エミヤを魔改造したかっただけ   作:名状しがたい魔王

77 / 132
ツインアーム・ビッグクランチ!って、はじめ聞いた時お菓子の名前かと思った。

「投影開始!」

 

天草の方に向き直り礼装によるサポート全開で宝石剣を投影しようとする遠坂。

 

「ggggggffff!!」

 

対する天草オルタも両腕に魔力を収束して行く。しかし、そこにジークが突っ込んで行く。

 

「ジーク!バルムンクを開帳してください!」

 

「行くぞ!バルムンク!」

 

「!!?」

 

ジャンヌの令呪が輝きジークフリートとしての権能を十分に発揮できる状態になったジークのバルムンクが天草オルタの背後から炸裂!天草オルタの魔力収束が乱れる。

 

「そこよ!宝石剣全展開!次元の狭間に御招待よ!次元消滅砲!発射!」

 

ギュピン!ズドオオオオオオン!

 

一瞬宝石剣の輝きが空間を満たした後、その空間、時間軸ごと焼き尽くさんとする対界宝具のような強烈な魔力が発射、天草オルタを呑み込み・・・・

 

「jhxndiejsh・・・・ここで、終わりか・・・」

 

消滅して行った。

 

「やった・・・・な。」

 

完全な消滅を確認する前に変身が解けるジーク。

 

「ルーラーの権能の快復、敵の消滅を確認しました!やりました!」

 

「うお!?」

 

「あ・・・す、すいません。」

 

消滅を観測したジャンヌが喜びのあまりジークに抱きつき、そのあとちょっと照れ照れした二人の甘々空間が形成されたり。

 

「二人共・・・・はあ、まあいいわ、もう数十秒でこの空間から弾かれるし。礼装解除・・・・あああああああああああああああああああああああ!」

 

礼装解除に伴い凄まじい羞恥感と後悔で地面に頭を叩きつける遠坂など素晴らしい光景が広がっていたが、空間から弾き出された彼らはもう一度戦うことを決意させられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠坂達が出て来る少し前に戻る。

 

 

「此奴はやばいぜ!退がれ!モードレッド!」

 

「クッ!無理だ!逃げる隙もねえよ!」

 

EMIYA達がアジ・ダカーハに向かって走っている間にどうやら獅子劫と赤のセイバーがこの馬鹿でかい神秘に喧嘩を売っていたようだった。しかし、神の作り出した化け物をたった一人のデチューンされた英霊で止めるのは不可能、早速ピンチな感じである。

 

「颯爽登場!銀河美少女!謎のヒロインX!」

 

「うわ〜、黒くて太くておっきいよ!」

 

そこに最初に現れたのは色々とアウトな感じのセリフを吐くセイバーとジャック。

 

「・・・魔力残量50%、封印解除に5分、弱体化解除は6分後・・・残り時間はあと五時間で、相手は神のペットか・・・セイバー!ジャック!五分は持たせてくれ!」

 

そしてゆっくりと現れた色々と制限付きなEMIYA何故かボロボロである。

 

「GAAAAAAAAAA!」

 

咆哮を上げ新たな敵を捻り潰そうと動く三つ首の悪龍。

 

「行きます!」

 

「殺しちゃおう。」

 

そこに飛び込んで行く二人はまるで英雄だった。

 

「父上!?」

 

「剣さばきが甘いです!ドラ息子!」

 

「息子、息子!わーい父様大好き!」

 

駄目だ!やっぱりカオスだった!

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。