【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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標的34 怪談をすると霊はよってくる

 

~side海鳴市郊外にある古い墓地~

 

「会場は此処にするで!」

 

はやてに先導されてやって来たのは荒廃した墓地で何年か前に完全に廃墟になった廃墓地だった。

 

「へぇ~こんな所もあったんだ。」

 

「来たことなかったわ。こんな所‥‥」

 

地元民のアリサやすずかさえもこんな場所があったのを初めて知った様子。

 

「よくこんな場所を知っていたな」

 

獄寺がはやてに尋ねると、

 

「私はよく、図書館に通っとったからな、海鳴の町の歴史や地形は本で何べんもみとるんや」

 

と、はやてが何故廃墓地の位置を知っていた訳を話す。

 

「今日、昼間にお前らが色々やっている時にはやてから聞いて面白そうな場所だったからな、折角の出張だ。記念にこういうイベントはやっとかないとな」

 

リボーンが白装束を纏い、地獄の亡者のコスプレをいつの間にか来ていた。

 

「リボーン...いつの間にそんなコスプレ衣装を持ってきたの?」

炎真が聞くと

 

「聞きたいか?」

黒い笑みで返す。リボーン自身は冗談のつもりだが現在いる場所とマッチして全然冗談に感じない。

 

「いえ、」

 

「お、おおおいかか、帰るならいいいいまのううちだぞぞぞぞ‥‥」

 

銀時はこれでもかというほど震えていた。

 

「どうしたの?銀さん」

 

なのはが物凄く動揺している銀時になのはは心配そうに銀時に言った。

 

「あれ?あれ?銀ちゃん、まさか‥‥」

 

はやてはニヤリ笑みを浮かべて、

 

「お化けが怖いんか?」

 

「ここ、怖くなんかねねねねぇよ。ここここここれは、むむむむ武者震いだ」

 

と強がりを言う銀時だったが、足がガクブル状態だった。

 

すると

 

ペチペチ

 

と頬を突っつかれたので、銀時がそっちの方向を見ると、

 

「バブ」

 

上目遣いで懐中電灯が顔のみを照らしたリボーンがいつの間にか肩に乗っていた。

 

「ひぎゃぁぁぁぁ!!」

 

銀時の物凄い悲鳴で全員驚いた。

 

「ちょっとうるさいんだけど!!いい年した大人がなに騒いでいるのよ!!大体この世にお化けなんている訳ないじゃない!!」

 

アリサが耳を塞ぎながら言う。

 

「銀さん...」

 

なのはも苦笑いを浮かべていた。

 

「情けないネ、たかだか赤ん坊の行為一つにそこまで驚くなんて‥ツナ、お前も何かこのヘタレパーマに言うアル」

 

と神楽はツナを見ると、

 

ツナもブルブル震えていた。

 

「大丈夫ですか?10代目」

 

「いや、あの‥やっぱり肝試しはもうやめよう、銀さんもあんなだし」

 

ツナは銀時を口実にやはり肝試しはやめようと言う。

 

「おい、あんなとは何だ、あんなとは、これはアレだ‥‥イベントを盛りあげる余興だ!!演技なんだよ!!」

 

と、銀時は先程驚いたのは演技だと言うが、とても演技には見えなかった。

 

「で、でも、もしも本当に幽霊が出たら...」

 

と幽霊やお化けが出た事を想像してさらに震えるツナ。

 

「だ、大丈夫よ、ツナ、霊なんているわけがないよ」

 

フェイトはツナを励ましてはいるがフェイトも少し冷や汗が流れていた。

 

がツナは

 

「いや、俺1回本当の霊見たんで...」

 

「お、俺も実は旅館のバイトをしている時に‥‥」

 

「「「「「え?」」」」」

 

ツナと銀時が本物の霊を見たと話し、なのは達は一瞬時が止まった。ここでリボーンが

 

「あれは、あれでスリリングで面白かったろう?」

 

「面白くない!!」

 

「そうかやはり、お前と銀時はそこまで怖いのか?女性陣は楽しそうなのにな」

 

と言うが一部の人はツナと銀時の話を聞いて怖がっていた。

 

「なら、止めるか?怖がりチキンの銀時も居るしな」

 

とリボーンがわざと大きな声で言うと銀時が

 

ブチッ!

