「ハッハッハッハッハッハッハ!フンヌ!テア!トゥ!」
現在ロンドンの街中をパルクール地味た動きで高速移動中なのは勿論EMIYAである。案の定ギリギリまで礼装を弄っていたので七時には始まる談話会に遅れそう、と言うか常人なら諦めて連絡をいれるレベルである。時刻は・・・・六時四十分。弓兵の店まで歩いて三十分、飛んで一秒しかしこんな街中で謎の飛行物体がぶっ飛べる訳もないので、この無理矢理なパルクールでどうにか陸路で十五分の計算だが・・・
「キャー!引ったくりよ!」
「ヘッヘッヘ!ぷげら!」
「はい、どうぞ、では!」
「ありがとう!」
この様に、進んでいるだけで既に五件である。むしろ治安を疑問視するレベルである。おかげで一件三十秒くらいのペースで解決していても既にギリギリである。
「うお〜!タダメシのためなら!俺は!跳べる!シュワっと!」
脚力と今までの勢いを利用して川をほぼ地面と平行に渡りテラス席に・・・
「シュウウウウト!超☆エキサイティン!」
着地した。唖然とする遠坂、普段どうりに動くも間違えて宝具でケーキを切りそうになっている弓兵。そして、普通にドアから入ってくる佐々木小次郎。駄目だ!もう此処は・・・カオスに呑まれているんだ!
「と言うわけでこんばんは!今は・・・よし!間に合っているな。」
「いや、いやいやいや?なんで川の方からそんな無茶苦茶な方法できたし!意味がわからないわ!」
ハッとした遠坂が言葉を乱しつつEMIYAを問い詰める。
「いやー、急いでてさ。」
「・・・それならなぜ佐々木が扉から入ってきてるんだ?」
飄々と受け流すEMIYAだがそこに弓兵の追撃が入り少しだけ考える。
「某は街中を全力で縮地してきたからのぅ。まあ、通行人からはすごい見られたがな!」
何故かドヤ顔で神秘の秘匿ガン無視な行動を暴露する佐々木。
「「少し・・・OHANASHIしようか。」」
「ぐ!ぐあ〜!?え!衛宮士郎!た、助けー
助けを求める佐々木だったがぶっちゃけ自業自得である。弓兵と遠坂に連れられ店の奥に引きずられて行く様は屠殺場に行く牛の様だった。
ギィィィィバタン。
オレハナニモミナカッタ。いいね?
店内にはメディア、セイバー、葛木先生、ネコアルク、ネコカオスとネコ3匹、ルヴィア、シエル、桜、アルクェイド、志貴君、秋葉ちゃんと愉快な使用人、イリヤと愉快な使用人などの濃いメンツが揃っていた。
ネコと使用人ズはせっせと料理を運びシエルは相変わらずカレーを食べていた。
「やあ!」
テラス席から入って挨拶する。
「シロウ!遅いです!」
元気の余っているセイバーの抱きつき攻撃が炸裂!
「こんばんは魔法使い衛宮士郎。・・・う、ううう、シェロ!何故私にいつも連絡がないんですの!私の陰が薄いんですか!?」
優雅な挨拶からは一転して涙目になりながら詰め寄ってくるルヴィア。
「あらあら、今回も無茶苦茶でしたね、坊や?」
「衛宮君、久々だな。」
この空間で最も落ち着いているであろう葛木夫妻は少し笑みを浮かべての挨拶。
「お兄ちゃん!全然会わなかったんだけど?ねえ、全然出番なかったんだけど!?」
少々メタいこと言いつつケーキをばくばく食べているのはイリヤ・・・だが、十八歳程度に成長しておりどちらかと言えばアイリスフィールの面影がある。
まあ、楽しそうで何よりだった。
「グアアああああ!痛い痛い!痛いでござる!」
「神秘の秘匿はちゃんとしろって!言ったでしょ!なんで街中を全力で縮地しちゃうの!?」
「いやー、急いでいたものでな!」
「・・・アーチャー?」
「くすぐり棒は用意できてるぞ。」
「ヴェ!い、いやー。ほら、もうやらないでござるから!もうやらーあ、ぐううおおおおああああ!!」
た、タノシソウダナー。
こうして彼らのささやかな。にしては世界の最高戦力に最も近い物騒な彼らの戦勝会は深夜まで続いた。
佐々木小次郎
NINNJYA?
ステータス
筋力B
耐久C
敏捷A
魔力D
幸運A
補足。
此処の佐々木小次郎はいつも背負っている釣竿入れに入っている物干し竿の完璧なレプロカが依り代の高性能セイバー擬。
現在、言葉遣い以外現代に染まり、武装や性格、服装も変わっている。
スキル
明鏡止水A 本来のスキルを十全につかえるえ。透化や気配遮断などの複合。
心眼(偽)A
宗和の心得B
射撃B 最近増えたもの、銃を使う場合が最も効果が高い
予測B 弾の軌道や刀の軌跡を見つめすぎて生えた。現状、見切りや跳弾などに使われている。
礼装による外付けスキル
切り裂き魔EX 痛覚の無効化を解除し一時的にジャックの亡霊を自身の人格に割り込ませる。
魔力変換:雷B 魔力をワンランク下げる代わりに雷系の身体強化と纏雷を強制発動する。
解析A バイザー越しに見たものの解析を可能にする。
装備
強化外骨格:雷電
まあ、察してくれ。
ジェットストリームな刀と鞘
サ・・・・まあいい。
技
秘剣燕返し
抜刀三連
弾道予測
対人魔銃:超弾
調子に乗って描いた、反省はしている、後悔はしていない。