【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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皆さんお久しぶりですでは更新です。


標的72 やっと始まる最終決戦

 

~sideリボーン&はやて~

 

「そうか、この事は俺が二人に伝えとくぞ」

 

「お願い...ん?」

 

此処ではやてに連絡が入る。

 

「ちょっと失礼。私や、どないしたん?」

 

「はやてさん、シャッハです。」

 

連絡先は聖王教会のシスターのシャッハからだった。

 

「どないしたん?シャッハ、なにか手がかりがつかめたんか?」

 

「敵の‥スカリエッティのアジトを見つけました。」

 

「「っ!!?」」

 

シャッハからのこの何よりの情報に2人は驚きを隠せない。

リボーンがはやての肩に乗り、直接シャッハから詳しく聞こうとする。

 

「そいつは本当か?」

 

「はい!!えっ?赤ん...「はい。間違いありません」」

 

シャッハは空間パネルに表示されたリボーンを見て驚く。

そのすぐ後ろから聞き慣れた声がした。

 

「バジルか‥‥?」

 

「お久しぶりです。リボーンさん、はやて殿」

 

バジルもシャッハと行動を共にして居たようで、リボーンの姿を見ているシャッハに代わりバジルが通信にでる。

 

「どうやって見つけた?」

 

「アコース殿の能力です。」

古代ベルカ式のレアスキル「無限の猟犬(ウンエントリヒ・ヤークト)」この能力は犬のような思念体?みたいなの使い人が入れない場所まではいりこめる情報収集には最適だ。

 

「‥‥バジル。お前は何とかこっちに合流できるか?」

 

リボーンはバジルに此方に援軍に来る事が出来るかを尋ねる。

 

「はい?」

 

「はやて、こっちからメンバーを出す。バジルはこっち来て戦闘機人を抑える手伝いをしてくれ」

 

リボーンはスカリエッティのアジトには代わりの者を向かわせるかわりにバジルには市街地にて戦闘機人達の相手を頼もうとした。

 

「承知...っ!?」

 

「ん?どうした?バジル」

 

返答した時、バジルの顔つきが緊張した顔色に変わる。

 

「すいません、どうやら敵に気付かれた様です」

 

バジル達の周りに多数のガジェットが現れた。

 

「どうやら、そちらへ行くのは少々遅れるかもしれません」

 

「わかった。私らも‥‥」

 

「そうだな...今度は‥‥」

 

また連絡が入ってきた今度はグリフィスからだ。

 

「どないしたん?グリフィス君」

 

「はやて部隊長、今すぐ戻ってきてモニターを見てください」

 

その連絡を受けてすぐ戻ると

 

「はやてさん、リボーン」

 

既にツナ達が居た。

 

「こいつは!?」

 

「ヴィヴィオ‥‥」

 

銀時そしてなのはは絶句してフェイトもいつもの穏やかな雰囲気ではなく怒りに燃えた顔で見ていた。

それはスカリエッティからのメッセージ‥いや、宣戦布告を含めた大々的なパフォーマンスだった。

自らが発見し手にした巨大な戦力そして王座に無理矢理座らされているヴィヴィオの姿。

 

「なるほどな、ヴィヴィオはこの為に攫われたのか‥‥」

 

「おい、それはどうゆう事だ?」

 

銀時が食いつきリボーンに迫る

 

「さっき、はやてと話していたんだが、ヴィヴィオは作られた生命体‥所謂クローンって奴だ。」

 

リボーンの言葉に一同は色々な反応を見せる。驚く者、納得している者、そのものを見つめる者など反応は様々である。

 

「あの空飛ぶケーキみたいなモノが何なのかはわかんねぇが、スカリエッティの説明を聞くと、あの空飛ぶケーキはヴィヴィオ‥聖王の力がねぇと動けねぇ代物のようだ。簡単に言えばヴィヴィオは車のキィーの役割を果たす為に作られた存在と言う訳だ」

 

冷静なリボーンそれに対する銀時

 

「そんな‥‥そんな事の為に...そんな事の為にあいつを‥ヴィヴィオを傷つけたのか!?あいつら!!」

 