 

「上等だ!!ゴラァ!!肝試しが何だ!お化けが何だ!!やるぞ、ツナ!!此処まで馬鹿にされて引き下がれるか!!」

 

「えぇ!ちょ、」

 

と銀時の気迫に半ば強引にツナも参加させられた。

 

「という事で、またクジでペアを組むぞ」

 

「ゴールにはザフィーラと定春そしてリィンが待機しとるで、まっ、驚かす道具があんまないけど、雰囲気で言えば此処は最高のロケーションやろう?私とリボーン君はゴールで待っとるからな。あっ、コレがルートを書き示した地図と灯りや」

 

リボーンとはやてがルールを説明し、昼間作った廃墓地の地図と小さなペンライトを出す。

 

「地図とペンライトはペアにそれぞれ一個ずつだ」

 

「1人で逃げるともう1人のペアにごっつい迷惑をかけるからな、これはチームワークの信頼も兼ねとるで」

 

そして

 

「なら一斉に引いてな!」

 

参加者達は一斉にクジを引いた。

 

 

~side最初のペア~

 

「ちょ、あまり先々行かないでよ!」

 

「うるせぇな、お前がモタモタ歩いているのが悪いんだろう」

 

獄寺とティアナだ。獄寺は早くゴールしようと早歩きで進むがティアナは怖いのか歩く速度が少しスローペースである。

 

「ち、ほれ」

 

獄寺が手を出した。

 

「え?」

 

「ほら、さっさと行くぞ」

 

獄寺はやや強引にティアナは手を握る。

 

(暖かい)

 

この様子を生暖かい光が2人をともしていた。

 

 

~side次のペア~

 

「銀さん、ちょっとこんな所で/////」

 

「俺から離れるなよ、なのは」

 

男らしいセリフを吐いている銀時であるが‥‥

 

「いや、物凄く歩きにくいんだけど‥‥」

 

銀時はなのはの後肩に手を置いて背をかがめて隠れるように歩いていた。

リボーンのドッキリで、一瞬で怖がってしまったようだ。

何とも情けない格好である。

 

「銀さん...何もそこまで怖がらなくても」

 

「バカヤロー、これはなお前の気を紛らわす為にやっているんだ、決して俺が怖いわけじゃない」

 

と必死に弁明しているが

 

「.....」

 

うまく返せないなのはであった。

 

「ま、まずはしっかり自分の足で歩こう、大丈夫だよ、お化け何ていないよ」

 

「あ、当たり前だ。此処は俺の知る地球とは別世界の地球なんだからからな‥‥お、お化けなんて‥‥」

 

と一旦なのはから離れるそして前に歩いて行くと、

 

「そもそも俺はそう言った非科学的なものは信じないんだ。ムー大陸は信じているけど...あれも実際はスタンドだったし」

 

ピコーン

 

なのはは一旦銀時から離れた。

 

「そんな異世界でも霊なんて信じていたら、こんなもん宝くじ...が...おい、なのは?」

 

と此処でなのはがいないのを気づいた銀時。

 

「おい、なのは...?」

 

突然なのはが消えていしまった事に銀時の顔が真っ青になった。

 

「おいおい、冗談がきついぞなのは、.....おい、そんなにくっついたのが嫌だったのか!?なぁ、そろそろ出てきてくれおい、謝るから!!お願いします!!なのはちゃーん!?」

 

銀時が声を上げるが、なのはの声はおろか姿も見えない。

暗い廃墓地に独っきり‥‥その環境が銀時から次第に余裕を失わせる。

 

「なのはちゃーん!?おーい、なのは様!!三百円あげるから、お願い出て来て!!」

 

と土下座をした時に後ろから

 

パン!

