「お、おおおおお、や、やばいんだな!パターン赤!エ、EMIYAなんだな!」
オタクファッションなネコがレーダーの反応を他のネコへ伝達する。
「まあ!速度がはやすぎるわ!あんなフィールドの端から・・・もう後五十秒後よ!」
オペレーター風に着替えたピンク頭のネコが叫ぶ。
「フンフンフン!」
明るいネコアルクに似たネコが頭をガクガクしている。
「ふふ、ハッハッハッハッハッハッハ!ついに来たか!我がマスター!」
「向かってくるなら・・・・迎撃にゃ!いくゼェ!真のネコは目でカオス!目からビーム!」
目を発光させ謎のビームを撃つネコアルク、高笑いするネコカオス。
「白野君!城の中から謎のエネルギー反応!避けて!」
遠坂が叫ぶ。
「セイバー!俺を抱えて兎に角上に飛んでくれ!」
「わかったぞ!余の奏者よ!」
「ランサー!」
「おうよ!」
なんとか全員上に飛ぶ、それと同時に青白い謎のビームが真下を吹き飛ばしていく。
ドゴオオオオォォォォ!
「何・・・アレ?」
「強いていうならビームだな。」
「むっ!奏者よ!彼方から何か突っ込んでくるぞ!?」
目を凝らすとビームが南の方から左右に分断されそれがドンドン近ずいて来ていた。
「アッハハハハハ!イイネェ!英雄ってのはこうでなくちゃ!」
「ランサー、絶対行っちゃダメよ。」
それは、間違いなくJINNRUI最凶の正義の味方だった。
「アッハハハハハ!イイネェ!闘いはこうでなくちゃなあ!投影開始!ローアイアス。偽・螺旋剣!」
そして、カラドボルグⅡを何処からとも無く出した弓に番撃ち放つ。
ゴウン!!
真っ二つに割れて行くネコビーム、そして、城の近くで爆発。事態が不思議な方向に急転し過ぎたためお爺さんが後ろからのビームに掠り、緑茶が爆発オチした。
「ぐっは!ば、爆発オチなんて!サイテーだぜええ!」
「あ、アーチャー!?」
黒焦げになったアーチャーを回収して退却して行くお爺さん、不憫である。
「白。」
「黒。」
「「我らネコ二十七キャッツが二人!ネコ・カオス!ネコアルク!ここで尋常に・・・・しねえ!御主人!」」
「いい気合、そして名乗りだ。感動的だな・・・・だが無意味だ!」
地面に降り立ったサーヴァントとマスター二組が見たのは一瞬の交錯と腹パンされるネコの姿であった。
「これが神拳・・・にのうちいらず・・・か・・・」ガク
「か、カオスがー!!クソ!まだにゃ!まだ私は戦えるにゃあ!!」
そして倒れるネコ、起き上がるネコそれぞれ勝手なことを言いつつ倒れたり、起き上がったりする。
うっへ、均等に殴ったのにアルクが硬いわあ。後カオス!
「適当にいいやがって!カオスめ!俺が李書文先生に怒られたらお前のせいだからな!」
「隙あり!開帳!ゲート・オブ・ネコ!イッケェ
おっと、意識がネコカオスの方に行っちまったぜ、って。なんじゃこりゃあ!連結されたネコアルク似の明るい方が連結した物が地面から高速ではえてきやがる!
「いや!マジでこれ何!?」
「これは、相手がカオスならカオスなほど力を増す鎖!これならマスターに届くにゃあ!」
何ィィィィィィィィ!そいつは!やべえ!ゼ!
何これ?白目