【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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更新です。


標的44 嵐ノチ雨

~side炎真~

 

「はァァ!」

 

グワァン!

 

白蘭を重力でこっちに引っ張りパンチを入れる。

だが、

 

「ざ~んねん。」

 

右手でガードする。

そして炎真を殴り飛ばす。炎真も勢いを殺すも、

 

「ぐ!」

 

少しダメージとなった。

 

「ハハ、君の情報は少なくてね、はっきり言って舐めていたよ。でも君も面白いね♪」

 

「はぁはぁ、貴方はどうして僕のこと知らないんですか?パラレルワールドから知識を共有できる貴方なら僕の情報ぐらい知っていてもおかしくない。」

 

「...いいよ。答えてあげる。僕は他の僕と違って僕からのみ僕の知識にアクセスできる。つまり僕は共有じゃなくてアクセスって言った方がしっくりくるかな。でもこれはここに君達のところにあったマーレリングがここにないからできた言わば異質の能力何だよ。他にも欠点とかあるしそれに今は見ることもできないしね.....さて、おしゃべりは終わりだよ。白龍」

 

手が龍に変わり

 

「匣兵器、何で貴方はそれを使えるんですか?」

 

炎真の質問は最もだ。

ここには炎を灯すリングがないはずそれなのに匣兵器を使えるのはおかしい。

 

「全く君は質問が多いね、僕は1度もこの世界に炎を灯すリングがないなんて言ってないよ。」

 

と手を見せる。

 

「ここにも一応はあるんだ。でも君の友達のやつやマーレリングより遥かに劣る僕お手製のリング、ここには彫金師もいないし制度で言えばBランクぐらい、でも僕の匣はただの匣兵器じゃないんだ。」

 

白龍が白蘭の体の中に入り込む。

 

「セットアップ。」

白光りするなか

少しずつ浮きでる鱗の様な模様先程までとは違う幾千のついた羽の翼ではなく少し羽毛に覆われた程度の翼になっていた。これではまるで、まるで

 

 

半人半龍

 

 

 

「すごいでしょ、これは君達の部隊長のデバイスと同じユニゾンデバイス何だよ。」

 

「ユニゾン?」

 

「ま、そこははやてちゃんに聞きなよ。彼女もユニゾンデバイスを所持しているからね」

 

「はやてが?」

 

「まっ、君は彼女に会う事はもう無いだろうけどね」

 

笑顔の状態でそんなことを言うと手を挙げて

 

「天に導、白き道よ、我らのいかなる罪を浄化したまえ」

 

何やら唱えると上にはどでかい魔法陣が出ていた。

 

(これって)

 

ツナのような直感力はなくても分かる自分の身に迫る死の恐怖が

炎真は自分においすがろうとする死神を追いつけないぐらいのスピードで飛んでいく

 

白の架け橋(ポンテ・ディ・ビィアンコ)

 

とてつもなく広い空間を支配する白い柱炎真もその中に飲み込まれてしまう。

 

(しま!?)

 

バッ!

 

覚悟を決めた時に何者かが自分を引っ張り空間の外に出されて

 

「今は静かにしとき」

 

ビルの影に身を潜める。

 

ムニュ

 

(!?/////)

 

何やら柔らかいものの中に顔を埋め込まれてしまう。そして大きな音が鳴り響く

 

ヒューん!

 

シュン!

 

 

「はぁはぁ、流石に魔力を使いすぎたね。ま、時間稼ぎにはなったでしょ、こんだけやれば数の子達もしっかり仕事できたでしょう。あとはし~ら~な~いと」

 

そう言うと白蘭は飛んでいった。

 

「はぁ~、行ったようやな。大丈夫か?エンマ」

 

炎真を助けたのはバリア・ジャケット姿のはやてだった。

 

「ありがとう、はやて////」

 

「ん?何でそんなに赤くなってるん?」

 

「な、何でもないよ/////」

 

一向にはやてに目を合わせようとしない炎真。

そんな態度をとっていたのではやては気づいた。

 