 

「ひゃゃゃぁ!!」

 

「ぷ、アハハ」

 

銀時が後ろを向くと。

 

「てめぇ、なのは!!何しやがる!!」

 

「アハハ、ごめん、ごめん。銀さんがあまりにも怖がっていたからつい...」

 

苦笑しているなのはが居た。

 

「何が“つい”だよ!こっちはなぁ‥‥」

 

銀時は揺れた。此処で認めて怖がっている事がばれるのが良いか、それともと意地を張るか、しかしこれ以上ビビらされるのもごめんだ。

そんなことを考えているとなのはが、

 

「あれ?」

 

「どうした?なのは」

 

「あそこに誰かいる」

 

なのはがある方向を指さす。

 

「おいおい、二度もそんな冗談に‥‥」

 

銀時が呆れながら、なのはが指さした方向を見ると其処には、確かに小学生くらいの赤いワンピースを着た女の子が1人ポツンと立っていた。

 

(おいおい、なんであんな所に女の子が1人いるんだよ)

 

銀時は廃墓地に1人で立っている女の子に不気味さを感じた。

その女の子はなのはと銀時の姿を確認するとクルッと踵を返して廃墓地の奥地へと走っていく。

 

「あっ、待って!!」

 

なのはは廃墓地の奥に走って行く女の子を慌てて追う。

先日のダイゴとミチルの事件を経験し、心配になったのだろう。

 

「おい、なのは」

 

銀時もなのはを1人にするわけにはいかず、なのはを追いかけて行った。

と言うか、なのはが女の子を追いかけて行くと必然的に自分も1人になってしまうので、必死になのはを追いかけたのであった。

 

 

~side三組目~

 

「あはは、本当に出そうだね~。」

 

能天気に話しているのは青髪の少女のスバルだ。

 

「スバルさんはこんな時でもいつもと変わらないですね。」

 

ペアはこの男とく~に何も無いぱっとしないしいても居なくても変わるのか変わらないのかわからないぐらいの新八である。

 

「うん、だってワクワクするし、なんか出ても面白そうだし、何もいなくても面白いし」

 

「はは」

 

苦笑いを浮かべる新八そしてほかのメンバーが心配なのである。特に銀時が...

しかし、彼らがゴールについた時、妙な事があった。

 

「あれ?銀さんとなのはさんは?」

 

ゴールについた時、先に出発した筈の銀時&なのはペアがまだゴールしていなかった‥‥。

 

 

~side四組目~

 

「何だか怖いよ、エリオ君」

 

次の組はエリオとキャロだ。

 

「大丈夫だよ。僕がいるし。」

 

何とも逞しい少年のエリオ。

 

「エリオ君、ありがとう」

 

と肩にもたれかかれるキャロ

 

「わ!?キャロ」

 

急に密着して来たので驚くエリオだった。風呂上がりのダイレクトな髪の匂いがまた変に緊張をよんだ。

 

 

~side五組目~

 

さて次の組は初の女性のみ神楽とアリサだ。

 

「え、やっぱりフェイトとあのツナって子はできてんの!?」

 

「そうアル、よく一緒にいるのを見かけるネ」

 

何やら恋バナのようだ。何もこんなところでしなくても...

 

「へぇ、あのぱっとしないしないのがね~」

 

「いや、あれはギャップルールネ」

 

神楽が腕を組みながら話す。

 

「ギャップルール?あの子にそんなにギャップがあるの?」

 

「普段はぱっとしないとしてないけど、戦っている時はすごいぐらいネ。」

 

「本当に?」

 

「本当アル」

 

「ね、ねぇ‥‥神楽」

 

「ん?何アル?」

 

「その‥‥なのはって、あの銀時って人の事、好きなの?」

 

「えっ?なのはが銀ちゃんを?ないない!!それは絶対にないアル。銀ちゃんは巨乳美女が大好きネ、なのはは銀ちゃんの好きなオッパイのレベルにはいってないネそれに銀ちゃんあるお天気アナにご執心ヨ。」

 

「そ、そう‥‥」

 

親友があんな死んだ魚の目の様な男とくっつかない事に喜んでいいやら、胸が小さいと言われて哀れんでいいやら複雑な心境のアリサだった。

 

 

~side六組目~

 

「やはりこういうのは面白いですね。」

 

「少し怖いけどいい雰囲気が出ている。」

 

次のペアはすずかとバジルだ。

 

「日本の墓地はイタリアと同じ石造りでも雰囲気がまたそれにあの木もなかなか風情がありますなぁ」

 

とバジルが言っていると、

 

「本当に日本はいい国です。」

 

