ!」

 

 再び《デビル・クラーケン》は身体の内部から無理やりイカの甲を取り出し梶木に差し出す。

 

 2回目故か先程よりも手際が良く鮮やかだ。

 

 だがやはりそのまま力尽き、海に沈んでいった。

 

「さらにワシは魔法カード《マジック・プランター》を発動してワシのフィールド上に表側表示で存在する永続罠《蘇りし魂》を墓地へ送って2枚ドローじゃ!」

 

 永続罠《蘇りし魂》が《海》に沈み貢物となり、代わりに梶木に恩恵(ドロー)を与える。

 

 仲間(イカ)が命をかけて託したカードは海の神にさらなる力を与える。

 

「これならいけるぜよ! ワシも魔法カード《黙する死者》を発動! 墓地の通常モンスター特殊召喚じゃぁ! 母なる海に舞い戻れ! 《海竜神》!!」

 

 フィールドの《海》が割れ、そこから青白い光と共に《海竜神》が浮かび上がり、とぐろを巻く。

 

《海竜神》

星5 水属性 海竜族

攻1800 守1500

 

 準備は整ったと言わんばかりに梶木は遊戯に力強く宣言する。

 

「遊戯! オメェに海の主の真の姿を見せちゃる! 魔法カード《大波小波》を発動じゃぁっ! その効果によりワシの表側表示の水属性モンスターを全て破壊し、破壊した数と同じ数まで手札から水属性モンスターを特殊召喚するぜよ!」

 

 《海竜神》に波がせり上がりその身体を包み込む――それはまさに水の繭。

 

「海の主よ! 海の加護を受け真の姿を現せ! 来いっ! 《海竜(リバイアドラゴン)-ダイダロス》!!」

 

 そして水の繭が弾け真の姿を現した《海竜神》――否、《海竜-ダイダロス》が雨のように降り注ぐ海水の中、悠然と宙に浮かぶ。

 

 その青かった身体はよりその色の深みを増し、さらには全身に鎧のような鱗を散りばめさせている。

 

《海竜-ダイダロス》

星7 水属性 海竜族

攻2600 守1500

 

「当然コイツも《海竜神》と同じ水属性・海竜族! よって《水舞台装置》と《海》でパワーアップするぜよ!」

 

《海竜-ダイダロス》

攻2600 守1500

攻3100 守1700

 

「これで攻撃力は3100! 今のオメエのモンスターでは太刀打ちできんぜよ!」

 

「そいつはどうかな! この瞬間! 《暗黒騎士ガイアロード》の効果を発動するぜ! 自身より攻撃力が高いモンスターが相手フィールドに特殊召喚された時にその攻撃力をターン終了時まで700ポイントアップさせるぜ!」

 

「なんじゃと!」

 

 その遊戯の宣言の後、フィールドの《海》に黒い影が映る。

 

 海を覗き込みその正体を探ろうとする梶木だが《暗黒騎士ガイアロード》が空へと跳躍したのを視界に捉え目で追う。

 

 そこには黒い兜を装備した細長い龍がその背に《暗黒騎士ガイアロード》を乗せその翼を広げフィールドを見渡していた。

 

《暗黒騎士ガイアロード》

攻2900 → 攻3600

 

「だが安心しな梶木、この効果は1ターンに1度だけだ……これでソイツじゃ《暗黒騎士ガイアロード》には届かなくなったぜ」

 

 そんな遊戯の言葉に梶木は「海」の恐ろしさを教えるべく言い放つ。

 

「甘いぜよ遊戯ッ! 海はその程度で攻略できるもんじゃないぜよ! 《海竜-ダイダロス》の効果発動! 自分フィールド上に存在する《海》を墓地に送り、このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊するんじゃぁ! やるんじゃ! 《海竜-ダイダロス》! デストラクション・シーベリアル!!」

 

「フィールドの全てだと!」

 

 《海竜-ダイダロス》の咆哮と共に《海》がとぐろを巻き大渦となって全てを呑み込まんと荒れ狂う。

 

 《エルフの剣士》と《エルフの聖戦士》は成すすべもなく呑まれ、さらに高度を上げ躱そうとする《暗黒騎士ガイアロード》にも《海竜-ダイダロス》の呼びかけにより《海》が意思を持ったように空へと持ち上がりやがて全てを呑み込んだ。

 

「くっ! 俺のカードが……」

 

 積み上げてきたフィールドアドバンテージを遊戯は失い形勢は一気に傾く。

 

「《海》と《水舞台装置》がなくなったことで《海竜-ダイダロス》は元のパワーに戻るぜよ」

 

