エミヤを魔改造したかっただけ   作:名状しがたい魔王

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理不尽王!黄金の鉄の塊!その名もEMIYA?

『戦闘システム起動します。』

無機質な声が響き戦闘用モニターとサポートAI、戦術アシストが起動する。

 

「さ、一丁やりますかね。」

 

ワカメはニヤリとして仮想キーボードを音楽を奏でる音楽家の様に叩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

『敵・・・・なんだこれ!?ロボ?』

 

ロマンの通信が入り全員が敵を視認する。鋼鉄のボディ、大量の武装、所々魔術の痕跡も見られるそれは紛れもなく人型の拡大規格のロボットだった。

 

「久々にやるか!」

 

「・・・・?・・・・!」

 

そしてその機体を見るやいなやアルテラを操縦席(仮)に入れたEMIYAがアヴァロンモードで立ち上がる。

 

『・・・・私は突っ込まないよ、ロマン。』

 

『ちょっと休憩してきていいかな?幻覚かな、EMIYA君がロボットにへんけいしたんだけど?』

 

「案ずるなドクター、彼はそういうものだ。」

 

エミヤの哀愁漂う目を見たロマンとダヴィンチちゃんは彼の苦労と彼の可能性に振り回されてきてたであろう過去を思い出し冥福を祈った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『敵、ACを確認、回避してください。』

「馬鹿な!あの機体は!・・・・ふふフハハハハハハ!こいつは良い!船長、主任!手を出さないでくれ、相手が確実にアイツらじゃ無いのはわかったが・・・敵じゃないがこの機体を試したい!」

 

興奮のあまり言いたいことを言って武装を全展開する。

 

 

 

 

 

 

『あらら・・・まあ、仕方ないね〜、あの機体がこの世界での俺たちの機体の素体・・・いや、目指したものだ、興奮するのは仕方ないね。ま、旧世代機(おさがり)で何処までいけるかな〜。うーん楽しみだ。』

 

「ハハハ、あんたもそう思うかい?私もこの戦いが楽しみで仕方ないよ。・・・野郎ども、今夜は休みだ、精々この周りを囲むだけにしときな。」

 

通信越しで電子音になりがちとは言えそれにしても無機質すぎる自身の仲間の声を聞きつつ戦いを見守る元海賊はニヤリとしながら此度は動かないのと言う旨を全機に送信し自分も観戦を決め込む事にした。

 

 

 

 

 

「ッチ!あのパイル・・・厄介だ。魔力増幅炉一号から四号全機稼働開始!自動防御機構展開許可!まだまだ!」

『『試作機:アイアスの盾』起動します。エネルギー接続魔力増幅炉三号機、四号機。』

 

高性能な敵機を落とすため旧世代機がすべきことは幾つか有るがその最も重要なことをワカメは『墜ちないこと』だと思っている。なので一番最初に着る手札は自動防御機構、大量のエネルギーと高重量の為これを積めば相手に落とされないだけで自滅してしまうと言う馬鹿武装だがそれを動力源を増やし、そもそも機体に組み込むと言う力技で解決した、その代わりこの機体はレーダーや冷却機能、果ては自動照準機能までほぼ全てを捨て去り装甲という装甲は全てこの武装で補っている。つまり!強力な電磁波と魔力により浮遊した装甲の中身は・・・

 

「ひゃっっほう!!俺は・・・・風になるゼェェェェェ!」

 

シルバーチャリオッツは装甲を無くして早くなる、こいつは装甲を自身から浮かせることでその速さを手に入れたのだ!

 

 

 

 

 

 

「ハハハ、良い感じに逝ってんなぁ。」

 

『EMIYA・・・これはあの巨人の様な奴か?」モグモグ

 

「そうそう、お前を吹っ飛ばしたあのモードなんだけど・・・うわあ、なんだあの異常な速さ、しかもあのシールド硬いぜ?最強かな?」

 

『・・・・いあ、スペックが違いすぎる。お前さんの勝ちだよ。ケプッ』

 

幼女とロボの会話とは思え無いほど自然だ・・・まあ、ロボットの方がEMIYAだしね、仕方ないね。

喋っている間もEMIYAはゲイボルグを乱射、しかしその全てが自動防御の動く装甲に防がれる。事態はEMIYAの気分によってこう着状態になりつつあった。

 




どうも、みなさん、そろそろ俺の息切れとともに文章への気合が足りなくなってきたよ。タチケテー





現代理論魔術
出席番号6 Dr.ペッパー 年齢不詳

説明不要!変態!口癖はドゥフフフ


必殺技(Dr.ペッパーへの)、黒髭と似てる。

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