【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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標的4 信頼しきった師弟関係を見ると気持ちが和む

「そやな、なら模擬戦でもしよか?」

 

と言うはやての提案から模擬戦をする事になった銀時一行とツナ達。

 

なのだが、

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!!俺はまだ此処(機動六課)に協力するなんて言ってないよ!!」

 

と今更ながら言ってきた。

 

「何言ってんだ?ツナ。こいつらの協力無しにどうやってこの先、生きていくんだ?この世界の金も住む場所も無いのに‥‥」

 

「うっ‥‥」

 

リボーンが言ったことに言い返しにくいツナ。

 

「そ、それは‥‥それでも‥‥俺は‥‥」

 

どうしても六課への協力を渋るツナ。

 

「何で、綱吉くんは嫌なんや?」

 

とはやてがツナに理由を尋ねる。

 

「だって、これから此処に居て貴方達に協力するって事はまたあの機械と戦わないといけないってことですよね?俺は、その‥戦うのはあまり好きじゃないんです‥‥」

 

ツナは気まずそうにはやてから視線をそらして言う。

 

「何で?あんなに強いのに‥‥」

 

とスバルが折角力があるのに使わなきゃもったいないと言うが、

 

「強さは関係ないよ。俺は‥‥「仲間が傷つくのは嫌だからか?」」

 

「っ!?」

 

と銀時がツナの言いたかった事を言い当ててビクッと身体を震わせる。

 

「な、何で‥‥」

 

「わかるぜ‥お前さんのその目を見てればな‥‥」

 

「‥‥」

 

 

「俺もな‥昔、戦場にいた時に、今のお前と同じ事を思っていた‥‥大切なものを取り返したい、守りたい。だが、仲間が傷つくのは嫌だってな、そしてそんなもんを見るくらいなら、いっそ逃げちまえば楽になるんじゃないかとさえ思った。 でもな、ここでテメェが逃げても何も変わらねぇ、それどころか、テメェが逃げちまった分、仲間に苦労をしょいこませ、仲間は確実に傷つく‥‥」

 

銀時は昔の‥‥攘夷戦争の頃を思い出し、遠い目をする。

 

「だから、俺は逃げなかった‥‥だが、今のお前はどうだ?ここで逃げたら、お前の仲間は確実に傷つくぞ」

 

「‥‥」

 

ツナはチラッとリボーンと炎真を見る。

 

「仲間が傷つくならテメェが戦って仲間を守った方が後悔しねぇだろう?お前の仲間だって、お前を必死に守ってくれるんじゃねぇか?それこそが、本当のダチって奴だ」

 

銀時はツナの頭をクシャクシャと撫で、ニッと笑みを浮かべる。

ツナは少しうつむいて考えた。

 

そして、

 

「はい!!ありがとうございます銀時さん!!」

 

「銀時さんはよせ銀さんでいい。」

 

「はい、銀さん!!」

 

2人のこの光景はまるで兄弟の様に見えた。

 

そしてはやてが、

 

「それで、銀ちゃんはえぇんか?ここに組みしても。」

 

と銀時に尋ねる。

 

「嫌なら新八と神楽連れて勝手に出てくそれで、いいなら協力してやんよ。」

 

とふてぶてしく言う。

 

「ありがとうございます。炎真君は?」

 

「僕もツナくんが此処にいるというなら、此処に居ます」

 

「ほな、移動しよか。」

 

「ありがとな、銀時。」

 

リボーンがこっそりと銀時に礼を言う。

 

「いいってことよ。先生さん。」

 

銀時は照れ隠しせいか、リボーンから視線をそらしながら言う。

 

 

~side訓練場~

 

銀時達が模擬戦をする場所に着いたら、其処には子供3人とピンクの髪のポニーテールの女性と金髪の女性がいた。

 

「主はやて、そのものたちが例の‥‥」

 

「うん、そやで。銀ちゃん達、まず誰からやる?」

 

「神楽、新八お前ら先にやれ。」

 

「「えっ」」

 

「まっ、別にいいアルか行くぞ~ダメがね」

 

「おぉい、さらりと変な呼び方するな!!」

 

で何やかんやで準備が整い、

 

相手は数機のガジェット上からのやつには神楽が自慢の身体能力でビルの間をまるで飛んでいるかのように跳ねていた。

 

