EMIYAの平穏な日々?
「うーん、うーん?どうしたもんかな?」
砂漠、いや荒野だろうか?其処には難民達が集まるキャンプがあった、その少し離れたところにあるキャンプでは通りすがりの平和主義者EMIYA君が腕を組んで悩んで居た。
「解決は・・・出来る、だがなあ。」
「シロウ!ご飯!下さい!」
俺は悩んで居た、この難民キャンプで起きている感染症の予防法について、ぶっちゃけ概念魔術で一発で治るのは良いが・・・・今の科学力ではまだ解決できない、神秘を纏った病魔なのである。オカルト的に言えば呪いや呪術に近い物が有るのだが別にこの地域では不思議なものではなく、地元のシャーマンがちょっと祈祷すれば治る・・・地元の人たちもそんな感じらしい。だが、現代科学と言うのを信じ切っている此処のPKOが話を聞いてくれないので有る。仕方ないのでセイバーにご飯を出しつつ皆んなに知恵を出してもらうことにする。
pcを起動し最近ご無沙汰なみんなのチャットを開く。
EMIYA:よう!みんな元気!
赤弓兵:なんだ、こんな夜遅くに?
魔女っ子:そうなの?こっちは朝だけど?
ゴザル:おお!久々に充電をしたら皆集まっておったか。
公明:・・・また厄介ごとかね?
葛木宗一郎:メディア、今帰る。
魔女っ子:宗一郎様!今シチューが煮えたんですの!
葛木宗一郎:楽しみだ。急ぐとする。
葛木宗一郎が退出しました。
EMIYA:あー、実は今ニカラグアの難民キャンプにいんだけど、ちょっと此処のPKOが頭硬いんだ!助けて!
公明:どう言う意味でかね?まあ、君が相談してくるって事はそれなりに厄介なんだろうが・・・
赤弓兵:どうせ呪いの様な物が蔓延しているが其処の団体が一般人だとか、そう言う事だろ?
ゴザル:うむ、儂も今南米?というからてんあめりかというかところにおるが・・・妙に瘴気が漂っておる。一年前はもっと清らかだったはずなのだが・・・
EMIYA:多分、此処の祈祷師の行動が制限されているんだよねー、不衛生だとか、なんだとか理由をつけてね。
公明:ふむ。儀式の代行。と言うのはどうだろう?君のことだから伝承や儀式について調べはついているんだろう?
赤弓兵:私からは元を断つのをお勧めする。醜悪な呪いなら尚更だ。
麻婆神父がログインしました。
麻婆神父:EMIYAよ、次はいつ帰ってくる?此方は注文通り聖水が出来たんだが?
EMIYA:わかった、この件が片付いたらすぐ帰る。ところで・・・やっぱ良いや。
麻婆神父:了解した。後、やるなら静かにやりたまえ、私は聖杯戦争の後片付けが嫌で隠居した様なものだからな。
赤弓兵:それで良いのか・・・・
公明:コレは・・・何か中間管理職の宿命を感じるな。ああ、後私からも神秘の秘匿は絶対だと伝えておこう。
ゴザル:EMIYA殿!見つけたでご
EMIYA:みんなありがとう!
pcを閉じ佐々木小次郎を見る。
「随分と・・・ワイルドになったな。」
「そうで御座ろう!この着物はなかなか良いもなのだ!」
其処には意外にも現代風なジーンズにT-シャツ、パーカーに下駄それに釣り道具の入れの様な筒とリボルバーを提げた優男が居た。
「へえ、そいつも使うの?」
「おう!中々に厳しい鍛錬だったが自在に跳弾させたり、六発をほぼ同時に撃てるようになったりもしたぞ?それに・・・刀も新調してな!この、赤い刀身の『高周波ブレード:抜刀鞘付き』と言う優れものでな!良いものだ!」
「お、おう。まあ飯でも食おうぜ?」
「ありがたい!」
佐々木小次郎・・・と言う名の別人じゃ無いだろうか!?最早原型も何も現世を満喫した結果強化されてるんだけど?・・・まあいい、一緒に飯食ったらサクッと原因潰してくっかな?