銀時がさっき見たのはヴィヴィオの姿だけではない、寂しげな表情、求める瞳、まるであの時の自分‥‥

 

「銀さん」

 

「モタモタしている暇ないで、すぐ助けなアカン!!」

 

「はやてちゃん」

 

「私らが離して、守れんかった手や‥‥私らが...いやアンタら親子がしっかり掴み返しいや‥船も用意している皆を、スターズ、ライトニング全員、ツナ君の仲間そして万事屋も作戦を言い渡す!!」

 

はやてが司令官の顔をすると、皆は緊張した面持ちではやての命令が下るのを待つ。

 

「機動六課、司令官として命令する!!ヴィヴィオちゃんの保護、並びにスカリエッティの一味を何としてでも逮捕せよ!!」

 

『はい!!』

 

『了解!!』

 

はやての命令を聞き、皆は真剣な顔つきで返答する。

また、ゆりかごの出現と共に地上でも動きがあった。

レジアス中将がクラナガンを守るために設置したアインヘリアル砲台。

その砲台が突如戦闘機人の奇襲を受けて警備に当たっていた局員は倒され、砲台は完全に破壊された。

この砲台を破壊したのは機動力のあるウェンディとディードだった。

本来ならばノーヴェも参加するかと思いきや、彼女はギンガと行動を共にして別ルートからクラナガンへの侵攻をする事になり、砲台破壊の任務には参加できなかった。

そして砲台破壊の任務を受けたディードはと言うと‥‥

 

「ハハハハハ‥‥コレだ‥この力だ‥私が求めていたモノは‥遂に‥遂に手に入れたんだ!!無敵の力を!!最強の力を!!ハハハハハ‥‥」

 

「‥‥」

 

光を宿さない目に狂気に満ちた顔で高笑いをしていた。

妹のそんな姿にウェンディはドン引きしていた。

そしてそんな彼女の両手には小太刀の長さに改良された紅桜が握られていた。

何故、彼女の手に改良された紅桜があるのか?

それは少し時系列を過去に戻す‥‥。

 

 

機動六課、管理局が対スカリエッティの対策を着々と整えているその頃‥‥

 

「ドクター...」

 

「ん?どうしたんだい、ディード」

 

「お願いがあるのですが‥‥」

 

「お願い?」

 

ディードが無表情に近いながらも真剣な表情でスカリエッティに頼みごとをしてきた。

 

「私にも...私にもファーストが持っているあの刀を貰えないでしょうか?」

 

何とディードはギンガが使っている妖刀紅桜を自分も貰えないかと頼んできた。

 

「ほぅ、何故あれを?あんな道具を使わなくても君は私の最高傑作の一つだ。今の君の装備では何か不満があると言うのかね?」

 

スカリエッティは一応、ディードが何故、紅桜を欲しがるのかを尋ねた。

 

「はい、ドクターから頂いた力も、装備も感謝していますし、私自身も管理局の魔導師には負けないと言う自負がありました。ですが、それでも私は二度負けました。」

 

ディードは苦虫をかみ潰した様な表情でスカリエッティを見て

 

「今度こそ彼らを殺すために...私も力が欲しい‥ファーストとノ―ヴェ姉様の戦いを見て、あの時のファーストこそ、私が目指す理想の兵器の姿でした。ですから、ドクター私にもあの刀を‥‥あの力を私に下さい!!」

 

「.....ふふ...ふははは、いいねぇ、ディード、その向上心、力に対する貪欲さ、私は嫌いじゃないよ。良いよ‥実はあの刀はまだ何本か作ってあったのだよ。なかなかの兵器だからね、君があの力を欲すると言うのであれば後で君にアレを渡そう」

 

(本当はFの遺産(フェイト)を手に入れたら彼女に持たせるつもりだったが、その時はまた作ればいいか‥‥)

 

スカリエッティがディードにこれから渡そうとしている紅桜は本来、フェイト用に作っていたモノであったが、スカリエッティはフェイトを捕らえた後、また新たに紅桜を作ればいいと考えた。

紅桜のデータは自分の手元にある。

作ろうと思えば紅桜を何本もこの先量産できるのだから‥‥

 