「何やあの身体能力あれで魔法を使ってないんか!?」

「神楽はなぁ、俺達の世界では宇宙最強の夜兎族だからな、あれぐらい出来て当然だ。あと、注意だがあいつはあの傘1本で大砲打ち返すぐらいの怪力だからな。」

 

「「「「はぁーーー!!」」」」

 

「まじか!?ドラ○ンボー○のサ○ヤ人みたいなもんか!?」

 

はやてが神楽の正体を聞き、驚愕した。

 

「あの新八君は?彼も一応戦い慣れしているように感じられるけど‥‥」

 

「あいつは俺と同じ正真正銘、普通の地球人だ。だが、小さい道場の師範代をやってるし、それにあいつはあいつで俺達と一緒にいくつかの修羅場抜けたからな。」

 

「へぇ~( ̄∀ ̄)」

 

(家のお兄ちゃんと似た感じかな?)

 

なのはは、自身の兄、月村恭也(旧姓 高町)と新八の境遇が似ていると思った。

そして新八達の訓練が終わって上にやってきた。

 

「お疲れ様~」

 

「新八、お前~足引っ張んなヨォ~」

 

「神楽ちゃんはともかく僕は普通の人間だから、いっぱいいっぱいなんだよ~」

 

「でも新八くんもなかなかに筋が良かったよ」

 

とフェイトが言ったら。

 

「ホントですか。ありがとうございます/////」

 

「なんネ、新八、ちょっと美人の女の人に褒められたぐらいで締まりのないデレ顔になって~キモいから、私の半径1キロ以内に近づくなよ、眼鏡オタク」

 

「ちょっ、なんで褒められただけで、そんな毒を吐かれないといけないの!?」

 

新八と神楽が口論していると、

 

「さて次は誰行く?」

 

はやては、それをスルーして次の挑戦者を尋ねる。

 

「んじゃ、次は俺が行くわ‥‥」

 

と銀時が言って、訓練場へと向かった。

 

「準備はええか~?銀ちゃん」

 

「あぁ~いつでもいいぞ。」

 

「じゃ始め!!」

 

銀時はまずその場所から動かず熱線が来たら最低限で躱しさらにチラッとその方向を見て何回かその作業が終わったら、次の瞬間、斜め前にある窓から狙って来た奴に洞爺湖を突き刺し、ガジェットが刺さったままの洞爺湖を持ったままジャンプして正面にいたガジェットに刺さっていたガシェットを投げつけ、ガジェット同士は一緒に爆発。

足場に着地してからそのまま右正面に走り出てきたガジェットを破壊して後ろから熱線を放って来たのでそれを躱し、そのままそのガジェットも破壊だがそこには、四方向から同時に来たので、迷わず正面、右、左、最後の上と壊し、

 

「ハイ終了~」

 

洞爺湖を肩に担いで、息一つ切らす事無く、けだるそうな声で模擬戦が終わった事を宣言する。

 

 

~side見学人~

 

「えっ?もう終わり?」

 

「最後のは何?」

 

「何が起こったの?」

 

そしてリボーンが、

「まず最初に、最低限しか動かなかったのはあの機械の把握のためだろう。下手に大きく動いたら機械たちも動くが、最低限なら撃って隠れて相手の動きを読み、更に1番厄介な空中のやつを壊し、そしたらもう1つがあいつを発見して攻撃するのに時間が空く、その間に投げつけて破壊。そして地上の敵も奴でまずおびき出された振りをしてあの機械達を罠に入れるそこに攻撃を入れる。まぁこんなもんだろ。」

 

リボーンが皆に銀時の一連の行動を解説する。

 

「すごいリボーンくんよくわかったな。」

 

「ほんとに。」

 

そこで新八が

 

「でも変だな、あの人がそこまで考えて戦うなんて。」

 

「そうネ、いつもこうゆうのは適当に流してるアルよ。銀ちゃんは。」

 

そしてなのはがチラッっと銀時のほうに目を移すと

 

「はぁ~、はやてちゃん」

 

深いため息とともに銀時の方を指さす。

 

「ん、何やなのはちゃ‥っっっってえぇいつの間に!?」

 

 

~side銀時~

 