「ははぁん。なんや?そんなによかったんか?」

 

指に口をやり片目を閉じてさらに上目遣いで

 

「私のか・ら・だ。」

 

そこまで豊満ではないけれどやはり女の子なのか胸の弾力が炎真の顔を直に襲った

炎真自身こうゆうのに慣れないまだ子供なのだ。

 

「ぶふぅ」

 

「エンマのエッチ」

 

「なっ////」

 

あたふたする炎真はやても炎真をもう少しからかいたいんだがそうもやってられない。

 

「もうちょいエンマをからかいたいんやけど、そうもやってられへんねんな」

 

はやてが先程攻撃があった所に目をやりそして珍しく冷や汗を垂らした。炎真もそっちを見ると

 

「え?な!!?」

 

言葉も出ない光景だ。一見何も無いように見えるがそうではない

完全な白一色、ガラスもコンクリートも少し衝撃を与えれば砕けそうな石にとなっていた。

 

「ホンマ冗談キツイは」

 

 

~sideなのは達~

 

時間は少し戻るツナと別れてすぐにヘリを見つける。

 

「あ、追いついた」

 

だがヘリに銃口を向ける女の影が二つ

 

「え?」

 

「Is発動、ヘヴィパレス。」

 

大砲と言ってもいいぐらい大きな銃口をヘリに向けて放つ!!

銃口からはなのはのディバインバスター以上スターライトブレイカー未満のエネルギー砲が発射された。

 

ズドーン!!

 

「うふふ~のふ~♪どう?ディエチちゃんこの完璧な計画」

 

「黙って。今命中確認中」

 

クアットロを黙らせて砲撃が当たったかどうかを確認するディエチ。そして、煙が徐々に晴れていくと

 

「ふぅ、危機一髪」

 

「「っ!?」」

 

ディエチが砲撃をしたヘリは無傷だった。

 

「市街地での危険魔法使用、及び殺人未遂の現行犯で逮捕します!」

 

「逮捕は遠慮しときま~す。Isシルバーカーテン」

 

「あ!?」

 

姿が見えなくなり

 

「どこに?」

 

なのは達は探そうといろんな方に視線をやる。

 

 

 

~side2人組~

 

「あ~あ、失敗しちゃった。」

 

「どうするの?」

 

「あっちはもう無理そうだしルーお嬢様の所に加勢に行きましょう。ディエチちゃん」

 

「わかったよ、クアットロ」

 

「わん!」

 

2人組は何故か犬の声がしたために後ろを見ると其処には犬とは思えないぐらい大きな白い犬がいた。

 

「は、は、」

 

尻尾を振りながら2人を見ている。

 

「何これ?」

 

感情が薄いディエチであるが、今まで見た事のない大きさの犬にちょっと驚いている様子。

 

「あら?ディエチちゃん。知らないの~?コレは犬って言う生物なのよ」

 

「それは知っているが何故こんなところに?しかもこんな巨大な‥‥」

 

「さぁ~」

 

「わぉ~ん」

 

2人が謎の巨大犬に疑問視していると、その巨大犬は急に遠吠えをすると

 

「エクセリオン...」

 

「トライデント...」

 

「「な!?」」

 

いつの間にか自分達の居場所がバレていた。

 

「まさかこの犬は管理局の!?」

 

「「バスター!!(スマッシャー!!)」」

 

ズドーン!!

 

「やったかな?」

 

「ううん、逃げられた。」

 

煙が晴れてもそこには人影はなかった。

 

「全く、油断し過ぎだぞ」

 

「ありがとうございます。トーレ姉様」

 

「面目ない」

 

なのはとフェイトのダブル攻撃からクアットロとディエチを救ったのはトーレであった。

ナンバーズ1のスピードを誇るトーレのスピードは流石のなのはとフェイトでも追う事は出来なかった。

 

 

~sideヴィータ達~

 

「でりやぁぁぁぁ」

 

ドゴーン!!

