エミヤを魔改造したかっただけ   作:名状しがたい魔王

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今後の方針は何処へ?

さて・・・真面目な話をしようかなぁ?

 

「突然だが・・・お二人さん?」

 

「はい?」

 

「・・・何ですか?」

 

律儀に返事をするイリヤと美遊ちゃん、名前はさっき聞いた。

 

「空は飛べるかね?」

 

「「はい!?」」

 

イリヤは先ほどの戦闘中も飛んでいたが見た感じ美遊ちゃんは飛んでいないように見えた・・・つまり!原作どうりこの次の日にボコられてしまうのである。

 

「ちょっと!飛行なんてそんな高度な魔術をこんなど素人が・・・あれ?イリヤ、あなたもしかして・・・」

 

「え?魔法少女は飛ぶものでしょ?」

 

突っ込む遠坂も先ほどの戦いを思い出して固まり、イリヤはさも当然のように飛んでいる。それを見たエーデルフェルトが期待を込めて美遊を見るが・・・

 

「は!ならば美遊!貴方も「人間はとべません!」・・・ゆ、夢が無い!クッ!次回までに飛べるようにして差し上げますわ!覚悟していなさい、凛!そしてイリヤ!」

 

まあ、普通そうだよね。美遊くん、君は正しいよ。まあでも

 

「俺も飛べるけどね。」

 

「「「「なにー!?」」」」

 

酷いよ!みんな、俺のこと不思議なものを見る目で見ないでよ!心が痛いよ!

 

「な、何ですか、何で飛べるんですか?」

 

最早尊敬すら感じるよくわからないものを見る目をした美遊くん・・・君にはこう答えよう。

 

「魔法使いは飛ぶものなんだよ。」

 

「「んな訳あるか!」」

 

青いのと赤い悪魔の拳がギャグ属性になり俺に突き刺さる、そして思う、お前らも宙に浮いてね?と。

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで今日は解散、俺は遠坂とイリヤに小学生モードでついて行く。

 

「おう!そうだ忘れてた。遠坂さんよカード見せてくんない?」

 

「え?いいけど?」

 

ふむふむ・・・此処を・・・あーけどな此処をいじるとエミヤさんが・・・まあいっかあとで作ればいいや。クラスカード位できるだろ。

 

「ありがとう。じゃあまた明日の夜!遠坂は俺のプレゼント絶対持ってこいよ!イリヤもお休み!」

 

そういって消えるEMIYA。

 

 

「・・・忙しないわね・・・」

 

「そうですね。」

 

『もう!私忘れられてるんですけど!?』

 

まあ、そうなるよな。慣れて来た遠坂達はそれぞれ途中から別の道を進んでいったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「飛ぶのです!美遊!」

 

「むぎゅ!?」

 

『み、美遊様!大丈夫ですか!?』

 

さて、次の日は休みである。そして今山で遊んでいたら空から美少女が降って来た・・・うん、近くに巨大な魔力反応があったからイリヤかな〜とは思ってたけど、落ちて来たってことは・・・美遊ちゃんか。

 

「ふむ?大丈夫かい?」

 

「だ、大丈夫!?」

 

飛んでくるイリヤ、さすがに生で人間が上から降って来てクレーターを作ったのに驚きを禁じ得ない俺が声をかける。

 

「飛んでる。」

 

『ええ、ごく自然に飛んでいますね。』

 

そしてこっちを見てしきりに飛んでいることを強調してくる美遊ちゃんと冷静なサファイア。どうやら話を聞いて行くとあまりに飛ぶイメージが湧かなくて困っているらしい。

 

「じゃあね!こう、フワフワーっと。」

 

「?」

 

イリヤの擬音語飛行法を試すも失敗続きのようである。おっと?こっちに来たぞ?

 

「貴方はどうやって飛んでいるの?」

 

「・・・大抵は重力反転か空中に立つようなイメージかな、後スピード出したい時は自身の前方に風除け用の円錐形の結界を生成して、魔力を後ろから放出するとか・・・風に変換するとか?」

 

取り敢えず無難なのを答える、ぶっちゃければ水素の上を走ったり色々横着してるんだが。だが美遊ちゃんにはちょうどいいアドバイスだったらしい。

 

「サファイア、出来そう?」

 

『勿論です。これでも魔術礼装としては超一流の性能ですから。』

 

まあ、せっかく魔術礼装に人格があり魔術を発動してくれんだから、注文だけしてみよう、みたいな感じだな、現に飛んだはいいが最早ロケットじみた何かになってるし・・・あ、ヘリに当たった。・・・俺シーラネ、まあ受け止めたりはするけどね、原因は俺じゃないと信じたいマジで。

 

「まあ精進あるのみさ。」

 

 

 


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