さばげーがえり!   作:一織

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突然増えるオリキャラ。でもでもでもでも...そんなの関係ねぇ!って方ど~ぞ♪( *´∇`)


第5話 しゅっぱつ

凛音「よーい...」

 

凛音&卓「どん!」

凛音と卓は梯子から降り、同時に走り出す

 

ゾンビA「ヴァアアア!」

トラックにいたゾンビが2人の横から現れるが

 

パァン!

 

乾いた破裂音と共に頭が吹き飛び地に伏す

 

薫男「enemy down」

 

ヒワインド「good kill」

 

ヒワインドはそう言いながら、M60で近くのゾンビを掃射する

 

凛音「この先駐車場に入るよ!」凛音は無線で薫男とヒワインドに伝える

 

薫男「了解。これより由紀達の援護に向かう」

 

胡桃「よっ...と!」胡桃はシャベルで2階で立ち塞がったゾンビの首を撥ね飛ばす

 

由紀「......胡桃ちゃんって...」

 

胡桃「な、なんだよ由紀...」

 

由紀「脳筋だねっ☆」

 

胡桃「...ほあっちょう!」

 

見事に胡桃のチョップが由紀のつむじに直撃する

 

由紀「あうう...」

 

悠里「あらあら...」

 

慈「もう、もう少し緊張感を...」

 

ゾンビ「ガァアアアアアア!」

 

胡桃「っ!?めぐねえ!」

 

胡桃がそう叫ぶがシャベルではとても間に合わない。そう思い青ざめた時である。

 

ヒワインド「めぐねええええ!」

 

ドドドドド!

 

ゾンビ「グギャァアア!?」

 

ゾンビが一瞬ヒワインドの声に気を取られた刹那、その体が弾け飛ぶ

 

ヒワインド「ま、間に合った...」

 

そう、ヒワインドが自分の腕を痛めることを承知でゾンビにM60をフルオートで連射したのだ

 

慈「あ...ヒワインド...くん...?」

 

薫男「ヒワインド!間に合ったか!」

 

そこにM700からAA12に持ち替えた薫男が来た

 

由紀「ゆっきー!」

 

薫男「おう、正義のヒーロー白水薫男此処に見参ってな」

 

ヒワインド「後は凛音と卓さんを信じて待とう」

 

凛音「ちぃ...」

 

凛音は舌打ちをすると、今まで胸に付けていたM870を構え、ゾンビに発砲する

 

M870の薬室に入ったゲージは残り2つだ

しかし、慈の車まで行くには少なくとも後6体のゾンビを始末しなくてはいけない。

 

凛音「ふぅー...」

凛音は一旦昂った思考をクールにする為深呼吸をすると

即座にM870を戻し、レッグホルスターのハイキャパシティを抜き、射線上のゾンビを1体ずつ処理する。

無駄弾を使わず、冷静に確実に6発以内で残りのゾンビを仕留めるため

 

まず凛音は銃を撃つ前に石を投げつける

 

そしてまんまと2体が“直線“に歩いてくる

 

凛音「...馬鹿めと言って差し上げますわ。なんて」

 

とあるキャラの台詞を呟きながら1発の弾丸で2体のゾンビの頭を撃ち抜く。残りは4体。先程の発砲音に誘き寄せられるように右側から3体左側から1体現れる。

 

凛音「...動く的かな?」

そう言い放ち冷静に残りのゾンビを仕留める

 

凛音「お、あった!赤いミニクーパーS」

 

そう、実はめぐねえの愛車は赤のミニクーパーSなのだ。自分でメンテナンスとか出来るのだろうか?

 

車に乗り込み鍵を回し、エンジンをかける。

AT車なのでMT免許取得の凛音からすればアクセルを踏みさえすれば前に進む車などゴーカート同然だ

 

悠里「...凛音...」

 

悠里がそう呟くとほぼ同時に目の前に赤いミニクーパーSが停車する

 

凛音「お ま た せ」

 

ヒワインド「乗り込めー^^」

 

慈「わあい(o^O^o)」

 

悠里「!?キャラ崩壊ってレベルじゃないくらいめぐねえがノリノリ!?」

 

悠里が驚愕している間に2人は後部座席に乗り込む

 

凛音「ごめん悠里、待たせたね」

 

悠里「いいえ、大丈夫よ、それより卓さんたちは?」

 

悠里が心配そうに運転席の凛音に尋ねると

 

凛音「すぐ後ろ」

 

卓「やあ、」

 

胡桃「待ってました!」

 

由紀「プレジデントマン!」

 

薫男「由紀、そっちの待ってましたじゃねーから!」

 

わいわいとStreamに乗り込んでいる

 

悠里「......大丈夫そうね」

 

こうして無事に学校からショッピングモールに向かう学園生活部一行であった

 

一方ショッピングモール

 

???「くっそう...あの2人め...まさかドクペを取ってきて飲ませたらハマるなんて...まあいいや。今日も元気にあの2人の為に物資調達しマスカット!」

 

圭「ねえ美紀、今度はなんの本読んでるの?」

 

美紀「えっとね...話題になってた外国の作家さんの小説の原本版だよ、翻訳版は暗記する位読んじゃったから、なんとか読めるかもって」

 

圭「へえー、すっごーい!私英語聞くのは得意なんだけど読むのは苦手なんだよねー」

 

美紀「でも、圭もすごいよ、私は聞き取る方が苦手かな...」

 

圭「...ねえ美紀、今日はジョン何持ってきてくれるかな?」

 

美紀「うーん...そうだなあ...足りないものと言ったら食料だけど、そこまで危ない所まで行って大丈夫かなあ...」

 

圭「そうだよねー...いっつもありがたいんだけど、ちょっと危なっかしくて怖いんだよねー」

 

美紀「でもジョンならなんだかんだ服のついでーとか言って持って帰ってきそう」

 

圭「何だかそれ説得力あるー(笑)」

 

美紀「でしょ?ふふ、早く戻ってこないかなー?」

 

圭「もう、すっかり美紀はジョンにべったりだね!」

 

美紀「わわわ!...そう言う圭だってそうじゃない!」

 

圭「あはは...そうだね、私ねジョンと出会えて良かった。」

 

美紀「私も、そう思う」

 

ジョン「ぶえっくしょん!あー...なんか誰かが俺の噂でもしてんのか?ま、いっかさっさと服とついでに本とドゥクペにカロリーメイトでも持って2人の所に帰ろ」


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