七夕それは一年に一度織姫と彦星が出会える日……なのだが
凛音「一年に一度しか愛してやまない人と会えないとかどんな拷問?というかただのキチガイでしょ。考えた奴は頭おかC」
薫男「いきなりどうした凛音、そして口調がおかしなことになってるぞ」
由紀「えー!ゆっきーは解ってないなぁ、もし私と一年に一度しか会えなくなったらどうするの?」
薫男「それはやり場の無い怒りから」
ヒワインド「盗んだバイクで…?」
薫男「ジョンを殴り出す」
ジョン「お願いだから絶対やめて!!!!」
卓「そういえばさぁ、なんで七夕って、短冊に願いを書くんだろうね?子供の頃とか気づいたら書いてなかった?」
薫男「あー…俺は書いてなかった気がするな…」
ヒワインド「いや、書いてたよ?」
薫男「マジで!?」
ヒワインド「うん、M134が欲しいって書いてた」
凛音「そのお願いは無理じゃないかな?」
由紀「でも七夕きっと楽しいよ?皆で短冊にお願いごと書くの!!」
薫男「よし来た、笹を取ってこよう!!」
凛音(わぁお……熱い手のひら返し…由紀が絡むと薫男はすぐこれだもんな…自覚あるかは知らんが…)
悠里「私もお願いごとはあるんだけれど…その……」
凛音「そのお願いごと叶えたいな…よし、行ってくるか」
ジョン(凛音はきっと薫男のこと言えないと思うの…)
そしてこの時、お願いごとで去年のクリスマスパーティーの悪夢が蘇るヒワインド
回想――――
『ヒワインドくん!!私プレゼント欲しいわ!!』
『めぐねえ…?酔ってる?酔ってるよね?取り敢えず何が欲しいの?』
『ヒワインドくんとの子どm『ヴェアァァァァァァァァ!?(バターン!ヒワインドがぶっ倒れる音)』
回想終了――――
めぐねえ「あら?皆どうしたの?」
凛音「あ、めぐねえ、かくかくしかじか」
めぐねえ「なるほどね、良いんじゃないかしら?笹ならその辺に生えてるだろうし」
凛音「という訳で取ってきました。」
めぐねえ「早い!!」
凛音「ちょっと本気を出しました☆」
ジョン「縮地の無駄遣いやめーや……」
凛音「悠里の為に使う縮地には無駄がないから良いの」
ジョン「……イカレてるよ…お前」
凛音「それの何が悪い?」
胡桃(卓と恋人になれます様に…あわよくばそういう事ができますように…)
卓「?胡桃ちゃん?」
胡桃「ひょぅわ!!///」
卓「どしたの?」
胡桃「ななななな…//何でもないッ!!//」
胡桃(卓本人に言えるわけないだろぉ…だって……卓が大好きで…卓に【自主規制】なことして欲しいって考えてたなんて!!///)
圭「なんか女の子として胡桃先輩に負けてる気がしてきた……」
美紀「圭?どうしたの?」
圭「美紀……今日は7月7日、なんの日?」
美紀「え?それは七夕でしょう?」
圭「そう!!そして七夕といえばお願いごと!!そのお願いごとに好きなよう人に思いを伝えたいって…乙女過ぎてッ!!負けてる……私達負けてるよぉ…」
美紀「いや……いきなりそうは言われてもね…」
圭「そういう訳で……今から百合ろう…美紀(錯乱)」
美紀「意味がわからないよー!!」
――――
凛音「ねえ、悠里のお願いごとって何だったの?」
ふと、凛音は気になって悠里に尋ねる
悠里は頬を赤らめながら、こう答えた。
悠里「皆でこれからも無事に過ごせますように……それから…………がほしぃ……って」
最後の方は殆ど聞こえなかったが、凛音はどういうことか解った。
凛音「…………そうだね…叶えたいね…そんな日が来るといいね…悠里」
凛音はそう言い。悠里を抱き寄せる
悠里「そうね……将来のアナタ……」
うちの地元は七夕と言えば7月7日ではなく、月遅れの8月6日の方が有名