《海竜-ダイダロス》

攻3100 守1700

攻2600 守1500

 

「そして永続魔法《水舞台装置》が墓地に送られた時、ワシの墓地の水族モンスター1体を特殊召喚するぜよ! 何度でも甦れ! 海の申し子《デビル・クラーケン》!」

 

 《海竜-ダイダロス》の効果により崩れた《水舞台装置》の竜宮城を思わせる建物の瓦礫の隙間をスルリと通り抜け《デビル・クラーケン》が10本の足をくねらせ姿を見せる。

 

《デビル・クラーケン》

星4 水属性 水族

攻1200 守1400

 

「この効果を発動したターンはワシは水族モンスターしか特殊召喚できん……じゃが後はバトルするだけじゃ! 関係ないぜよ!」

 

「なるほど……《海竜-ダイダロス》の効果を利用し墓地に送られることをトリガーにカードを発動させたか――だが俺も発動させてもらうぜ! 罠カード《運命の発掘》の効果を!」

 

「なんじゃと!」

 

「相手の効果によってフィールド上のこのカードが破壊された時、自分の墓地の《運命の発掘》の数だけ、自分のデッキからドローするぜ! 俺の墓地には今破壊された2枚の《運命の発掘》がある! よって2回分の効果で4枚ドロー!」

 

「4枚もドローじゃと! 只ではやられんようじゃのう……」

 

 手札の数が可能性の数と言われるデュエルモンスターズにおいて4枚のドローは脅威である。

 

 だが遊戯のフィールドはがら空きだ。

 

「じゃがオメェに次のターンは与えんぜよ! ワシのモンスターの総攻撃で終わらせちゃる! 《デビル・クラーケン》で遊戯にダイレクトアタックじゃ! スキッド・ブレス!!」

 

 《デビル・クラーケン》が10本の足の2本ずつを使って通常の忍者の5倍の速さで水遁(すいとん)の印を組み始める。

 

 そして印を組み終わると上体を反らし墨を吹き出す。やがてその墨は龍の姿を形作り遊戯を丸呑みにせんと襲い掛かる。

 

「ぐぁああぁっ!!」

 

遊戯LP:3250 → 2050

 

「これで止めじゃ! 行くんじゃ《海竜-ダイダロス》! リヴァイア・ストリーム!!」

 

 《海竜-ダイダロス》のが口元に水のエネルギーを溜め、それは水のレーザーとなって遊戯を貫かんと発射される。だが――

 

『クリクリ~』

 

 放たれた水のレーザーを小さな黒い毛玉のような悪魔《クリボー》が代わりに受け水のレーザーは拡散し遊戯には届かない。

 

 そして《海竜-ダイダロス》の攻撃に《クリボー》は目を回しながら空中に浮かんでいた。

 

『クリ~~』

 

「どうなっとるぜよ!」

 

「《クリボー》の効果さ、コイツを手札から捨てることで戦闘ダメージを1度だけ0にできる!」

 

「くっ! 仕留められんかったか! ワシはこれでターンエンドじゃ!」

 

 

 

 なんとか攻撃をしのいだ遊戯だが梶木のフィールドにはモンスターが2体、あまり悠長にはしていられない。

 

「俺のターン、ドロー! 俺は手札から魔法カード《思い出のブランコ》を発動し、墓地より通常モンスター《エルフの剣士》を特殊召喚!」

 

 夕日をバックにいい年こいてブランコを立って漕ぐ《エルフの剣士》。

 

 そして勢いよくブランコを揺らして跳躍。

 

 後方かかえ込み3回宙返り下りを決めてフィールドに着地した――渾身のドヤ顔とポーズである。

 

《エルフの剣士》

星4 地属性 戦士族

攻1400 守1200

 

「そして《エルフの剣士》をリリースしアドバンス召喚! (いかずち)の悪魔よ、その雷撃を轟かせ招来せよ! 《デーモンの召喚》!!」

 

 そして《エルフの剣士》が光の粒子となって地面に陣を描くとそこから剥き出しの筋肉に骨を埋め込んだ悪魔が紫の翼と強靱な骨の腕を広げ、周囲に雷撃を放つ。

 

《デーモンの召喚》

星6 闇属性 悪魔族

攻2500 守1200

 

「《デビル・クラーケン》を攻撃しろ! 《デーモンの召喚》! 魔降雷!」

 

 《デーモンの召喚》の頭部のヤギに似た角を起点に雷撃がほとばしり、やがてそれは一筋の雷となって《デビル・クラーケン》のヒレ目掛けて落ちる。

 

