やはり俺がこの終末世界を生き延びようとするのは間違っている。   作:きょうポン酢

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第十二話

 

 

俺たちは城廻先輩を救出するため、奴らと戦闘を行っていた

 

 

材木座「材木座ァーデストロイヤァァァ!!!」

 

材木座はメイスを棍棒の様に使い、数体の奴

らを吹き飛ばしていた

 

沙希「ホントに鬱陶しい奴らだよ!」

 

川崎は裏拳で奴らがヨロけたところを奴らの首をへし折ってしまう

 

戸部「俺たちを舐めんじゃねえって!!」

 

戸部は鉈で奴らの首を切り落とす

 

雪乃「こんな程度じゃ私たちがやられる道理も無いわね!」

 

雪ノ下は釘打ち機で奴らを殲滅している

 

小町「小町の活躍も忘れてもらったら困るよ!!」

 

小町は体捌きを駆使しながらスプリングフィールドM14の銃剣を使い奴らをねじ伏せて行く

 

静「ハッハッ、見ろ!人がゴミのようだ‼︎」

 

平塚先生はボウガンを撃ち込みながら、高笑いをしている、あんたはどこの大佐だよ

 

葉山「城廻先輩!あと少しだけ頑張ってください!」

 

葉山は金属バットを使って応戦している

 

津田「キミ!もう少しの辛抱だぞ!」

 

津田さんはサバイバルナイフを使って、奴らと格闘している、あれが軍隊式格闘術というものなのだろうか

 

俺の前にも奴らが現れた、俺はバールを使い奴らの首を引っ掛けた後、奴らが集まる場所へ投げつける

 

『せんぱ〜い、奴らの数がバラついてきたので射撃しまーす』

 

無線で俺に連絡が入る

 

『いいぞ、由比ヶ浜がいるんだな?』

 

『そうで〜す』

 

いろは「結衣先輩、射撃許可下りました〜」

 

結衣「ありがとう、いろはちゃん」

 

由比ヶ浜と一色は避難所の屋上にいる、一色が望遠鏡を覗き俺たちの様子を見ているのだろう

 

 

由比ヶ浜はサイレンサーの付いたAR10で射撃を開始する

 

静「射撃しているのは由比ヶ浜か...途轍もない精度だな、一度も外してはいない様だ」

 

由比ヶ浜は初陣で既に才能を発揮していた

 

主に由比ヶ浜の活躍により奴らを数分で片付けてしまった俺たちは城廻先輩を避難所へ招き、夕食を共にした

 

城廻「みんな助けてくれてありがと〜!」

 

城廻先輩は凄い勢いで食事をしている

 

雪乃「一体何があったのですか?」

 

城廻「実はこの騒ぎが起きた後私はキャンプで生活していたの...私を助けてくれたグループは奴らに襲われて...それで...私は何日も奴らから逃げていたの...」

 

城廻先輩は泣き出してしまった

 

結衣「めぐり先輩...大変だったんですね..」

 

俺はふと気になって城廻先輩に質問をする

 

八幡「城廻先輩ずいぶんと小綺麗な服を着ているんですね」

 

城廻「あ!分かるの?これお気に入りの私服なの!」

 

八幡「そうですか」

 

静「何はともあれ無事で何よりだった、君は私の元教え子だ...私は嬉しいよ」

 

城廻「静先生...」

 

城廻先輩は頭を下げる

 

城廻「みんなお願いがあるの!私がいたグループの人が身動きが取れなくなってる人がいるの!その人達を助けて!」

 

城廻先輩は俺たちに頭を下げる

 

葉山「くっ」

 

ーのーーはーーーーーへーーーーーわー、ーーーーーはーーーーーーーーーーだ

 

葉山「...」

 

葉山「俺は城廻先輩の仲間を助けに行きたい、みんなにもお願いしたい」

 

葉山も頭を下げる

 

戸部「さっすが隼人くん!それあるわ〜」

 

結衣「みんな協力してあげようよ!」

 

雪乃「そうよね、困っている人達を見捨てられないものね」

 

材木座「左様!我は将軍であるぞ!下々の者に手を差し出すべきであろう!」

 

城廻「比企谷君はどうかな...??」

 

八幡「え、ええ」

 

俺は何か違和感を覚える、この違和感の正体は何だ...どこから来ているんだ...?

 

八幡「城廻先輩少し席を外してくれませんか?俺たちは"会議の途中だった"ので」

 

俺は考えられうる可能性を思考する

 

静「(途中だと...?会議はここまでと言った筈だが...)」

 

城廻「あ!じゃあ私お風呂に入ってくるね!絶対のぞいちゃダメだからね?」

 

城廻先輩は浴場へと向かっていった

 

戸部「なになにー?ヒキタニ君!」

 

留美「八幡どうしたの?」

 

結衣「ヒッキー、何か言い忘れてる事でもあった?」

 

八幡「お前ら何か変だと思わなかったか?」

 

雪乃「比企谷君、それは一体どういうことなのかしら?」

 

俺は違和感の正体に気付く

 

八幡「なぜ城廻先輩は避難所に辿りつけたんだ?」

 

いろは「奴らを倒して辿り着いたんじゃないですかー?」

 

八幡「だとすると疑問が残るな、なぜ城廻先輩は丸腰で数日もの間奴らから逃げ、避難所に辿り着くことが出来た?」

 

沙希「それは...格闘術でも使えるんじゃ無いのかい?それか、避難所に来る直前に武器を失ったか、もしくは壊れたか」

 

八幡「なるほど、そうだったと仮定して話を進めようか、ではなぜ城廻先輩の服は汚れていなかったんだ?」

 

八幡「城廻先輩は私服を着ていると言っていたよな?数日もの間奴らから逃げていて、服を選んだり洗濯何かする余裕は有ったと思うか?この地域は配電が止まっているのにも関わらず、だ」

 

八幡「結論を言おうか、城廻めぐりは奴らから逃げてなんかいない」

 

俺はそう結論づける

 

八幡「ただあの人がどういったつもりでそんな嘘をついているかは分からないが」

 

葉山「比企谷...お前は城廻先輩を疑っているんだな?」

 

八幡「あれで何も無いと考える方が不自然だ」

 

葉山「俺はそれでも城廻先輩を信じたい」

 

八幡「勝手にしろ、ただ何かあった時のために策を講じさせてもらう」

 

ガチャ

 

城廻「お待たせ〜、会議は終わった〜??」

 

八幡「ええ、ちょうど終わりましたよ」

 

俺は目を腐らせながら

 

 

 

 

 

 

八幡「その依頼、受けましょう」

 

俺たちは翌日城廻先輩と共に城廻先輩がいたグループの救助のため、キャンプへ向かうことになった

 




今回も読んでいただきありがとうございます。

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