登場人物
赤木しげる…『天』より。勝負事に関してチートな中年。
岩倉玲音…『lain』より。12歳、電波系少女。
Cou…カウンセリングパート。赤木と玲音の会話記録。台詞オンリー。
Lda…玲音の日記、もしくは彼女の一人称視点。
玲音の父が自分が麻雀を打っている間、赤木に彼女をあずける所から物語は始まります。
ゲーム版の『lain』風に作っているので、小説とはちょっと違う形式です。
あと、ちょくちょく他の麻雀作品ネタやキャラが出たりします。それぞれのパートをlevelごとにまとめて投稿しますが、それでも1話が非常に短いです。
もしかしたら全件表示の方が読みやすいかもしれません。
また、かなり荒いですがタグもつけてみました。
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でちょっとはそれらしくなる…でしょうか…
level1収録パート
Cou001
Lda001~Lda005
level1
【Cou001】
[lain]
[akagi]
[father]
「まったく…酷い父親だな」
「お父さんは酷くないよ」
「酷くないなんてあるものか。お嬢ちゃんをほったらかして自分は博打に行ってるんだぜ」
「バクチ…?」
「あー。まぁいいや。座りな…お嬢ちゃん、えっと名前は?」
「玲音…おじさんは?」
「…赤木、赤木しげるだ」
「しげる、おじさん」
「まぁ好きなように呼びな…。ところで玲音、ちゃん…」
「玲音でいいよ」
「ん?」
「ちゃん、をつけると、おじさん気恥ずかしそう。おじさんも、好きなように呼んでいいよ」
「じゃあ…玲音。しばらく退屈なのもなんだ。何かしないか?つってもここには麻雀牌くらいしかねぇが」
「知ってる。お父さんがよくやる」
「へぇ。じゃあ玲音も打てるのか?」
「ううん。お父さんがダメって」
「そっか。じゃあ仕方ないな…何をしよう」
「私、麻雀知りたい」
「だが、お父さんに駄目って言われてんだろ?」
「でも…知りたい」
「駄目だ…お父さんに悪いじゃねえか」
「お父さんには…言わない」
「そういうのは、いつかバレるもんだぜ」
「私、絶対バレないようにする」
「……。仕方ないな。そうだな。じゃあどの道、玲音にはまだ麻雀のルール覚えるのは大変だろうから、まず麻雀牌を使った遊びでもやろうか」
「遊び?」
「『9(ナイン)』って言ってな、この一から九までの数字が書いている牌を使ってやるゲームだ」
【Lda001】
[game]
[nine]
[simple]
今日、しげるおじさんに遊んでもらった。
ナインってゲームで、自分と相手の数字と競うゲーム。
簡単な遊びなのに、結構頭を使った。
おじさんは強い。
一回も勝てなかった。
今度は、麻雀も教わりたいな。
いつか、お父さんをびっくりさせるんだ。
【Lda002】
[book]
[mahjong]
[search]
今日は本屋さんに行った。
麻雀の本が置いてないか探した。
けど、殆ど置いてなかった。
阿佐田哲也って人が書いた本があったから立ち読みしてみた。
全然わかんなかった。
なんかわかんない言葉がたくさんあって、わかんなかった。
入門書、みたいなの無いのかなぁ。
【Lda003】
[kyoko]
[friend]
[strange]
今日、今日子ちゃんに麻雀って知ってる?って聞いてみた。
興味あるの?オヤジ臭い、って言われた。
変なのかな、私みたいなのが麻雀するのって。
今日子ちゃんに嫌われちゃうかな?
麻雀、覚えるのやめようかな。
【Lda004】
[tomo]
[talk]
[joyful]
今日、友君が話しかけてくれた。
昨日の今日子ちゃんとの会話を聞いていたみたい。
友君は麻雀が打てるみたい。
私は友君に麻雀を教えてって言った。
友君はいいよって返してくれた。
今度、友君の家に遊びに行くことになった。
やった。
【Lda005】
[tomo]
[computer]
[simple]
今日、友君の家に行った。
友君は麻雀はパソコンのゲームでしてるみたい。
ゲームで私にルールを教えてくれた。
パソコンも触らしてくれた。
結構簡単。
トランプのポーカーみたい。
友君、ありがと。