「感謝します、ドクター」

 

相変わらずの無表情であるが、紅桜をもらえると言う事でディードは喜んでいるように見えた。

 

(これで私もあの力を得る事が出来る‥‥もう誰にも負けないあの力が‥‥)

 

彼女はその場を去り、スカリエッティはディードの後姿を見ていた。

 

(時間の関係上、ディード、オットー、セッテには感情を入れていないのに、周りの環境に影響されて、ディードには感情が‥自我が芽生えてきているね、面白い実に面白い例だ。)

 

この様な経緯があり、ディードは紅桜・小太刀を手に入れたのだった。

 

アインヘリアル砲台破壊の知らせは直ぐに管理局全体に衝撃を走らせた。

クラナガンの守護神と期待されていたアインヘリアル砲台が一発も撃つことなく破壊されたのだから無理もない。

また、別ルートから侵攻してくる戦闘機人達も管理局の監視網には引っかかりその映像がとられた。

その中には黒い着物袴を身に纏ったギンガの姿も映し出されていた。

当然、ゲンヤ、スバル。そして土方達、ギンガと交流のある者達は驚いた。

スバルは、はやてに自分がギンガの相手をすると進言したが、そこへゲンヤかたの通信が入り、ギンガに関しては此方で対処すると言ってきた。

スバルは渋々ながら、父に姉の事を任せた。

 

 

~side最後の集会~

 

「作戦は伝えたとおりや」

 

全員集まり戦力の確認そして作戦を伝えて

 

「それじゃ武運を祈る。」

 

はやては出ていくが他のものはその場にいた。

特に FW陣はここまで大きな戦いは初めて。思う所もある

そんな時

 

ガタ

 

銀時が最初に立ち上がり

 

「銀さん」

 

「先に行っている‥‥」

 

目も当てずにその場を去る。

 

 

~sideツナ~

 

「.....はァァ!!」

 

ボォオ

 

「いい感じだぞ、ツナ」

 

訓練室でリボーンと2人で最後の追い込みようにリボーンと特訓していた。

 

「今の感じを忘れるな」

 

「はぁはぁ「お、いたいた」」

 

その時入ってきたのは

 

「山本、どうしたの?エリオ君にキャロも」

 

「ちょっとな‥小僧、ツナを連れていっても?」

 

「あぁ、いいぞ」

 

とツナを連れていきそのまま出ていった。

 

「おっ、いい所に」

 

「何しているアルか?」

 

「ちょっとな‥新八、神楽。お前達もちょっと付き合え」

 

神楽と新八は互いに目を合わせ

 

「後は、スバルとティアナだな」

 

「2人ならさっき見ましたよ。呼んでこようか?」

 

新八が言うと

 

「お願いしゃっす!!」

 

そして数分後

新八に連れられてスバルとティアナがやって来た。

 

「何、用があるって?」

 

「山本、まさか‥‥」

 

「はは、んじゃ皆隣のヤツの肩に手を置いいて」

 

言われるままに流されて皆は円陣を組み、

 

「用意はいいな...んじゃ、ボンゴレーー!ファイト!!」

 

「「「「オォーー!!」」」」

 

試合前の球児か何かのようにノリノリな1名、それに流された5名、恥ずかしくて何も言えなかった2名がそこに居り急なフリで戸惑う中、

 

「な、何?これ?/////」

 

「おぉ!何か気合いが入ってくるアル」

 

「はは、だろう?やっぱ決戦となるといつものヤツしねぇとな!!」

 

「えっと、いつもって事は、ツナ君は‥‥」

 

新八の問に

 

「やっています。全く慣れませんが‥‥」

 

苦笑いを浮かべながらツナは返す。

 

「やっぱ大事な戦いの前はこいつは欠かせないは、ホントはもっと入れたかったんだけどな」

 

山本は自分の握りこぶしを握り締めなおして、

 

「これをやるとさ、俺たちは一人で戦ってんじゃないってのを再認識させてくれるっていうか、すっげぇ落ち着くんだよな」

 

(あ、手の震えが消えている‥‥)

 

山本の言葉を聞いてスバルは自分の手を見ると震えが止まっていた。

スバルはこの戦いに勝てるのか?

