やはり俺がこの終末世界を生き延びようとするのは間違っている。 作:きょうポン酢
俺の名前は比企谷八幡だ 俺の日常はある日を境に一辺してしまった それは平凡な高校生には重すぎるほどの出来事が俺たちを襲ったのだ 俺たちは死に際に立たされながらも知恵を振り絞り生き残る決意をした 何とかして総武高校を脱出した俺たちは今新たな窮地に立たされていた
いろは「せんぱい!なんでこんなことになってるんですか~!」
八幡「なんでこんなことになっちまったんだろうな…」
雪乃「比企谷君ぼさっとしてないで戦って頂戴!気を抜くとやられてしまうわ!」
俺たちは街で奴らに囲まれながら避難所を目指している なぜこんなことになっているのかというと、時間は少し遡る
数時間前
俺たちは総武高校を脱出した後、避難所へ向かうべくマイクロバスを進めていた
結衣「これで一安心だね!やっと一息つけるよ!」
俺は由比ヶ浜に傷を手当してもらっている
八幡「どうだろうな…道が止まっている車で塞がっているところがあるようだし、さっきから何回も迂回しているからな」
雪乃「このまま無事に避難所へたどり着ければいいのだけれど…」
小町「あ!あそこ見てください!」
小町が何やら見つけたようだ
いろは「あれは…銃のお店ですかね…?」
静「どうやら銃が手に入りそうだ、小町君お手柄だぞ」
俺たちはバスを止めて店の前に降りる
八幡「由比ヶ浜と一色と小町はバスで待っていてくれ!俺たちは使えるものがないか探してくる!」
店の中に奴らはいないようだった、俺たちはショーウインドウをこじ開ける
雪乃「だいぶ荒らされていますが使えるものも残っているみたいですね」
静「これは…イサカM37か、インターネットで見たのを覚えているぞ、確かポンプアクション式のショットガンだったはずだ、あとはスプリングフィールドM14だな、これは小町君にいいだろう、確か入学時に槍術を使えると言っていたしな、先端にナイフを括り付ければ槍になるだろう、これはAR10か、雪ノ下はこれがいいだろうな、射撃精度が一番高いのは君だからな」
八幡「先生よく分かりましたね、普通知りませんよそんなこと」
静「昔付き合っていた男の趣味だよ、モデルガンなんかを買ってやったのにあいつ…」
雪乃「これはクロスボウガンですね…平塚先生に似合うと思います。」
八幡「由比ヶ浜や一色のためにも拳銃を持って行ってやるか」
静「それはベレッタM92だな、2丁持っていってやるといい」
雪乃「弾薬や弾倉もあらかたリュックサックに詰め込みましょう」
静「我々は銃の扱いは素人同然だからな…避難所で詳しい人がいればいいのだが」
俺たちはバスへ戻った
小町「お兄ちゃん銃がたくさん!映画みたい!」
いろは「なんか頼もしいですね~」
静「そろそろ出発しようか、全員席につきたまえ」
バスを走らせると避難所が見えてきたが、バリケードが張り巡らされていて車で進むのは困難だった
静「ここにバスを止めようと思うが、良いかね?」
バスを止めた瞬間、隣のビルから爆発音が鳴り響いた ビルから煙が出てしまっている…
雪乃「まずいわ!今の音で奴らをおびき寄せてしまったみたい!」
俺たちはバスから荷物を持って避難所へ向かおうとしたが、奴らに囲まれてしまっていた
八幡「結局こうなっちまうのか...!」
話は冒頭へ戻る
俺たちは鈍器で奴らに応戦していた、うかつに銃を使えば暴発して自分がケガをするということが起こり得るからだ
結衣「ヒッキー!あたし達どうすれば...」
小町「小町的にポイント低すぎですよ!」
小町もスプリングフィールドM14にナイフを付けた槍で応戦している
静「まずい!これ以上数が増えたら我々でも対処できないぞ!!」
平塚先生もバットで応戦している
そんな時、どこからが声が聞こえてくる
???「大丈夫か!俺たちが手を貸すから今のうちに避難所へ急ぐんだ!」
どうやら避難所の人たちが手を貸しに外へ出てきてくれたようだ
???「そこにいるのは…比企谷なのか?」
突然声をかけられ振り向くとそこにいたのは…
八幡「お前…葉山か…?」
そこにいたのはいくつかの見知った顔と驚きの顔をしていた葉山隼人だった
読んでいただきありがとうございます。今回は八幡たちと葉山隼人たちが出合いました。
今後彼らがどのように関わっていくのか注目してください。