 

地面に穴が開くぐらいの勢いでグラーフ・アイゼンを振り下ろす。

 

「あ、ぶね、おっかないな」

 

一回転してヴィータのグラーフ・アイゼンを躱した後、

 

「風魔手裏剣」

 

風の手裏剣をヴィータに向けて放つ。

それをヴィータはグラーフ・アイゼンで弾き飛ばす。

 

「ふっ!」

 

シノビは、今度クナイを飛ばす。

 

「ち、」

 

「ちょこまかと」

 

今度は

 

「はぁぁ!!」

 

今度はエリオがストラーダで背後に周り、渾身の一撃を放つ。

 

「へぇ、」

 

キン!

 

クルクルクル

 

シュタ

 

「なかなか筋がいいなお前」

 

「それはどーも!」

 

キーン!

 

「くっっ!」

 

(あの人、僕とヴィータさんとでは)

 

シノビはほぼ遊んでいるかのようにエリオと戦っている。

ヴィータの時と反射速度が違う

 

「キャロ!」

 

「うん!」

 

「行きます!」

 

ストラーダにキャロの加速を加えて

 

「うぉぉ!一撃必中!!貫けぇぇ!!」

 

「ふ、」

 

魔法陣を展開して

 

「暴風圧!!」

 

風圧VS加速

 

「うぉぉぉぉぉ!!」

 

「くっっ、うわぁぁ!!」

 

しかし、エリオはパワー負けしてしまい後ろに吹き飛んでしまった。

そして

 

ドン!

 

「大丈夫か?エリオ」

 

「ヴィータさん、は」

 

ヴィータの背中には大きな切り傷ができていた。

 

「どうやら、この壁ただの壁じゃないみたいだな」

 

「あぁ、言い忘れていたな、それは俺以外が通ろうとする奴は、かまいたちで切り刻んでしまうぜ、ま、よく途中で受け止めたな」

 

「部下の1人ぐらい受け止めらんねぇで副隊長なんて名乗れねぇよ。」

 

「いいね~いいね~そう言うの~」

 

特大の魔力を練っている。

 

「く、」

 

「心配すんな」

 

「え?」

 

「言ったろ、後から来るって」

 

ヴィータが上に目をやると

 

「うおぉぉおぉぉ」

 

「つくづく思うぜ、サムライってのはいいとこ取りしかしねぇのかよ」

 

「でりゃぁぁ!!」

 

ギン!

 

ドン!

 

ズザザザァァ!

 

「よぉ、ロリコン忍者、こんなに幼児集めてお遊戯会ですか~コノヤロー」

 

「よぅ、穴から落ちてくるとは優雅だな、白夜叉」

 

そして銀時が

 

「またお前に負担かけちまったな、副隊長」

 

「は、私は時間稼ぎの方がしょうにあってるらしい、銀時...てかお前さっきの言葉に私も入ってんじゃないだろな!!」

 

「さてと、まだやんのか?」

 

と聞いて入るが殺気をバリバリ放ち

 

「それがそのセリフ言う奴かよ~」

 

「ま、今日は辞めとくよ。お嬢様もさ、行きましょうか」

 

激しい旋風が吹くとそこにはシノビの姿も少女の姿もなくなっていた。

 

 

~side獄寺達~

 

「よ、やっと見つけたぜ、獄寺、ツナ達もここにいんのか?」

 

あいも変わらない能天気な喋り方である。だが

 

「!?おい、大丈夫かよその怪我!」

 

獄寺が手で抑えている横っ腹からドクドクと血が流れる。

 

「な、何のことだよ」

 

呻きながら起き上がると

 

「何の事ってお前」

 

「俺が怪我しているように見えんのかよ?」

 

山本はこの言葉そして獄寺の表情を見てまた

 

「はは、元気そうだな」

 

「たりめぇだ。」

山本に心配されたくないと強く思う本能が麻酔となり今は平気のようだ。山本もこれぐらいじゃ獄寺は何ともない事がすぐにわかる。この一定の過程のみでもこの2人は相当な信頼関係があるのがわかる。

 

「んで?その2人は」

 

「え?」

 

「あ、」

 

「俺達の仲間...だ。」

 

「そか俺は山本武、よろしくな」

 

「スバル・ナカジマです。」

 

「ティアナ・ランスターです。」

 

戦いの最中だというのに一応自己紹介が終える。

 

「んじゃ、どうすればいいん...だ!」

 

キン!