 電撃は《デビル・クラーケン》の身体を綺麗に通り抜けコンガリと焼いた。

 

 雷が収まった後にはキレイに焼けている《デビル・クラーケン》の姿があった――匠の技である。

 

「ぐっ! ワシのデッキの天敵の雷か……じゃがダイダロスには及ばんぜよ!」

 

梶木LP:2150 → 850

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 互いがしのぎを削り合い、一進一退の攻防が繰り広げられる。

 

 

 デュエルが始まってから梶木の闘志は高まり続けている。

 

「このまま押し切るぜよ! ワシのターン、ドロー!」

 

 今の梶木の手札に追撃のカードはない。だがないのなら引き込めばいい。

 

「ワシは魔法カード《手札抹殺》を発動じゃ! 効果により互いは手札をすべて捨て、捨てた枚数分ドローするぜよ! ワシは2枚捨て、2枚ドローじゃ」

 

「俺は3枚捨てて、3枚ドローする」

 

 新たに手札を引いた梶木はデッキが「真の海の力」を見せよと昂ぶっているように感じた。

 

「ッ! これも海の導きって奴かもしれんぜよ。遊戯! 海竜神の究極の姿を見せちゃる!」

 

「なにっ! さらに進化するのかっ!」

 

 強力な効果を持った《海竜-ダイダロス》、それが更なる進化を見せることに警戒を強める遊戯。

 

「おうよ! ワシは《海竜-ダイダロス》をリリースし特殊召喚! 海の主よ、その身を神に近づけ世界を呑み込め! 改進せよ! 《海竜神-ネオダイダロス》!!」

 

 《海竜-ダイダロス》はメキメキと音を立てて膨張し、やがてその頭が2つに割れ双頭となり、背びれは海を裂かんと赤く鋭利に伸びる。

 

 そしてより長大で力強いものとなってその最終形態とも言うべき姿を見せた。

 

《海竜神-ネオダイダロス》

星8 水属性 海竜族

攻2900 守1600

 

「フィールド魔法《海》がありゃあコイツの効果をお見舞いしてやれたんじゃが、ないもんは仕方がないぜよ! バトルじゃ! 喰らうぜよ! 《海竜神-ネオダイダロス》で《デーモンの召喚》を攻撃! アルティメット・リヴァイア・ストリーム!!」

 

 《海竜神-ネオダイダロス》の2つの口から放たれた水のレーザーは互いに絡み合い螺旋を描いて《デーモンの召喚》へ迫る。

 

 《デーモンの召喚》も雷撃を放ち迎撃にかかるも、《海竜神-ネオダイダロス》の螺旋の一撃は雷撃すらも呑み込み《デーモンの召喚》を貫く。

 

 集約された力により胸に大穴があいた《デーモンの召喚》は立ったまま砕け散った。

 

「ぐっ!」

 

遊戯LP:2050 → 1650

 

「ワシはカードを1枚伏せてターンエンド! 遊戯! オマエにもう後はないぜよ!」

 

「まだだ! 俺はエンドフェイズに罠カード《融合準備(フュージョン・リザーブ)》を発動しエクストラデッキの《竜騎士ガイア》を見せデッキから《カース・オブ・ドラゴン》を手札に加え、墓地の《融合》を手札に戻す」

 

「《海竜-ダイダロス》の効果の時に《融合》が破壊されとったようじゃのう……次はそいつを融合召喚するつもりか! じゃがワシのネオダイダロスはそんじょそこらのヤツには負けんぜよ!」

 

 梶木の言葉は遊戯にとって分かり切っていることだった。

 

 だが《海竜神-ネオダイダロス》を攻略するためにはキーカードが1枚足りない。

 

 そして《海竜神-ネオダイダロス》を打ち崩すために必要な最後の1枚のカードを引き当てるために遊戯はデッキに手をかける。

 

「俺のターン! ドロー! ッ! いますべてのピースが揃ったぜ!」

 

「なんじゃと!」

 

「俺は手札から魔法カード《アースクエイク》を発動しフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターを守備表示にする!」

 

 フィールド全体が地震により揺れ動き、《海竜神-ネオダイダロス》は対処法として守りを固め、守備表示となった。

 

「そして魔法カード《融合》を発動し《カース・オブ・ドラゴン》と《暗黒騎士ガイア》で融合召喚! 竜の力を借り、空を翔け飛翔せよ! 《竜騎士ガイア》!!」

 

