「魔術は敵か味方かわかんない相手に撃つものじゃねえし、あと不運な小学生をいじめるもんでもねえから!」
「ハイ、スイマセン。」
さて、今正座してるのは遠坂、叱ってるのは不本意ながら俺。と言うかめんどくさかったわ此処まで持ってくんのが、まずミンチにされた俺を見て気絶した二人を起こし、俺がでかくなったり縮んだりウザいステッキを踏んだりしながら遠坂に説教、と言うか二人とも名前を聞いたらやっぱりイリヤと遠坂だったがそれはまあいい、そこからだよ、またガンド飛んで来るわなんだかごちゃごちゃ言ってきたので取り敢えずイリヤの部屋に上げてもらい防音の魔導を発動させ説教を時間圧縮で体感一時間ぐらいしてやっと反省してくれたようだ。
今はイリヤとステッキに話しかける。
「イリヤさん?大丈夫か?概要はさっき言った通りなんだが・・・理解できた?」
「ほえ〜」
あ、これダメだ。説明面倒いわ〜
「遠坂、宜しく。俺はまあ、呼んでくれりゃ来るよ。」
「ハア!なに言ってー
シュン!
「「『き、消えた!?』」」
観測結果によると会話内容は大体同じぽかったぜ。
さて、時刻は飛んで次の日の朝!俺は・・・・
「いや〜、釣りは良いな!」
元の姿で川で魚を釣ってた。もちろん並行世界の観測を行い、かつカードの位置を再確認中である。断じて久しぶりに釣りがしたいとか、小学校へ編入は面倒いとかそういう訳では無い!
「あんた・・・なにやってんの?」
おっと、遠坂さんだ。此処は笑顔で・・・
「どうしたんだ、礼装に見捨てられちゃった系ツインテールよw」
「死ね!」
まあガンドとかなら通常俺を傷つけることなど不可能、昨日のは狙っただけなのでガンドは俺に衝突する前に消滅した。それに目を剥いて居る遠坂に再度声をかける。
「で、どうしたんだ?学校の校庭のほぼ中心にライダーのクラスカードでも落ちててそれの回収にイリヤを連れて行きたいけどぶっちゃけ素人にはアレだから暫定魔術師の俺に話をしに来たのか?」
「怖いわ!後、なんでそんなに全部判ってんのよ・・・ストーカー?」
困惑気味かつ変態を見る目で俺を見て来る遠坂・・・まあ、そうなるよね。
「まあ、楽しそうだから行くとするよ、ああ、後これをやるよ。」
「あ、ありがとう?これは?」
「うーんヒントはなぁ・・・宝石爺だ。」
「はあ、大師父?まあ良いわ貰っとく、じゃあまた今夜。」
そう言って、ポケットに俺の贈り物をしまいながら立ち去って行く遠坂を見送り俺は今日の昼食、焼き魚を食べるのであった。