そして、遠坂達に事情を説明してもらいエクスカリバーもとい左腕を取り戻し今さっちゃんが死徒化したので俺の神秘たっぷりな血液で真祖レベルにまで位階を無理やり叩き上げているところだ。え?なんでか?原作によるとこのさっちゃんの死徒適正はとても高くぶっちゃけ真祖レベルらしいので・・・ん?なんで血あげてんだっけ?
「ゔえ!」
「おお、お目覚めか。」
「いやいや!左腕!左腕!」
「ああ、気にすんな。それよりちょいこっち来て。」
「・・・というか私はなんで生きてるんですか?」
「死に方がちょっと厄介で蘇ったんだよ。」
「ははは!御冗談を!」
「・・・まあいいや、吸血衝動とか死徒の気配は無くしたから。まあ、死ぬなよ?」
そう言って左腕をエクスカリバーにしてかっ飛ぶ。
弓塚さつきは内心これは夢だと思っていたが、その後すぐ立ち上がろうとして地面が割れたり、電柱に寄り掛かろうとして粉砕してしまったりと明らかにおかしい自分の体の変化に自身の記憶がフラッシュバック。自分がどうなってしまったのか理解したと同時に左腕が千切れてた人は私がやったんだと勘違いしながらその日は帰路に着いた。
さて、所変わって学校である。どうやらピアニストがご立腹の様だ。
「グオオオオオオオ!なん!なんだ!あのキチガイは!」
「呼んだ?」
「ふあああああ!」
突然背後に現れたEMIYAに驚きを隠せない様子。
「取り敢えず、もう少し待っててくれないか?君の大好きな人を呼んでおいたんだ。」
「ハア? 何を言ってんだてめえ?・・・そういやお前からネロの匂いが・・・」
「ああ、彼か、彼には悪いが殆ど意識がなくなっていたので吹き飛ばしておいた。」
事も無げにそんな事を言う俺に流石に怒りを隠せず魔眼擬を発動させてくる。だが・・・
「当たらなければどうと言うことは無い!」
「クッソがああ!」
しばらくするとアルクェイドがきた。
「おう!やっと来たな?」
「貴方が早すぎるだけじゃ無いの?て言うか背中に子供乗せたままよくそんな戦ってられるね。」
「アルクェイド!アルクェイドォォォォ!」
ウェイ!これでタタリも釣れるな。問題は・・・
「うーん、上手く生きすぎてピンチ臭い。街が。」
「そこは貴方が何とかすべきじゃ無いの?」
そう言っているとピアニスト愛しさと切なさと憎しみでタタリの固有結界とシンクロ融合したのでなんかすごい大怪獣ぽくなっている。ここで、セイバーとのパスがEMIYAに切り替わりリリィサイズになったセイバーを揺する。
「セイバー!セイバー!」
「うミュ!朝ですか?」
「いいや?ちょっとアレを貸してくれないか?」
「シロウ!貴方私を人形だけで誤魔化していたのはすごい重罰だと思うんです。」
「バケツプリン四杯などいかがかな?」
「生クリームもつけるのです!いでよ!えくすかりぱぁ!」
「イイネ、聞き分けの良い子は大好きだ。この切れないパチモンの使い方を教えてやろう!こいつはな、なげるんだYO☆」
かの高名な聖剣のパチモン、しかしその性能は結構シャレにならない。必中なのだ。誰が使っても必中である。問題は攻撃時ダメージが一になる事だが、これも恐ろしい、どんな敵にもダメージが一は入るのだ。例えローアイアスガードでも必中しかつ貫通して一は与えられるのだ。さて、この某最終幻想ではパチモンと罵られネタにされたこの武器は今、絶対に攻撃が当たり一のダメージは与える、と言う恐ろしい宝具になっている。さて、みんなは第一魔法って、知ってる?
チュドオオオオオオオオオオオオオオオン!
「うん、ちゃんと存在否定してくれたね。」
「呪いの装備なので戻って来ますしね。」
「ワケガワカラナイヨ。」