「誰だ?お前?」

 

「私は烈火の将シグナム。私と剣を交えて欲しい。」

 

「「「またか!!」」」

 

はやて達、八神家の者と付き合いが長い者達ならば、彼女(シグナム)はああいう行動をとる事は分かっていた筈なのだが、まさかその場で挑むとは思っても居なかった。

早くても正式に嘱託契約を結んでからだと思っていた。

 

「嫌だ」

 

銀時はシグナムの誘いを速攻で断った。

 

「何!?」

 

まさか、挑まれて断るとは思っていなかったシグナムは眉を顰め、ちょっと不機嫌そうな顔になる。

 

「なんでそんなメンドーなのしないといけねーの?俺はもう糖分切れてやる気がないの~」

 

銀時はシグナムの誘いを断った理由を話すが、それを聞き益々機嫌が悪そうになるシグナム。

 

~side見学人~

 

「どうするはやてちゃん?」

 

銀時はやる気がないので、シグナムを止めるか尋ねる。

 

「どうするゆってもな‥銀ちゃんにやる気がないなら無理強いするわけにも行かんし。」

 

はやてもやる気が無い者をシグナムと戦わせてもあっという間に終わってしまうので、此処は無理に戦わせる必要はないと思っていたが、

 

「でも、あいつとピンク髪の戦いは此処の連中にいい影響を与えてくれると思うぞ。」

 

リボーンが銀時とシグナムを戦わせようと言う。

 

 

~side銀時~

 

そんなことを感じた銀時は

 

「しゃ~ね~な~おい、ピンク髪のねぇーちゃん。俺が勝ったらパフェ奢れよ。」

 

「あぁ約束しよう。」

 

銀時が戦うと知って、シグナムは少し喜んだら顔をする。

 

「あっ、その前に、おねーちゃんも魔導師って奴なの?」

 

「ああ、そうだが?」

 

「残念だが、俺はその魔導師って奴じゃない。だから、魔法は無しでヨロシク」

 

「むぅ~確かにそれではフェアではないな‥よかろう。では、暫し待て」

 

そう言ってシグナムは寮の方へ行き、再び訓練場に姿を現すと彼女の手には「京都みやげ」と書かれた木刀が握られていた。

 

(戦闘狂の相手はめんどいしなささっと終わらせよ。)

 

と思いながら、

 

どん、

 

すっ

 

「はい俺の勝ち~。」

 

あっという間に勝敗がついた。

 

 

~side見学人~

 

またも瞬殺劇だったのでぽかんとしている見学人たち、だがリボーン達は、

 

「見えたか?ツナ。」

 

「うん、ギリギリ。」

 

「すごく早い。」

 

「えっ見えたん今の!?ちょっと私らに解説お願いしてええか?」

 

「あっはいまず突撃したあの人の手首を木刀の柄の部分で衝撃を与えそしてそのまま刀を離した女性の首に持ってきた。と説明するならこのぐらいです。」

 

「ありえないだろそれが本当ならあいつはシグナムの攻撃を一瞬で見切ったってことだぞ。」

 

「まっ、それは経験の差だぞ。」

 

そして銀時が戻ってくると、

 

「お疲れ様」

 

「すまんな~シグナムは戦闘狂やさかい勘弁してな。」

 

「あぁそれは見てたらわかるな。」

 

「でも珍しいですね。銀さんいつもならこうゆうのは模擬戦すら渋りそうなのに」

 

「今日は気分が良かったからな糖分切れたけど それに‥‥」

 

「それに?何ですか?」

 

「いや何でもねぇよ」

 

と言いながら、ツナとリボーンを見る。

 

「ほら、次はお前の番だ!!さっさとやってこい、このダメツナ!!」

 

「そんな言い方しなくてもいいだろ!!」

 

「うるせー!!」

 

「へブッ」

 

と言いながらツナに蹴りを入れる。

 

 

~side銀時のアタマの中~

 

(俺とあいつとの関係とは少し違うがこの2人も俺らと同じぐらいの信頼関係はある。久々にこんなの見られたんだ、これぐらい良しとするか‥‥)クス

 

銀時は誰にも気づかれる事無く、口元をフッと小さく笑みを浮かべた。

 

 

 

・・・・続く


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