「ありがとう。」

 

バジルは目を光らせて周りをみてそれを微笑むすずかであった。

 

 

~side七組目~

 

この組もまた女性ペアだった。

 

「ただ、墓場を歩くのがそんなに楽しいのか?」

 

人によっては夜に墓を歩くのが楽しい筈がないのだが、ヴィータは楽しさも恐怖も感じず平然とした様子でスタスタと歩いて行く。

 

「そういうな、主はなかなか楽しんでいた。」

 

「よくわかんねぇ、でもたまにはいいかもな、FWメンバーもなかなか気を緩めることできなかったし。これで少しでも気が楽になったら」

 

とヴィータが言っていると

 

「何だよ?」

 

「いや、やはりお前はだいぶ過保護だなと思ってな」

 

シグナムが少し微笑みながら言うと、

 

「う、うるせぇ////」

 

ヴィータは恥ずかしさか顔を赤く染めてシグナムからプイッと顔を逸らした。

 

 

~side八組目~

 

ラストの炎真&シャマルペアに見送られてツナ&フェイトペアは出発した。

 

「ハァックション!」

 

「大丈夫?ツナ」

 

「は、はい、大丈夫です。」

 

サウナから一点極寒の寒中肝試し寒気が止まらない。

 

「はい、コレ。使って」

 

フェイトはツナにティッシュを渡した。

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「いいよ、気にしないで」

 

ガサッ!

 

風が草を揺らした。

 

「キャ!」

 

この音にフェイトは驚き

 

ギュッ

 

「フェ@#/&_#!?」

 

ツナの脳内は現在処理不可能になっていた。

 

そして3秒後に

 

「は、ごごごごごめんね、ツナ」

 

慌ててツナから離れるフェイト。

 

「いい、いえ、だだだ大丈夫です。」

 

ツナは今が肝試しの最中だと忘れるぐらい別の意味で動揺した。

すると、

 

ガサガサ

 

今度は風ではなく、誰かが草木を掻き分け、近づいてくる。

 

「だ、誰?」

 

ツナが震える声で尋ねる。

 

「き、きっと、野犬か野良猫だよ‥‥」

 

フェイトも震える声でこの音を出している者の正体をツナに言う。

 

「そ、そうですよね?こんな所に俺達以外の人なんて‥‥」

 

ツナは震えながらも必死に理性を保とうとする。

しかし、音は次第に自分達に近づいてくる。

そして、その音源が自分達の至近距離まで近づくと‥‥

 

「ギャー!」

 

今度はフェイトの胸に思いっきり顔が入り込んでしまったツナ。

 

「ちょ、ツナ!?」

でもフェイトも怖いためにそのままがっしりとツナを抱きしめた。

 

そして出てきたのは。

 

「あれ、銀時?」

 

「んぁ?フェイトにツナか?」

 

「どうしたの?なのはは?」

 

「いや、それが‥‥お前ら、なのはを見なかったか?」

 

「え?見てないけど‥‥」

 

「そうか、どこいったんだ?」

 

こんな会話をしていますが読者は忘れてないですよね現在ツナがどのような状況なのか‥‥

 

チーン

 

「おい、フェイトお前」

 

と指さすと動かなくなったツナが居た。

 

「あ!?ツナ!!」

 

胸から解放し、ツナが地面に激突してそこで意識が戻る。

 

「プハー、やっと息できた」

 

スーハーと息を吸い込んでいる。

 

「ごめんね/////ツナ」

 

「い、いえこちらこそ/////」

 

ツナが出した精一杯の言葉がこれだった。

最初の抱きしめで情報処理機能が壊れたのにさらに刺激を加えた。電化製品を塩水にうっかり落としてそこから復活させようと叩いたのと似た状態だ。

 

(コイツ、上手い事やりやがって‥‥羨ましい‥‥)

 

銀時はラッキースケベでフェイトの胸に顔をうずめたツナを羨ましがる。

もし、この場に新八が居れば、お化けよりも怖い生き霊が降臨したかもしれなかった。

 

「あれ?銀さん。なのはさんと一緒じゃなかったんですか?」

 

そこで漸く銀時の存在に気づき、ペアであるなのはの姿が見えない事に疑問を感じたツナ。

 

