さて、記憶の共有は完了っと。剣は俺の中にしまっちゃおうね。まあ、左腕を生贄にエクスカリバーを貰ってる状態だから腕が生えたりは・・・あ、したわ。うーん久しぶりの生左手なんじゃ!さあ、髪を結って、アーパー吸血鬼のとこ行くか。
「全速前進だ!」
あっ、ついセイバーごと上着もってきちゃった・・・まあいっか。お!あれがあの吸血鬼のハウスね!
「ノックしてもしもーし!」コンコン
「ハーイ!」
ドアを開けるアルクェイドさん。そして俺を見て超!動揺!
「魔法使い・・・さん?」
「そういや名乗ってなかったな、衛宮士郎だ。取り敢えずあの転生体を粉砕する前にお前さんを・・・こうじゃよ!」
そう言って、アルクェイドの前に手をかざし、アルクェイドの封印と拘束術式、吸血衝動を粉砕!ついでにブリュンスタッドと戦いたいのもあったので朱い月の情報を拝借する。
「・・・・・・・・ハア!?」
「よし、大丈夫そうだな。それでは俺は行くか。また会おう!はーはっははははははは!」
阿呆様な顔になってこっちを見ていたアーパーはもう既に星からの力の供給を受けながらにしてロアに縛られることなく自由に志貴君とチュッチュ出来るだろう。
「な、なんだったの?アレは、先ず普通に容姿変わり過ぎじゃない?後デタラメ度もあり得ない速度で上がってるんだけど!?」
自身の吸血衝動が消えたことや様々な枷が外されたのを見て「やっぱりデタラメだわ〜。」と呟きつつもう一回寝ることにしたアルクェイド=サンそして、飛び起きる。
「あれ?あのエミヤっていうの今はさっきロアを倒すって言ってなかった?」
・・・・・取り敢えず、急いで追いかけることにした。
よーし次は弓・・・弓・・・路地裏同盟の人を探そう!あの、不憫なのが死徒になっていたら大変だからな。
「きゃあああ!」
「フヘヘへ」ピアニストポーズ
「へ、変態!」
「うるせえ!」ガブリ
「わあ・・・あ・・・」ガクン
襲われてたwしかも手遅れくさいです。ここで時間制御しても新しい並行世界が出来るだけだし、折角なので吸血衝動を吹っ飛ばして覚醒して貰おう。という訳でロア君が遠野四季なのは確実になったのでちょっと今は人のいない学校に吹っ飛んで貰おう。
「という訳だ!感動的だろ?吹き飛んでくれ。」
「こ、こいつ!線が見えねえ、どういうことだ!ブベラ!」
よし、これで邪魔な変態ピアニスト擬は学校の校長先生の像に突き刺さっただろう、というかもう確認した。あとはこの弓塚さつき?だっけ、を覚醒させるのだ!という訳で左腕パージ!
ドバドバドバアァ
まあ、根本的治療が不可能だからせめて真祖レベルになって生き残って欲しいのでこんなことになってんだけど・・・クッソ、やっぱりもう少し早く来れればよかったな。