エミヤを魔改造したかっただけ   作:名状しがたい魔王

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さあ!見せてもらおうか、英霊トーサカの可能性をな!

夜です!我々は冬木大橋近くの公園のような広場に集まっていた!

 

「さあ、2枚目のカード回収なんだけど・・・あんたなんか知らない?」

 

凄い疑いの眼差しを向けられる俺氏、仕方なく出てくると想定されるクラスカードを告げる。

 

「今回は不確定要素が多すぎるが・・・確実なのはキャスターとセイバーが居るって事だ。」

 

「・・・まさか、と笑い飛ばせたら良かったのですが・・・前回も二体しかも同じクラスカード、つまり普通に考えれば相手は四体・・・大丈夫ですの?」

 

いつになく不安げなルヴィアっち、それもそのはず一回既に鏡界面に侵入したが四人ともキャスター一人にコテンパンにされて居るのである。まあ、俺に伝えられてた時間がズラされてたってのもあって追いつけなかったのだ。

 

「よし!遠坂!俺からのプレゼントはちゃんと持って来たかな?」

 

「え、ええ?どうしたの?」

 

遠坂の出したそれは五芒星の描かれた赤い腕輪である、そしてその上に俺氏自作のとある英霊のカードを載せる。

 

「え!?これクラスカードじゃない!何処から持って来たの!?」

 

「作った。」

 

「「『『ハア!?』』」」

 

杖と魔術師達が煩いが一気に起動させる。魔力を流し込むと遠坂を中心に魔術陣が組まれて行く。

 

「ニャハハハハ!成功だ、さあ!遠坂!叫べ夢幻召喚(インストール)とな!ハッハハハハ!」

 

「ハア?あんた一体何言ってんの!?」

 

『あ、あり得ないです!生身の人間に英霊を降ろすなんて!そもそもどうやって座に接続したんです!?』

 

動揺する遠坂とあり得ないと叫ぶステッキ、しかしEMIYAの技術は解析と模倣に置いて右に出るものはいないのである。

 

「まあ、いいじゃないか、絶対に成功するし絶対に後遺症は(ほとんど)無いから。」

 

「あ、怪しい・・・でもやってみちゃう!インストール!」

 

そのトリガーを言うと同時に強大な魔力が遠坂を取り巻き変身して行く。

 

『うわわわわ!クラスカードを触媒に無理やり英霊を呼びつけさらに憑依!?バカですか!?』

 

『そんな・・・無茶な。』

 

ふふふ、ステッキ達よ、これがクラスカードの真の力だよ。光が落ち着きシルエットが出てくる。うん!布面積減ったなあ。

 

「私は女神イシュタル。美の女神にして金星を司るもの・・・って、違う違う!力を貸してくれるんじゃなかったの?・・・ええ、勿論その代わりちょーっと体の制御を借りるだけよ♡」

 

「よっしゃ!」

 

ガッツポーズするEMIYA。

 

「な、ナニコレ。」

 

「英霊を取り込んだ・・・違う・・・?」

 

困惑する魔法少女ズ。

 

「う、美しい!そんな!凛がこんなに素敵になれるのに・・・グハ!」

 

倒れるルヴィア。

 

「じゃあ行くか、カード退治にさ?」

 

ここで初めてパイルを装備するEMIYA。

 

「さあ!レッツゴーよ!・・・ちょっと、なんの対策もなしなの?」

 

「安心しろ、俺が居る限り防御に置いて俺を越えるものはまずいない。」

 

そう言って、EMIYAが開いた次元接続から魔法少女と女神遠坂、唯のルヴィア、パイル装備のEMIYAはキャスターとその他大勢を倒すため鏡界面へとむかったのであった。

 


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