【大空】と【白夜叉】のミッドチルダの出会い~改~   作:ただの名のないジャンプファン

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標的31 俺はただ妹(姉)が心配なだけだと真剣に言う奴はだいたい無自覚のシスコンである

色々有り、アリサは大学で講義があるとの事でまた夕方に会おうと言って別れ、こちらも作業を始めようとはやてが皆を集めた。

「とりあえず、ロストロギアの反応が広範囲にある為に全員バラバラになって探すで、ツナ君や銀さん達は私達と行動してな、ロストロギアを発見しても封印できひんし後定春とリボーン君はここから出んといてな、この地球じゃ色々不自然やし」

 

「わかりました。なら誰と…」

 

ツナが誰とペアーになるのかと質問すると、リボーンが、

 

「こう言うのは、クジで決めんのが手っ取り早いだろう」

 

とのことで漂流組はくじを引いた。

 

 

~side銀時~

 

引いた結果こちらは銀時と

 

「とりあえずここを探そう」

 

「いいけど...パフェは?」

 

「仕事が終わった後、家に帰るからその時食べさせてもらって」

 

銀時はなのはと組むことになった。そして雑木林を捜索していた。

 

「銀さん、」

 

「ん?」

 

「この前の怪我大丈夫?」

 

「あ?あぁ、別に大した事ねぇよ、神楽にぶっ飛ばされるより軽い。」

と言うが無意識に左手を庇ってる。

 

「.....」

 

 

 

 

~sideバジル~

 

バジルはスバルとペアーとなり、ロストギアを探していた。

 

「ナカジマ殿何かありましたか?」

 

「ううん、何も見つからない」

 

とこちらも探しつつすいませスバルが

 

「そういやさ?バジル君?」

 

「バジルでいいですよ...何でしょう?」

 

「じゃあ、遠慮なくバジルは何でそんな喋り方なの?」

 

当然全員が聞きたい質問をスバルがした。

 

「えっ?この喋り方ですか?これは親方様が日本人はこう喋るんだと教えてくれたので、親方様が教える日本語を勉強しました。実は拙者日本の文化が好きで...」

 

「えっ?てことは、バジルはツナとは違う世界出身なの?」

 

「いえいえ、地球にも色々国があります、拙者はイタリアという国育ちですが親方様は日本育ちなのでよく日本の文化について教えて貰っているんですよ。」

 

「へぇ、そうなんだ!色々あるんだ」

 

バジルの話を興味津々に聞いているスバルであった。

 

 

それから時が経って、

 

 

~side銀時~

 

夕暮れになり場面は戻る。

 

「ここが私の自家が経営している喫茶店の翠屋だよ」

 

「ほぉ~なかなかいい感じじゃねぇか」

 

「えへへ、そうでしょう」

 

で早速店に入ったが店内は客で混んでいた。

だが、

 

「あら、なのはおかえりなさい」

 

店にいたのはなのはと同じ茶色い髪の女性だ。

 

「お母さん!ただいま!!」

 

今でも抱きしめたいが客が多いためにそれは無理であった。

 

「とりあえず、手伝おうか?」

 

「大丈夫よ、あら、お客さん?」

 

「あ、どうも~はじめまして僕、坂田銀時です。」

 

いつもと違い手を頭の後ろにやりお辞儀をした。

 

「どうも、私なのはの母、高町桃子です。」

 

(うそっ!?若っ!?えっ?マジで!?お姉さんじゃないの!?)

 

桃子の容姿を見て、思わず銀時は心の中で驚愕した。

 

「なのは!帰ってきたのか」

 

そこにエプロン姿の男性が厨房の奥からやってきた。

 

「お父さん!!」

 

「ん?なのは、誰だ?あの男は?」

 

このエプロン姿の男の名は、高町士郎。

なのはのお父さんである。そして銀時の姿を見たとたん、彼は急に獲物を見る猛禽類の様な目に変わった。

 

「なのは、お前まさか!?」

 

「今、一緒に働いている人で坂田銀時さんって言うの」

 

「あっ、どうも」

 

なのはが銀時を紹介する。

そして、

 

「「なのは!」」

 

すると、今度は銀時と同じぐらいの年齢の男性と眼鏡をかけた黒髪の女性が来た。

 

「お姉ちゃん!えっ...お兄ちゃん!確か今はドイツにいるんじゃ…」

 

男性の方は兄の月村恭也(旧姓 高町恭也)そして眼鏡をかけた女性の方は、姉の高町美由希(現在、絶賛彼氏募集中)

 

「ちょっとな」

 

「へぇ~なのはの家族か...まっ、よろしく」

 

銀時が恭也達に挨拶をすると、

今度は恭也が、

 

「なのは、こいつは誰だ!?」

 

先ほどの士郎同様、猛禽類の様な鋭い目に変わり銀時をにらみながら、なのはに銀時の事を尋ねる。

 

「えっ?」

 

「まさかお前、男を紹介しようと帰ってきたんじゃないだろうな!?」

 

「なっ/////ち、違うよ!//////」

 

その様子を見ていた銀時は、

 

(何だ~こいつは声といい性格といいどっかのシスコン陰陽師と一緒だな~おい)

 

かつて自分が見たある人物と目の前のなのはの兄が被って見えた。

 

「まぁまぁ、お兄さん」

 

「誰がお義兄さんだ!お前など義弟なんて認めないぞ!!絶対に!!」

 

