ゆるくて気ままなプロデュース。   作:ますたー

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注意事項です!今回のシンデレラの性格が、めちゃくちゃ鬱病です!
それでもおkって人はどうぞ!


ST@RT STORY 〜sideH〜

side ?

 

死のう。もう死んでしまおう。

 

そうゆう狂った考えを頭に、私はとあるビルの屋上に辿り着く。

ここから落ちれば…落ちて仕舞えば楽になる。

さよならみんな。サヨナラワタシ。

 

 

「危ないッッ!」

 

 

そう聞こえた気がした。 でも私の意識と身体は暗い昏い、漆黒の闇に堕ちて逝った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 日向

 

高森さんとの出会いからしばらく経った今、僕はビルの屋上に来ています。なにがあったのか?こんな深夜に一人で男が、グロッキーな顔をしているのかというと、高森さんとの会話をしていると、何故かいつの間にか平気で2時間ぐらい経っている。

そんなこんなありまして、残業でございまする…

 

「はぁ…あと少し、頑張りますかぁ…」

 

そうやって、事務所に戻ろうと、回れ右して

 

 

 

 

 

見てしまった。

 

 

 

高校生位の女の子が、『屋上のフェンスの向こうで、立っていた』

 

 

 

頭より先に身体が動いた。自分でも信じられない位の速さで、女の子の元へたどり着いた。

けど女の子は、既に前傾姿勢になってしまっている。

思わず叫び、手を限界まで伸ばした…

 

 

「危ないッッ!」

 

 

 

 

 

間に合った…。

間一髪、女の子を助ける事が出来た。

フェンスの向こう側から頑張って引っ張り上げて顔を見ると、痩せ細っていて、目を閉じていたが、息はある。まだ生きている。

それだけではあまり安心が出来なかった。

少なくとも、今この子は自殺しようとした。

そんな子を放っておける訳がない。

けど此処ではなにもしてはあげれない。

仕方がないので、この子を事務所に運んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

side?

 

目を開けた。外はまだ真っ暗だ。

 

…なんで私は生きているの?

 

飛び降りてからの意識がない。此処は自分の家かと思ったが、全く見知らぬ天井だった。死に損ない、病院に運ばれたのかと思ったがそれすらなさそうだ。

周りを見渡して見ると、一箇所だけ、そこだけ電気が付いていた。

興味本位で行って見る。どうせ死に損なった身だ。

どうなろうと構わない。

 

 

そこには一人の男性が居た。必死に何かを書いている。

 

と、私に気がついたみたいだ。男性が寄ってくる。

普通なら恐怖を覚えるはずだが、自殺未遂の為か、全く怖くなかった。

 

男性「目は覚めたみたいだね。」

男性は少し困った顔をして居た。

何故だろうか?私を監禁して、そうゆう事をしてしまおうという顔では無い。

男性「先ずは座りなさい。私は日向葵。君の名前は?」

男性は近くにあった椅子を進めて、向かいに座った。

?「私は…名乗る必要は無いよね…どうせ死ぬんだし。」

自嘲的に鼻で笑い、下を向いた。

仮に此処で前を向いて居たら私は恐怖で泣き喚いてしまうであろう。

ちらりと見た目の前の男性は、怒りの全てを使った目をして居た。

恐怖で手が震えた。歯がカタカタ音を鳴らすくらい震える。

 

男性「何故…何故あんな事をしたんだ。」

 

声はかなり怒っているが、何処か優しさを含んだような声だった。

私は両親に見捨てられ、友達だった人にも裏切られた。いや、そもそもの話、友達ですらなかったのかもしれない。

そんなこと言える訳がない。言っても鼻で笑われておしまいだ。

 

男性「だんまりか……まぁ、いっかぁ。とりあえずこれ食べなさい。」

 

目の前に、梅のおかゆが運ばれて来た。

 

男性「君は、見た限り、暫く口になにも入れてないだろう?ゆっくり咀嚼して食べなさい。」

 

暖かそうで、美味しそうな香り。

それだけで涙が出て来た。こんなに優しくされたのは初めてだ。

 

?「食べて…いいですか?」

泣きながら聞いた。聞いてしまった。さっきまでの死への執着は、おかゆの蒸気と共に宙に消えてしまったらしい。

 

男性「ああ。ゆっくり食べなさい。」

 

この人なら私を受け入れくれるだろうか?

かすかな期待と、不安が同時に現れた。

でもまずは言わなくてはいけない事がある。

?「…んだみお…」

男性「え?」.

「本田未央です…」

それともう一つ。

「頂きます…」

 

 

 

 

 

 

 

side深夜の事務所。

 

日向「その決意は固いのかい?」

 

本田「はい。此処に置いてくれませんか?…勿論、なんでもします。

掃除でも、作業でも、まくらしg「大馬鹿者。」」

 

日向「…わかった。君の両親には電話を入れておくよ。」

 

本田「自分でやります!その位のけじめ、付けます。」

 

その後、なんやかんやあって、本田未央は、うちの事務所で匿うことになった。

ちひろさんにも経緯を話し、了承を得た。

 

尚、本田両親は、「出て言ったのだから、帰って来てもらっても迷惑だ。」

と言ったらしい。ひどい親もいたものだ。

 

因みに、本田未央の家だが、私の隣の部屋を借りた。また自殺未遂をされても困るし、監視、と言えば聞こえが悪いが。

 

そんなこんなあって、事務所にもう一人増えた。

 

近い未来、高森さんと、本田さんが、百合カップルになるのは誰もが予想できるぐらい二人がわかりやすい反応を取ってくれたのはいい思い出になりそうだ、

 




どうでしたか?
ちょっとシリアス気味に書いて見たのですが…
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