 

「決まってんだろ、」

 

立ち上がると

 

「あのポンコツを壊すだけだ!!」

 

「わかった。」

 

「次郎・小次郎」

 

山本のネックレスから犬と燕が出て

 

「瓜」

 

獄寺のバックルから猫が出てきて

 

「「形態変化!」」

 

シューーん

 

「朝利雨月の変則四刀」

 

犬から受け取った小刀3本と1本の刀と燕が合体して長刀のなり

 

「Gのアーチェリー」

 

瓜と発射台が合体して弓となり

 

「ティアナ、スバル下がっていろ」

 

「「え?」」

 

「いいから任せとけって♪」

 

「んじゃ、俺が行くぜ」

 

「言っとくが結構硬いぜ」

 

「わかっている」

 

と小刀からでる炎を軸に加速する。

フェイト型が戦斧でヴィータ型がハンマーで攻撃するが

 

「守式四の型、五風十雨」

 

「全く当たらない。」

 

「あれは、相手の呼吸に合わせてかわす技だ。」

 

そして

 

キン!

 

「でも、僅かな切れ目しか入れられない。」

 

「いや、あれでいい」

 

そして山本になのは型が砲撃魔法を撃つだがそれもかわす

 

そして

 

「時雨蒼燕流、総集奥義、時雨之化」

 

青く光ると全てのガジェットの動きが‥‥

 

「え?何が起こったの?」

 

「あの炎は鎮静作用があるんだ。少しの切れ目からでも内側に流れれば」

 

急に止まる、精密には停止に近い動きになっているだけだが

 

「さてと、果てろ!トルネードフレイムアロー!!」

 

普通のフレイムアローとは比べ物にもならない貫通力を誇る獄寺の弓いくらナノコンポジットアーマーでも

 

バーン!

 

「んで、あれって何なんだ?」

 

「後で説明してやる今は10代目達と合流するぞ、痛っ」

キズが痛むらしい

 

「もう、無茶して‥スバル、私は獄寺を病院に運ぶからアンタは彼をなのはさん達の所に案内して」

 

「わかった。」

 

とスバルはティアナと別れて先に行く

 

 

 

 

 

~ウラバナ~

 

ティアナは別れて少しすると

 

「馬鹿、無茶して」

 

「あぁ?」

 

ティアナは俯きながら呟くと

 

「何でそんなに無茶するのよ」

 

獄寺を支える腕そして声も震えていた。

 

「お願い.だから..もう...無茶しないで」

 

獄寺は思い出した。ティアナの兄は...

 

「すまねぇ」

 

獄寺もバツが悪そうに答えるが

 

「だけど、それは無理だ」

 

ティアナは涙が少し流れた瞳で獄寺を見る。

 

「10代目もあの時はそうするだろうし、それに仲間が危なくなってんだ。頭より体が動いちまうんだよ。」

 

「でも、それで死んだら」

 

「これぐらいで死んでちゃ俺の目標には届かねぇからな」

 

「あんたこの前言ってたじゃない。いくら仲間の為って言ってももし死んじゃったら」

 

ギュッ!

さらにまた力強くなり

 

 

「私はもう.....」

 

「失わねぇよ、失わせねぇよ、俺の目標は『皆と共に笑いその為に生き抜く』仲間が死んじまっても俺が死んじまってもそいつには届かねぇからな」

 

少し恥ずかしいのかばつが悪そうに答える。

 

 

 

 

「バカ////」

 

 

 

 

そんな獄寺にティアナは小さな声で一言呟いた。

 

 

 

・・・・続く




ではまた次回。

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