姉は無事に帰って来るのか?

そんな不安がひしめき合っていた。

だが、皆でこうして円陣を組んで声を上げると自然と自分は1人じゃないと言う安心感が湧き出てきた。

 

「そうよね」

 

「どうしたの?スバル」

 

「ううん、何でもないよ」

 

スバルはいつものペースに戻る。

 

 

~side土方の病室~

 

「トシ、コイツを‥‥あれ?トシの奴は何処に行った?」

 

近藤が土方の病室に入ると其処には土方の姿はなかった。

 

「ヤロウならもう出ていきましたよ」

 

「なっ!?総悟、お前なんで止めなかった!?」

 

「しょうがないでしょう。ギンガさんの姿を見た瞬間、物凄い勢いで出ていっちまいやしてね、声をかける暇なんざぁありやせんでした」

 

「だ、だがトシは‥‥」

 

近藤は土方がまだ完治していないのではないかと彼の怪我を心配した。

 

「そっちも心配いりやせんぜ」

 

「は?」

 

と沖田は自分の右手を近藤に見せる。

彼の手は赤く打ち付けたようになっていた。

 

「どうしたんだ?そいつは?」

 

「訓練に付き合った結果ッスよ。近藤さん」

 

不貞腐れるような感じで沖田は近藤に言った。

 

 

~side獄寺の病室~

 

こちらも病室から

 

「行くのか?」

 

ヴァイスが獄寺に声をかける

 

「彼女に止められてたんじゃなかったのかよ」

 

「うっ‥だ、誰のことだか知んねぇな。大体俺には彼女なんていねぇよ」

 

「お前、まだ怪我治りきってねぇんだろう?特に腰が」

 

「テメェよりましさ」

 

ヴァイスを見ると腕の固定だけでなく松葉づえをつき、火傷の怪我も酷い状態だ。

 

「今なら小うるさいアイツもいねぇからな、抜け出すには絶好のチャンスって訳だ。じゃあな」

 

「待ってくれ」

 

「あん?」

 

病院を抜け出そうとする獄寺にヴァイスが声をかける。

 

「行く前に1つ聞かせてくれ」

 

「なんだ?」

 

「お前は何でそこまで戦えんだ?人間ってのは嫌なことになると自分の都合のいいように考える。今回も、仲間が何とかしてくれる何て考えしねぇのか?」

 

雰囲気とともに重くなる沈黙の中出た答えは

 

「考えねぇな、10代目も頑張ってんだ。そんな事できっかよ」

 

「!?」

 

「それに、ここで寝ている何てアイツらに知れれば‥‥」

 

獄寺の頭の中には銀時と神楽が浮かぶ

 

そして浮かび上がったのは‥‥

 

「はぁ~俺達が必死に戦っていたのにオタクは病院のベッドでぐったりお休みですか?いい身分ですねぇ~そう思いませんか?神楽さん」

 

「ほんとアル、これだから口先だけのチンピラは役に立たないアル」

 

鼻をほじりながらツバを吐きかける銀髪侍の姿とチャイナ服の毒舌娘の姿が頭に浮かんでいた。

 

「とか、ぜってぇ言いやがるからな」

 

「はは、確かにあの2人なら言うだろうな‥‥」

 

(やべぇ俺もこんな所でおねんねしている暇じゃねぇかも‥‥)

 

ヴァイスはそれを否定はしない。

 

「あと、現実逃避しても意味なんかあんのかよ?」

 

「っ!?」

 

そう言い残し獄寺はまた歩き出し病院から抜け出した。

 

「はぁ、旦那なら止められましたか?」

 

ヴァイスが声をかけた先にはザフィーラがいた。

 

「無理だな」

 

「ガキのくせに覚悟だけは一人前だな。はぁホント勘弁してほしいぜ、ガキが頑張れば頑張るほど大人へのプレッシャーは重く何のによぉ」

 

とヴァイスもまた

 

「ちょっとトイレに行ってきます」

 

と手をあげてトイレとは全くの別方向へと向かって行った‥‥。

 

・・・・続く




ヤベェよ、ディードがキャラ崩壊で済むか...

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