「それが、逸れちまったんだ」

 

「「逸れた!?」」

 

銀時が何故、なのはと行動を共にしていないのかを話、驚くフェイトとツナ。

 

「銀時、まさか肝試しが怖いからってなのはを置いてきぼりにしたの!?」

 

「銀さん流石にそれは...」

 

銀時を白い目で見るフェイトとツナ。

 

「ばっ、ちげぇよ!!なのはの方が俺を置いて行っちまったんだよ!!」

 

「なのはが!?」

 

フェイトは親友の名に反応する。

 

「...てかツナ、さっきの状況見たらお前の方が絶対に白い目で見られているからな!!新八が見たら絶対に殴られているからな、お前!!」

 

と銀時が言うと、ツナは赤くなる。

 

「それよりもなのはどこに行ったの!?」

 

フェイトが銀時に詰め寄り親友の行方を尋ねる。

 

「それが。ヴィータくらいの女の子がいて、その子を追いかけて行っちまって‥‥」

 

「ヴィータくらいの女の子?」

 

「それ、ヴィータさん本人じゃなかったんですよね?」

 

「ヴィータがなのはの姿を見つけて墓地の奥地へ逃げるか?しかもゴールとは全然違う方向だったんだぞ」

 

「確かに妙ですね」

 

「うん‥それ以前に、こんな時間‥しかもこんな場所に女の子がいるなんて‥‥」

 

「その女の子は1人だったんですか?もしかしたら。俺達みたいに肝試しをしていたんじゃ‥‥」

 

「い、いや、1人だった」

 

「「「‥‥」」」

 

銀時の台詞を聞き、何やら冷や汗を流すツナとフェイト。

台詞を言った銀時自身も冷や汗を流し顔を引きつらせる。

 

「あ、あの‥‥銀さん‥フェイトさん」

 

「なんだ?ツナ」

 

「な、何かな?ツナ」

 

「その‥‥言いたくはないんですけど‥‥」

 

「な、なら何も言うなツナ。黙っていろ」

 

「は、はい‥‥」

 

銀時は必死にツナを黙らせる。

恐らくこの場に居る全員が同じ事を連想したのだろう。

 

「もしかして、なのはと銀時が見たのって‥‥」

 

「ちょっ、フェイトちゃん!!それ以上言っちゃダメ!!」

 

今度はフェイトを黙らせようとする銀時であったが、

 

「もしかして‥幽霊?」

 

言ってしまった。

 

「言っちゃったよ!!この娘!!言っちゃったよ!!」

 

「それは言ってはいけない!!ここでそれを言ってしまったら!!」

 

「あっ、ご‥ゴメン」

 

NGワードを言ってしまったフェイトを攻める銀時とツナ。

フェイトは悪い事をしてしまったとシュンとする。

その時、

 

パキッ

 

廃墓地の奥で枝を踏む音がした。

 

「「「っ!?」」」

 

その音に反応する3人。

 

「今の音聞いたか?」

 

「う、うん‥‥」

 

「誰か‥来る‥‥」

 

ツナの言う通り、枝を踏む音の後、ザッザッと枯草や落ち葉を踏みしめて誰かが自分達の方へとやって来る。

銀時は洞爺湖を構えてツナはグローブをはめて警戒する。

フェイトは此処が管理外世界の為、不用意な魔法は使えず、デバイスを起動させることが出来ないので、何もできない。それでも誰かが近づいてくる方向を睨む。

そして廃墓地の奥から出てきたのは‥‥

 

「「「なのは(さん)!!」」」

 

そう、廃墓地の奥から出てきたのは、銀時と逸れたなのはだった。

 

 

 

~sideラスト~

 

「炎真君、昼間切った所はもう大丈夫?」

 

「はい、絆創膏をもらいましたし。」

 

ラストは炎真とシャマルだ。

 

「そう、よかった。」

 

と雑談をしていると

 

「!!?」

 

「どうしたの?炎真君」

 

炎真がなにかに反応した。

 

「炎?この炎はまさか!?」

 

と炎真は走り出した。

 

 

 

・・・・続く




ではまた次回。

この頃なのはさんばっか事件に巻き込まれてる気がする。

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