 馬に跨り走る《暗黒騎士ガイア》は並走する体の各所に鋭利な棘を持った竜《カース・オブ・ドラゴン》に飛び乗り飛翔、そして空中に佇む。

 

 《暗黒騎士ガイア》の乗る馬は水滴の線を描きどこかへと駆けて行った――元気出せよ……

 

《竜騎士ガイア》

星7 風属性 ドラゴン族

攻2600 守2100

 

「攻撃力は《竜騎士ガイア》が劣るが《海竜神-ネオダイダロス》の守備力は1600! 問題はないぜ! 行け! 《竜騎士ガイア》! ダブル・ドラゴン・ランス!!」

 

 地震による地面の揺れや亀裂で思うように動けない《海竜神-ネオダイダロス》。

 

 だが空を飛ぶ《竜騎士ガイア》にそんな制限はなく、二双の槍が竜の高い飛行速度と共に襲い掛かり《海竜神-ネオダイダロス》の2つの頭をそれぞれ打ち抜いた。

 

「くっ! 《海竜神-ネオダイダロス》がっ! じゃが次のターンで――」

 

――逆転のカードを引いて見せる! とは続けられなかった。

 

「何勘違いしているんだ?」

 

「んっ?」

 

「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!」

 

「なにいっとるんじゃ! 《竜騎士ガイア》の攻撃はもう終了したぜよっ!」

 

 遊戯のフィールドに攻撃可能なモンスタ-はもういない。

 

「速攻魔法発動! 《融合解除》!」

 

「《融合解除》!?」

 

「さぁいくぜ! その効果により《竜騎士ガイア》の融合を解除しエクストラデッキに戻す。そして融合素材となったモンスターを特殊召喚するぜ! 戻ってこい! 《カース・オブ・ドラゴン》! 《暗黒騎士ガイア》!」

 

 《竜騎士ガイア》の騎士は《カース・オブ・ドラゴン》の背から飛び降り、呼び出しておいた先程走り去っていった馬に飛び乗ろうとする。

 

 だが馬は着地地点から僅かに移動し騎士は潰れた蛙のように着地す……着地する。

 

《カース・オブ・ドラゴン》

星5 闇属性 ドラゴン族

攻2000 守1500

 

《暗黒騎士ガイア》

星7 地属性 戦士族

攻2300 守2100

 

ここにきて梶木は気付く――

 

「そうかっ! バトルフェイズ中に特殊召喚されたモンスターは――」

 

「そう! 追加攻撃できるぜっ! 《暗黒騎士ガイア》! 梶木にダイレクトアタック! 螺旋槍殺(スパイラル・シェイバー)!!」

 

 馬に乗ろうとしていた《暗黒騎士ガイア》の騎士部分は、遊戯の宣言に馬が乗る前に駆け出したため引きずられながら、なんとか馬の背に乗ろうと格闘している。

 

 結果は変わらずとも最後まで戦うと梶木はセットカードに手をかざす。

 

「ワシは最後までデュエルをやり抜くぜよ! 伏せカードオープンじゃっ! 永続罠《正統なる血統》! コイツでワシの墓地の通常モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚じゃぁっ! 最後まで頼むぜよ! 《海竜神》!!」

 

 《アースクエイク》によりひび割れた大地から(あるじ)の最後の願いを聞きとげ、再度その身を現す海の(ぬし)。だが《海》がないせいか心なしか弱って見える。

 

《海竜神》

星5 水属性 海竜族

攻1800 守1500

 

 梶木を守るべく現れた《海竜神》だが、「暗黒馬ガイア」とでも言うべき状態の《暗黒騎士ガイア》の螺旋(スパイラル)槍殺(シェイバー)もしない、馬の突進攻撃で《海竜神》は地に倒れ伏し馬の前足の蹄で蹴り飛ばされた。

 

梶木LP:850 → 350

 

 梶木の手札は0、フィールドにカードもない。

 

「ここまでじゃな……」

 

「いい勝負だったぜ……《カース・オブ・ドラゴン》でダイレクトアタック! ドラゴン・フレイム!!」

 

《カース・オブ・ドラゴン》の口から放たれた炎を梶木は満足そうに受け切った。

 

梶木LP:350 → 0

 

 




竜騎士ガイア「《天翔の竜騎士ガイア》でよくね?って思ったヤツ……前に出ろ」


《海竜-ダイダロス》と《海竜神-ネオダイダロス》、《海竜神》関連で登場。

アナシス? 海のデュエリスト? 出番はほぼない予定。たぶんデュエル描写もない。

アナシス「!?」

そもそもこのペースでGXまで行けるのかどうかが怪しい。

GX「!?」


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