干物妹!うまるちゃんの日常   作:若狭東

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スマホゲームに夢中になってしまいました。更新が遅れてしまい申し訳ありません。


その33 達生のお泊まり会 3

「もし……良かったら、家に……と…泊まっていかない」

 

え!?い……今……何て??……?

 

達生はいきなりの衝撃的な言葉をすぐに理解することは出来なかった。

 

……

 

……

 

……

 

まだ達生は固まっている。

 

「あっ!わ……私…何言ってるんだろう。変なことを言って、ごめんね。達生くん」

 

うまるちゃんは慌てている。多分、言うつもりがなかったことを言ってしまったのだろう。

 

やっと…理解することができた。

 

「家は誰もいないし、泊まっても大丈夫なら、泊まれるよ」

 

「えぇ!?ほ…本当に!?」

 

うまるちゃんは驚いている。

 

そんなに驚くことなんだろうか?何でうまるちゃんが驚いているのか…達生にはわからなかった。

 

「何で驚いているんだ?聞いてきたのはそっちだぞ」

 

何となく、何で驚いているのかを知りたかったため、聞いてみた達生

 

「い…いや…まさか、大丈夫だったとは…思わなくて」

 

俺が断ると思っていたのか…。どうせ家に帰っても一人なら二人でいた方が楽しいに決まっている。人数が多ければ多いほど楽しい。

 

泊まるとなれば、家からいろいろ持ってこないといけない。

 

「じゃあ、今は外は暑いし、夕方に着替えと歯ブラシとか家から持ってくるわ」

 

「うん」

 

泊まることが決定して、時刻を見る。

 

時刻は1時30分だった。

 

ご飯食べて、食器を洗ってから、午後の遊びを決めるとするか

 

2人の午後は始まったばかりである。

 

 

 

 

 

ご飯を食べ終わり、食器を洗い終えると

 

「午後は何して、遊ぼうか」

 

「うーん。そうだね…」

 

午後は何をして過ごそうか。またポケモンをやるのも、流石に飽きる。となると…トランプ?スマホゲーム?

 

いろいろ達生が考えていると

 

「達生くんはバイオハザード7をプレイした?」

 

バイオハザード7?あぁ…あの…プレ4の新作バイオハザードのゲームのこと?

 

「プレイしたよ。まだあんまり進んでないけど…」

 

つい最近に発売されたバイオハザード7。今回のバイオハザード7は2種類のゲームがある。普通バージョンとグロテスクバージョンがある。普通バージョンは毎回のバイオハザードのシリーズ通りの怖さや驚きだが…今回から導入されたグロテスクバージョンは結構グロいという噂だ。グロテスクバージョンは18歳未満を禁ずるZマークだ。達生はグロテスクバージョンが欲しかったが、買うことが出来なかったため、普通バージョンを買った。

 

だが、グロテスクバージョンはどれぐらいグロいのか知りたい気持ちは結構ある。本当はおばあちゃんに買ってきてもらおうかガチで考えていたが、やっぱり…やめることにした。18歳未満を禁ずるほどだから、さぞかしグロいのだろう。

 

それは、さておき、何でうまるちゃんはそんなことを聞いてきたんだ?

 

達生が考えている間に…

 

「じゃあ、ちょっと一緒にプレイしてくれない?」

 

一緒にプレイ?あれ?うまるちゃんってバイオハザード7持っていたかな?

 

「うまるちゃんもバイオハザード7を買ったの?」

 

「うん!やってみたいと思ったから、つい…買っちゃった」

 

まぁ…その気持ちはわかる。俺も、やってみたいと思ったから買ってしまった。7千円ほどの出費はなかなかだが、それよりもプレ4の出費が大きかった。3万5千円って…おいおい。まぁ…出た当初は高いのはわかるっちゃ…わかるけど…

 

「うまるちゃんもやっぱり買っちゃったか。その気持ちは良くわかるよ」

 

「でも、驚くのはそれだけじゃないよ」

 

?…俺がいつ驚いたのかは…さておき

 

「まだ、何かあるの?」

 

まだ、何かあるんだろうか?うまるちゃんのことだから、何かあるに違いない。

 

「実は…」

 

実は…?

 

……

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

「グロテスクバージョンを買ったの」

 

 

 

……   

 

……

 

 

グロテスクバージョン!!?マジで!?

 

「グロテスクバージョンを買ったの!?本当に?」

 

「うん。何とか…手に入れることが成功したの」

 

うまるちゃんならやりかねないことだ。考えられる方法は3つ。

 

1つめは…うまるちゃんの兄のタイヘイさんを利用して、買わせたこと。一番これが確率的に高い。現に俺も、同じようなことを考えていたし。

 

2つめは…メルカリやオークションで手に入れたこと。俺も後々気がついたが、メルカリやオークションなら余裕でグロテスクバージョンを手に入れることが出来る。だが、手続きが面倒な点もある。

 

3つめは…知り合いの人に貰ったとか?まぁ…これはないだろう。

 

「お兄ちゃんに買って貰ったんだけど、思ったよりもグロくて…お兄ちゃん…今回のバイオハザードが苦手で…お兄ちゃんの前ではやらないようにしてるんだ」

 

やっぱり…タイヘイさんを利用していたか

 

タイヘイさんが苦手になるほどそんなにグロいのか…?

 

「そんなにグロいの?」

 

達生はうまるちゃんに聞いてみた。

 

「う…うん。わ…私…一人じゃプレイ出来なくて…」

 

マジか!うまるちゃんが一人でプレイ出来なくなるほどグロいのか。バイオハザードが未経験者ならプレイ出来なくなるのもわかる。だが、うまるちゃんは今までのバイオハザードを経験したことがある。そのうまるちゃんがプレイ出来なくなるなんて…

 

「よしっ。それじゃあ…一緒にプレイしようか」

 

普通バージョンとグロテスクバージョンがどのように違うのかを知りたい。

 

「うん。達生くんと一緒なら、多分大丈夫」

 

本当は18歳未満は禁止なんだけどね。中学の時点で「グラセフ」やってる俺なら、グロテスクバージョンも大丈夫だろう。しかも…この前にゲットしたあれがある。多分うまるちゃんは驚くだろう。

 

 

すると……突然睡魔が襲ってきた。昨日は夜遅くまでゲームをしていたからだろう。

 

う……眠い

 

「ごめん。うまるちゃん。ちょっと眠たくなったから寝ても良い?」

 

俺……女の子に何言ってるんだ?普通の人なら言わないだろう。

 

「達生くんが寝るなら、私も寝るね。昨日…夜遅くまでゲームやり過ぎたし」

 

やることは同じか。それなら、都合が良い。昼寝をして、深夜に備えよう。生活リズムが崩れていることは置いといて……

 

「じゃあおやすみ」

 

「おやすみ。達生くん」

 

 

 

2人とも昼寝をすることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は新作のバイオハザード7を入れてみました。次回をどうやって書こうか悩みます。

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