エミヤを魔改造したかっただけ   作:名状しがたい魔王

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案ずるな唯の大英雄だ。

まずEMIYAがした事はアヴァロンと成っている自身を光線とイリヤ達の間にねじ込み光線を受け止める事だった。

 

「アヴァロン展開!次元貫通無し、クリア。」

 

しかし、背後からセイバーズの魔力の高まりを観測、イシュタルは防御系のスキルは無いので防御に期待出来ない、アヴァロンの展開に魔力と演算を持って行かれているので自分が避ける事は不可能である、そこでEMIYAはギリギリ残った演算領域でイリヤ、美遊、ルヴィアを補足し鏡面界から弾き出す。イシュタルは自分でワープ出来るので問題ない。

 

『!?イリヤさん、美遊さん!衝撃に備えて下さい!鏡面界から弾き出されます!』

 

「え!?」

 

困惑するイリヤと美遊が弾かれたところでアヴァロンの展開を停止、再生に重点を置きローアイアスを展開、この間わずか二秒だったが、エクスカリバーモルガンとクレラントブラッドアーサーを完全に弾き、アルケイデスビームが掠りながらも小学生サイズに縮む事で右腕が吹き飛ぶだけで済んだ。

 

「はあ、あぶねえなあ!あとなんで座にも居ねえであろうお前さんが居るんだよ?」

 

アルケイデスに向かって指を指しながら言うEMIYA。

 

「それはお主のおかげだよ・・・全く、酔狂だな自身で座の如き魂の保管場所を作り出すとは、お陰で御主の記憶と入力したデータから正式に英霊と成り更にそこから座にアクセスする事で全く完璧に英霊としての力を振るえる様に成った。・・・ククク!ハハハハハ!愉快愉快、全く有り難くて笑ってしまうわ!」

 

「・・・・あああ!畜生!自我や記憶保持を付けたまま自身の記憶や採取したサンプルから英霊をセーブしたからこんな闇堕ち大英雄まで再現されちゃった上!勝手に出てきたのか!!・・・・もうちょっとロックキツくしておこう!帰ったら!」

 

全力でEMIYAを馬鹿にするアルケイデスと全力で反省しつつ全く後悔して居ないEMIYAだが両者ともに全く隙を見せない。しかしイシュタルが撤退を開始したと同時にアルケイデスが弓をつがえアルトリア顔2名も動き出したので一気にイシュタルの元へ転移し防衛線を開始する。

 

「なかなかの強者だな!だが!弱点はある!貴様の弱点は死を恐れない事だ!」

 

そう言いながら矢の様なビームを出して来るアルケイデス、その全く隙の無い攻撃を受けながらセイバーズの攻撃も凌がなければ成らない。

 

「死を恐れてちゃこんな局面乗り切れねえから!」

 

「ハハハハハ!確かにな、だが人は死ななければ弱くなるのだ!故に最も弱くなるのは獲物を仕留めた瞬間なのだよ!」

 

「アレ?実はお前マイルドに成ってね?」

 

そしてなんとかイシュタル遠坂とEMIYAは撤退したのだった。

 

 

 


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