(おい、なんか字が違う気がするぞ、それよりこいつ完全に人の話をきいてねぇな…)

 

「まぁ、本当に落ち着きなさいよ、あっち…」

 

と銀時が指さした方向は待ちくたびれている客だった。

 

「俺に噛み付く前にこっちをどうにかした方がいいんじゃないのか?」

 

「くっ~~わ、わかった、美由希、なのはまずは母さんたちを手伝うぞ」

 

「「わかった」」

 

「あっ、でも美由希、お前は絶対に厨房には入るな。客を病院送りにされては困るからな」

 

「ちょっ!?恭ちゃん、それどういう意味よ!?」

 

「そのままのとおりだ」

 

実は、美由希は料理がとてつもなく下手だったのだ。

 

「それからお前!」

 

と、恭也は銀時にをビシッと指をさし、

 

「忙しいんだ、お前もついでに手伝え」

 

「え?俺も...」

 

とのことで銀時が巻き込まれる形でウェイターをして時間が経ってピーク時間が終わった。

以外にも銀時のウェイターは女性になかなかの好評であった。

 

「ふぅ~、助かったわ、ありがとう銀さん」

 

桃子と美由希は銀時に一瞬で馴染んだ。

 

「はァ~疲れた~俺、本当はいちごパフェ食いに来たんだけなんど・・・・」

 

銀時はけだるそうに本来、なのはの実家に来た理由を呟く。

 

「なのは、ちょっと待っていて後恭也とお父さんがやっておくから美由希も手伝って」

 

「は~い」

 

そして美由希達はどこかに行って

 

「ごめんね、何か手伝わせちゃって」

 

なのはが苦笑しながら銀時に謝る。

 

「パフェ2個で勘弁してやる。いちごとチョコな」

 

「ふふ、分かったよ」

 

銀時は怒る様子はなく、相変わらずけだるそうに報酬のパフェの数を増やす。

銀時となのはが話をしていると、

 

「おい、お前少し俺に付き合え・・・・」

 

と、恭也は銀時を高町家の敷地内にある道場へと連れ出した。

 

 

~side道場~

 

「はぇ~、なのはの実家は、こんなのもあるのか・・何か新八家見てぇだな」

 

そして恭也が小太刀の木刀を構えそして・・・・

 

グワァン

 

「くっ!」

 

銀時へと襲い掛かったが、銀時はそれを紙一重で躱す。

 

「やっぱり、お前...」

 

「ちょっと、いきなり物騒じゃないですかお兄さん!?」

 

銀時は、口調は驚いている様子な声だが、表情は普段通り、飄々としている。

そして、2人は互いに距離をとる。

 

「小太刀二刀流...どっかの忍びの頭見てぇだな」

 

「お前はなのはの何なんだ!?」

 

恭也は銀時になのはとの関係を尋ねる。

 

「えっ?何なんだって言われても...仕事仲間、いや、なのはが上司で俺がバイト・・まっ、そんな所だな」

 

「そういう意味じゃない!!」

 

「はぁ、じゃ何が聞きたいんだ?」

 

銀時は自分となのはの関係が、さっき自分が言った関係以外思い当たらない。

 

「だからその...愛人と...か!男女の関係・・とか・・・・」

と言いながら恭也は銀時にまた打ち込んできた。

だが銀時は、

 

「へ、んなわけねぇだろ。大体考えてみろ!!俺となのはがいくつ年が離れていると思っている!?」

 

確かに銀時となのははの年齢差で言うと恋人というよりは兄妹関係の方がしっくりくる。

もっとも銀髪天パとさらさら栗毛サイドテールでは、兄妹にも見えないが・・・・

銀時からの予想外の言葉に、

 

「いいや!なのはが久しぶりに帰ってくるそしたら知らない男がいた。これは」

 

と意外と聞く耳を持つかと思われたが、聞く耳をもっていなかった恭也。

互いに刀同士で力比べしてる時に

 

「結婚の前触れ」

 

(...ヤベェぞ、もしかしたら新八以上の...)

 

「こたえ...ろ!」

 

と銀時が後ろに飛び威力をやわらげ恭也は突撃してきた。

 

「いやいや、考えすぎだって、俺はパフェを食わしてくれるってなのはが言ったからついてきたんだよ」

 

「は、パフェ?」

 

「あいつがここのパフェは絶品だ言ってたから、楽しみにしてきたんだ!」

 

そして道場になのは達がやってきて、

 

「あっ、ここに居たの!銀さん、お兄ちゃん」

 

「なのは」

 

「もう何しているの~?」

 

そして銀時は洞爺湖を腰に差して、

 

「おい、お前」

 

「これ以上は、古傷にひびくぜお兄さん」

 

ボソッと恭也に呟いた。

 

「っ!?お前、気づいていたのか!?だから受け身で・・・・」

 

恭也は驚愕した顔で去っていく銀時の方を向く。

 

「さてと、待ちに待ったパフェだ」

 

銀時がやっとパフェを食べられると道場を出ていこうとしたら、

 

「最後にもう一つ聞きたい」

 

「なんだ?」

 

「お前の名は?」

 

「.....銀時.....坂田銀時だ。」

 

銀時は改めて恭也に自分の名を名乗った。

 

(坂田.....銀時...)

 

恭也は、今度は銀時の名をしっかりと頭の中に刻み込んだ。

 

 

 

・・・・続く




ではまた次回。

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