眼が覚めるとマーカー対象が近くの公園ですんごい動いて居たのでパイルを解放して窓からかっ飛ぶ。
わあ、志貴とアルクェイドだ〜、行きたくねええええ!でも仕事だから行くか!
「『体は剣で出来ている』、
空中で姿勢制御しつつ手加減投影。そういえば最近投影魔術の様子が可笑しいのだ、主に妖精郷行って帰って来てから、もっと言うとセイバーにエクスカリバーをぶっ刺されアヴァロンと同化してから何だが・・・衛宮士郎の適性はこれに特化しこれ以外はてんで使えない、これ以上俺のエミヤ度を下げたくないんだが・・・
「『我が骨子は捻れ狂う』!真名仮解放!『虹霓剣』ぶち抜け!」
そう、何故か仮とはいえ真名解放が可能になってたんだ(白目)だが、俺のテンションとは逆にパイルは正確に黒い人を貫いた。
ドッッッッッゴオオオオオオオオオ!
さっすが宝具、馬力が違うぜ。巫山戯つつも着地する。
「やったぜ。」
「「いやいや!?」」
おおう?死んでねえな、いや、蘇ってんのか?てか、志貴は死に掛けなのに元気・・・じゃ無くなったね、なんか最後の力を突っ込みに使わせてしまったかな?
「無駄だ、私を倒したくば、私の中の666個の命を散らさねばならぬ。」
ネロ・カオスかよめんどくさい、だけどなあ仕事として任された以上志貴に頼ったらダメだろうしなぁ。けどアレ痛いんだよな〜。
「ねえ?人間さん?何とかならないの?」
・・・ムウ、仕方がない見せてやろう!この魔改造の末『魔法』にまで到達した我が剣製を!パイルを収納、そして左腕をパージ!ウッホいってえ!
「な!?」
「・・・何をする気だ。」
「『体は剣で出来ている』!」
俺の体は剣で出来ている、そこで俺は考えて居たことがあった。・・・何かもっと剣の投影による劣化を防ぎ、より威力を上げ、より真作に迫る或いは越えられる贋作を作れないかと。
「『投影開始』!『束ねるは星の息吹』『星光の剣よ我が前に立ち塞がる敵を粉砕せよ』!」
「馬鹿な!彼の聖剣を生み出そうと言うのか!?」
何かいい触媒は無いかと思案した・・・そして見つけた、俺自身だ。
左腕が見覚えのある形に変形して行く、その刀身の輝きは彼女の高潔を表す。
「『
そして、アヴァロン、アルトリウムなどの影響で星の認識を騙す。
「こんなデタラメだとはな・・・だが隙があり過ぎだ!」
突進し次々と体から使い魔達を放出するカオス、それを避け全ての獣が収納される機会を待つ・・・今だ!
「
「馬鹿な!グオオオアアアアアアアアアアア・・・・」
おまけに無銘勝利拳・改のおまけ付きだ、八回分のエクスカリバーを一瞬にして同時に味わえるぞ?ヘラクレスの様な頑強さがあって、しかも神性やスキルのおまけ付きでも衛宮士郎のカリバーンで七つも命持ってかれるんだ、殆ど真作と変わらない性能なのでどう足掻いても神秘の薄い現代でガード仕切るのは厳しいだろう。後打ち上げたからどう足掻いても此処には帰ってこれない。これで魔力半分か・・・随分人間卒業してしまったな。
「ふう、何とかなったか。」
そう言ってエクスカリバーを左腕に近づけるとあっという間に左腕が元に戻った。
「え?星の認識を騙した?どう言うことなの?」
ギリギリ・・・
「ふむ?」
アーパー吸血鬼の言葉に振り返ると・・・志貴君が七夜君化してたでござる。え?命の危機・・・だったな、でも何でこっちに?
「始めてだ、死の線が見えないなんテェ!」
「クッ、コレ本当に志貴なの?」
うわ、バーサークしてる、反転衝動か?それとも・・・まあいいや、構えよう。
「アルクェイド!お前さんとの遊びはまた今度だな。」
「え〜!」
じゃあ志貴君止めますか。
厨二爆発!俺満足!
因みに偽では無く殆ど杭の様な形に投影されているので擬です。